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公開番号2025068214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023177965
出願日2023-10-16
発明の名称循環式穀物乾燥機の上部搬送装置におけるシャッタ開閉機構
出願人株式会社サタケ
代理人あいわ弁理士法人
主分類F26B 17/14 20060101AFI20250421BHJP(乾燥)
要約【課題】シャッタ開閉機構の構造を従来よりも簡略化し、製造コストを抑制することが可能な、循環式穀物乾燥機の上部搬送装置におけるシャッタ開閉機構を提供する。
【解決手段】シャッタ開閉機構は、排出シャッタ55に設けられる排出シャッタ用支持アーム551と、該排出シャッタ用支持アーム551に当接して前記排出シャッタ55を開閉する排出側カム552と、放出シャッタ58に設けられる放出シャッタ用支持アーム581と、該放出シャッタ用支持アーム581に当接して前記放出シャッタ58を開閉する放出側カム582と、前記排出側カム552及び前記放出側カム582を回転駆動する一つのモータ59と、を有することを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
穀物を貯留する穀物貯留部と、前記貯留部の下方に設けられる乾燥部と、前記穀物貯留部の上方に配置されるとともに穀物を均分器に搬送することが可能な上部搬送装置と、を備え、
前記上部搬送装置は、
前記均分器へ穀物を落下させる穀物落下口と、
穀物を機外へ排出する排出口及び該排出口を開閉する排出シャッタと、
前記排出口と前記穀物落下口との間に穀物を前記穀物貯留部へ落下させる放出口及び該放出口を開閉する放出シャッタと、
前記排出シャッタ及び前記放出シャッタを開閉するシャッタ開閉機構と、を備え、
前記シャッタ開閉機構は、
前記排出シャッタに設けられる排出シャッタ用支持アームと、該排出シャッタ用支持アームに当接して前記排出シャッタを開閉する排出側カムと、前記放出シャッタに設けられる放出シャッタ用支持アームと、該放出シャッタ用支持アームに当接して前記放出シャッタを開閉する放出側カムと、前記排出側カム及び前記放出側カムを回転駆動する一つのモータと、を有する
ことを特徴とする循環式穀物乾燥機の上部搬送装置におけるシャッタ開閉機構。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記シャッタ開閉機構は、
複数の近接スイッチによって前記排出側カム及び前記放出側カムの回転位置を検知するカム位置検知部を有し、検知した前記排出側カム及び前記放出側カムの回転位置に基づいて前記モータが制御される
ことを特徴とする請求項1に記載の循環式穀物乾燥機の上部搬送装置におけるシャッタ開閉機構。
【請求項3】
前記モータは、リバーシブルモータである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の循環式穀物乾燥機の上部搬送装置におけるシャッタ開閉機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、循環式穀物乾燥機の上部搬送装置によって搬送する穀物を、上部搬送装置の末端側に設置した均分器によって穀物貯留部内に均分するか、当該均分器を通過させることなく穀物貯留部内に投入するか、或いは、上部搬送装置の始端側から機外へ排出することが可能な、循環式穀物乾燥機の上部搬送装置におけるシャッタ開閉機構に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、上部に設置されて穀物が張り込まれる貯留部と、その下部に設置されて貯留部から落下した穀物を乾燥させる乾燥部と、乾燥部の底部と貯留部の上部とを接続する昇降機とを有し、乾燥部の下部から排出された穀物を昇降機によって貯留部へ揚送し、穀物が所定の水分量になるまで循環乾燥を行う循環式穀物乾燥機が開示されている。
【0003】
上記貯留部の上部には上部搬送装置が横架され、当該上部搬送装置の始端側が昇降機の上端部に接続され、上部搬送装置の末端側に穀物落下口が形成されている。当該穀物落下口の下方には均分器が吊設され、上部搬送装置で搬送された穀物を均分して穀物貯留部に張り込むようになっている。また、上部搬送装置の始端側の底部に、切換シャッタで開閉する排出口を設け、乾燥が終了した時に切換シャッタを開けて排出口から機外に取り出すことができる。
【0004】
籾、麦、コーン等の乾燥を行うときは均分器を通過させても格別の支障をきたさないが、豆、そば等を乾燥させる場合に均分器を用いて回転分散させると、周囲の機壁に衝突して損傷粒が発生する。そこで特許文献1ではこのような損傷粒の発生を回避するために、上部搬送装置の機体内に位置する部分の底面に、シャッタで開閉する放出口を形成し、豆、そば等の乾燥を行うときには、シャッタを開いて均分器を通過させることなく放出口から貯留部内に放出するように構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3512727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載の上部搬送装置は、排出口を開閉する切換シャッタの回転軸と、放出口を開閉するシャッタの回転軸に、モータの各出力軸を伝導輪、チェーン等を用いて接続している。このような構成によって上記切換シャッタと上記シャッタとを別個に開閉しているため、部品数が多くなって構造が複雑となり、装置が嵩張り、製造コストが上昇するという問題がある。
【0007】
本発明は上記したような課題に鑑み、シャッタ開閉機構の構造を従来よりも簡略化し、製造コストを抑制することが可能な、循環式穀物乾燥機の上部搬送装置におけるシャッタ開閉機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、穀物を貯留する穀物貯留部と、前記貯留部の下方に設けられる乾燥部と、前記穀物貯留部の上方に配置されるとともに穀物を均分器に搬送することが可能な上部搬送装置と、を備え、前記上部搬送装置は、前記均分器へ穀物を落下させる穀物落下口と、穀物を機外へ排出する排出口及び該排出口を開閉する排出シャッタと、前記排出口と前記穀物落下口との間に穀物を前記穀物貯留部へ落下させる放出口及び該放出口を開閉する放出シャッタと、前記排出シャッタ及び前記放出シャッタを開閉するシャッタ開閉機構と、を備え、前記シャッタ開閉機構は、前記排出シャッタに設けられる排出シャッタ用支持アームと、該排出シャッタ用支持アームに当接して前記排出シャッタを開閉する排出側カムと、前記放出シャッタに設けられる放出シャッタ用支持アームと、該放出シャッタ用支持アームに当接して前記放出シャッタを開閉する放出側カムと、前記排出側カム及び前記放出側カムを回転駆動する一つのモータと、を有することを特徴とする循環式穀物乾燥機の上部搬送装置におけるシャッタ開閉機構である。
【0009】
さらに本発明は、前記シャッタ開閉機構は、複数の近接スイッチによって前記排出側カム及び前記放出側カムの回転位置を検知するカム位置検知部を有し、検知した前記排出側カム及び前記放出側カムの回転位置に基づいて前記モータが制御されることを特徴とする。
【0010】
さらに本発明は、前記モータは、リバーシブルモータであることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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