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公開番号
2025104164
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2024001549
出願日
2024-01-10
発明の名称
籾摺・調製設備
出願人
株式会社サタケ
代理人
主分類
G06Q
50/02 20240101AFI20250702BHJP(計算;計数)
要約
【課題】籾殻の除去、屑米の除去を行ったとしても、正確に籾摺・調製設備の作業完了時間を予測することができる。
【解決手段】籾摺・調製設備20には、演算手段による品位結果及び選別結果を少なくとも含む穀物の調製データを蓄積するサーバー30と、作業者に対して情報を提供する携帯端末40と、を備え、さらに、各センサ、サーバー30及び携帯端末40はネットワーク60を介して相互に通信可能に構成されており、サーバー30には、粒選別機23における屑粒の除去率の多寡及び/又は光学選別機24における不良品の除去率の多寡に基づいて、袋詰め計量機25における単位時間当たりの袋詰数又は単位時間当たりの流量から作業完了予測時間を演算するプログラムを備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
穀物を所定の水分値まで乾燥処理する穀物乾燥機と、前記穀物乾燥機により乾燥処理された穀物を籾摺選別する籾摺選別機と、前記籾摺選別機により籾摺選別処理された玄米を粒選別する粒選別機と、前記粒選別機により粒選別された整粒玄米を良品と不良品とに選別するとともに、選別された不良品を、さらに、着色粒、被害粒、青未熟粒、籾及び異物が、それぞれどの程度の割合で混入しているかを品位ごとに集計する演算手段を備えた光学選別機と、前記光学選別機により選別されて得られた精品を計量・袋詰めする計量袋詰め機と、を備えた籾摺・調製設備において、
前記穀物乾燥機には乾燥籾の量や乾燥籾の水分を把握するセンサを、前記籾摺選別機には機械から排出される精品玄米の流量及び/又は籾殻の流量を把握するセンサを、前記粒選別機には機械から排出される整粒玄米の流量及び/又は屑米の流量を把握するセンサを、前記袋詰め計量機には精品の袋詰め数及び/又は精品の流量を把握できるセンサを、それぞれ設ける一方、前記籾摺・調製設備には、前記演算手段による前記品位結果及び前記選別結果を少なくとも含む穀物の調製データを蓄積するサーバーと、作業者に対して情報を提供する携帯端末と、を備え、
さらに、前記各センサ、前記サーバー及び前記携帯端末はネットワークを介して相互に通信可能に構成されており、
前記サーバーには、前記粒選別機における屑粒の除去率の多寡及び/又は前記光学選別機における不良品の除去率の多寡に基づいて、前記袋詰め計量機における単位時間当たりの袋詰数又は単位時間当たりの流量から作業完了予測時間を演算するプログラムが備えられていることを特徴とする籾摺・調製設備。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記携帯端末には、前記サーバーのプログラムにより演算された作業完了予測時間と、前記光学選別機の演算手段により演算された品位の詳細な分析結果を示すグラフと、を同時に表示してなる請求項1記載の籾摺・調製設備。
【請求項3】
前記携帯端末には、農業データ連携プラットフォームから得られたデータに基づく次年度の対策を考慮した栽培管理指針を表示可能としてなる請求項2記載の籾摺・調製設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、籾摺・調製設備に関し、籾摺・調製設備の下流域、特に、籾摺選別機から袋詰め計量機までの作業完了時間を予測するシステムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、籾摺・調製設備における作業完了時間予測システムとして、特許第6876243号公報の段落[0039]と、段落[0040]に記載された技術がある。この段落[0039]と、段落[0040]に記載された技術は、袋詰め作業開始から5分間で袋詰めされる袋詰めされた袋数を計測して能率(例えば、5袋(約150kg)/5分=1袋(約30kg)/分)を算出し、穀物乾燥機から排出される残りの籾の量を、袋詰めの能率で除算することで、籾摺・調製作業の作業完了時間を予測するものである。例えば、乾燥終了時点の籾の重量が1600kgで、袋詰め作業開始から5分間で袋詰めされた袋数が5袋(約150kg)で、穀物乾燥機から排出された籾量が160kgであった場合には、残りの籾を袋詰めするのに要する時間は約45分(((1600-160)/160)×5=45)と演算できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6876243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の作業完了時間予測システムでは、原料流量の多寡によって作業完了時間の予測にばらつきが生じることがある。すなわち、籾摺選別機においては、籾から籾殻が除去されて玄米が生成され、粒選別機においては、籾摺後の玄米から屑米が除去されるから、年による豊作・凶作などの作柄や、圃場ごとの籾の生育度合いによって、籾摺・調製設備のラインの下流域の機械(例えば、粒選別機の後工程の、光学式選別機および袋詰め計量機など。)では、インプットされる原料流量が異なってくることとなる。このように、ラインの下流域の機械にインプットされる原料流量が異なると、作業完了時間の予測値がばらつくこととなる。
【0005】
本発明は上記問題点にかんがみ、籾殻の除去、屑米の除去を行ったとしても、正確に籾摺・調製設備の作業完了時間を予測することのできるシステムを提供することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明では、穀物を所定の水分値まで乾燥処理する穀物乾燥機と、前記穀物乾燥機により乾燥処理された穀物を籾摺選別する籾摺選別機と、前記籾摺選別機により籾摺選別処理された玄米を粒選別する粒選別機と、前記粒選別機により粒選別された整粒玄米を良品と不良品とに選別するとともに、選別された不良品を、さらに、着色粒、被害粒、青未熟粒、籾及び異物が、それぞれどの程度の割合で混入しているかを品位ごとに集計する演算手段を備えた光学選別機と、前記光学選別機により選別されて得られた精品を計量・袋詰めする計量袋詰め機と、を備えた籾摺・調製設備において、
前記穀物乾燥機には乾燥籾の量や乾燥籾の水分を把握するセンサを、前記籾摺選別機には機械から排出される精品玄米の流量及び/又は籾殻の流量を把握するセンサを、前記粒選別機には機械から排出される整粒玄米の流量及び/又は屑米の流量を把握するセンサを、前記袋詰め計量機には精品の袋詰め数及び/又は精品の流量を把握できるセンサを、それぞれ設ける一方、前記籾摺・調製設備には、前記演算手段による前記品位結果及び前記選別結果を少なくとも含む穀物の調製データを蓄積するサーバーと、作業者に対して情報を提供する携帯端末と、を備え、
さらに、前記各センサ、前記サーバー及び前記携帯端末はネットワークを介して相互に通信可能に構成されており、
前記サーバーには、前記粒選別機における屑粒の除去率の多寡及び/又は前記光学選別機における不良品の除去率の多寡に基づいて、前記袋詰め計量機における単位時間当たりの袋詰数又は単位時間当たりの流量から作業完了予測時間を演算するプログラムを備える、という技術的手段を講じた。
【0007】
請求項2記載の発明では、前記携帯端末には、前記サーバーのプログラムにより演算された作業完了予測時間と、前記光学選別機の演算手段により演算された品位の詳細な分析結果を示すグラフと、を同時に表示することを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明では、前記携帯端末には、農業データ連携プラットフォームから得られたデータに基づく次年度の対策を考慮した栽培管理指針を表示可能としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、前記穀物乾燥機には乾燥籾の量や乾燥籾の水分を把握するセンサを、前記籾摺選別機には機械から排出される精品玄米の流量及び/又は籾殻の流量を把握するセンサを、前記粒選別機には機械から排出される整粒玄米の流量及び/又は屑米の流量を把握するセンサを、前記袋詰め計量機には精品の袋詰め数及び/又は精品の流量を把握できるセンサを、それぞれ設ける一方、籾摺・調製設備には、演算手段による品位結果及び選別結果を少なくとも含む穀物の調製データを蓄積するサーバーと、作業者に対して情報を提供する携帯端末と、を備え、
さらに、各センサ、サーバー及び携帯端末はネットワークを介して相互に通信可能に構成されており、
サーバーには、粒選別機における屑粒の除去率の多寡及び/又は光学選別機における不良品の除去率の多寡に基づいて、袋詰め計量機における単位時間当たりの袋詰数又は単位時間当たりの流量から作業完了予測時間を演算するプログラムを備えたので、籾殻の除去、屑米の除去を行ったとしても、正確に籾摺・調製設備の作業完了時間を予測することのできるシステムを提供することができる。
【0010】
さらに、請求項2のように、携帯端末に、サーバーのプログラムにより演算された作業完了予測時間と、光学選別機の演算手段により演算された品位の詳細な分析結果を示すグラフと、を同時に表示することにより、正確に籾摺・調製設備の作業完了時間を予測するとともに、作業完了時間が遅いロットについて良品とそれ以外の不良品とに区分した分析結果を示し、作業完了時間が早いロットとの品位の比較ができる。
(【0011】以降は省略されています)
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