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公開番号
2025070486
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180843
出願日
2023-10-20
発明の名称
流路切替システムの故障検出装置
出願人
愛三工業株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
F16K
37/00 20060101AFI20250424BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】可動壁にて孔ができて可動壁から流体が漏れるなどの流路切替システムの故障を検出できる流路切替システムの故障検出装置を提供すること。
【解決手段】本開示の一態様は、流路切替システム1の故障検出装置101において、流路切替システム1は、背圧室31とポンプ上流側流路71とを連通させる第1連通路41と、背圧室31とポンプ下流側流路72とを連通させる第2連通路42と、第1連通路41と第2連通路42の連通状態を切り替えるパイロット弁51と、を有し、第1連通路41と第2連通路42は、共通の通路として、背圧室31とパイロット弁51との間に形成される圧力伝達通路60を備え、圧力伝達通路60にて温度センサ111と差圧センサ113の少なくとも一方が設けられ、温度センサ111と差圧センサ113の少なくとも一方の検出値に基づいて、流路切替システム1の故障を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
流路切替弁部と、
前記流路切替弁部に流体を送るポンプと、を有し、
前記流路切替弁部は、前記ポンプにより送られる前記流体を導入する導入流路と、前記導入流路から分岐し前記流体を導出する第1導出流路および第2導出流路と、可動壁室と、前記可動壁室内に配置される可動壁と、前記可動壁室内にて前記可動壁により仕切られる背圧室と、前記可動壁に接続する駆動軸と、前記駆動軸に設けられる弁体と、を備え、
前記背圧室の容積を変化させて前記可動壁を動かして前記駆動軸を駆動させることにより、前記第1導出流路と前記第2導出流路を前記弁体により開閉して、流路を切り替える流路切替システムの故障検出装置において、
前記流路切替システムは、
前記背圧室と前記ポンプの上流側流路とを連通させる第1連通路と、
前記背圧室と前記ポンプの下流側流路とを連通させる第2連通路と、
前記第1連通路と前記第2連通路の連通状態を切り替える連通状態切替え弁と、を有し、
前記第1連通路と前記第2連通路は、共通の通路として、前記背圧室と前記連通状態切替え弁との間に形成される圧力伝達通路を備え、
前記圧力伝達通路にて温度センサと差圧センサの少なくとも一方が設けられ、
前記温度センサと前記差圧センサの少なくとも一方の検出値に基づいて、前記流路切替システムの故障を検出すること、
を特徴とする流路切替システムの故障検出装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
請求項1の流路切替システムの故障検出装置において、
前記温度センサと前記差圧センサの少なくとも一方の検出値に基づいて、前記背圧室と前記第1導出流路とが前記可動壁を介して連通することにより前記可動壁から前記流体が漏れる漏れ異常の発生の有無を診断する故障診断部を有すること、
を特徴とする流路切替システムの故障検出装置。
【請求項3】
請求項2の流路切替システムの故障検出装置において、
前記故障診断部は、前記連通状態切替え弁の切替え動作前後における前記温度センサの検出値の変化に基づいて、前記漏れ異常の発生の有無を診断すること、
を特徴とする流路切替システムの故障検出装置。
【請求項4】
請求項2の流路切替システムの故障検出装置において、
前記故障診断部は、前記流路の切替え状態に応じて想定される前記圧力伝達通路内での差圧と、前記差圧センサの検出値と、を比較して、前記漏れ異常の発生の有無を診断すること、
を特徴とする流路切替システムの故障検出装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1つの流路切替システムの故障検出装置において、
前記圧力伝達通路における前記差圧センサの検出部位に、通路面積を絞る絞り部が設けられていること、
を特徴とする流路切替システムの故障検出装置。
【請求項6】
請求項1乃至4のいずれか1つの流路切替システムの故障検出装置において、
前記流路切替システムの故障検出装置は、電動車の冷却水の流路に搭載されていること、
を特徴とする流路切替システムの故障検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、流体(例えば、冷却水)の流路を切り替える流路切替システムの故障検出装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、弁収容室と背圧室との間に配置されるダイヤフラムが弾性変形することにより、開閉弁が開弁状態または閉弁状態に切り替わる流路切替システム(流路構造)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-82950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、流路切替システムの故障(例えば、可動壁(ダイヤフラム)から流体(熱媒体)が漏れる異常)を検出すること、については何も開示されていない。
【0005】
そこで、本開示は上記した課題を解決するためになされたものであり、可動壁にて孔ができて可動壁から流体が漏れるなどの流路切替システムの故障を検出できる流路切替システムの故障検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、流路切替弁部と、前記流路切替弁部に流体を送るポンプと、を有し、前記流路切替弁部は、前記ポンプにより送られる前記流体を導入する導入流路と、前記導入流路から分岐し前記流体を導出する第1導出流路および第2導出流路と、可動壁室と、前記可動壁室内に配置される可動壁と、前記可動壁室内にて前記可動壁により仕切られる背圧室と、前記可動壁に接続する駆動軸と、前記駆動軸に設けられる弁体と、を備え、前記背圧室の容積を変化させて前記可動壁を動かして前記駆動軸を駆動させることにより、前記第1導出流路と前記第2導出流路を前記弁体により開閉して、流路を切り替える流路切替システムの故障検出装置において、前記流路切替システムは、前記背圧室と前記ポンプの上流側流路とを連通させる第1連通路と、前記背圧室と前記ポンプの下流側流路とを連通させる第2連通路と、前記第1連通路と前記第2連通路の連通状態を切り替える連通状態切替え弁と、を有し、前記第1連通路と前記第2連通路は、共通の通路として、前記背圧室と前記連通状態切替え弁との間に形成される圧力伝達通路を備え、前記圧力伝達通路にて温度センサと差圧センサの少なくとも一方が設けられ、前記温度センサと前記差圧センサの少なくとも一方の検出値に基づいて、前記流路切替システムの故障を検出すること、を特徴とする。
【0007】
この態様によれば、流路切替システムの故障が発生した場合に、この故障を、圧力伝達通路の温度と差圧の少なくとも一方の検出値に基づいて検出できる。ここで、流路切替システムの故障として、可動壁に孔ができて可動壁から流体が漏れる異常が発生した場合には、その異常が発生していない場合と比較して、圧力伝達通路の温度や差圧に変化が生じる。そのため、圧力伝達通路の温度と差圧の少なくとも一方の検出値に基づいて、その異常を検出できる。
【0008】
上記の態様においては、前記温度センサと前記差圧センサの少なくとも一方の検出値に基づいて、前記背圧室と前記第1導出流路とが前記可動壁を介して連通することにより前記可動壁から前記流体が漏れる漏れ異常の発生の有無を診断する故障診断部を有すること、が好ましい。
【0009】
この態様によれば、可動壁に極めて小さい孔ができて可動壁から微少な流体が漏れる異常が発生した場合であっても、温度センサと差圧センサの少なくとも一方の検出値に基づいて、この異常を検出できる。
【0010】
上記の態様においては、前記故障診断部は、前記連通状態切替え弁の切替え動作前後における前記温度センサの検出値の変化に基づいて、前記漏れ異常の発生の有無を診断すること、が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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