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公開番号
2025071684
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023182068
出願日
2023-10-23
発明の名称
情報処理装置、調整方法および調整プログラム
出願人
日本電信電話株式会社
,
個人
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H04L
47/10 20220101AFI20250428BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ハードウェアや外部環境に応じて、最適なバルク転送量を特定すること。
【解決手段】本実施形態に係る情報処理装置100は、算出部121と、特定部122と、転送部123とを有する。算出部121は、リーダからフォロワへと転送されたデータのスループットを算出する。特定部122は、算出部121によって算出されたスループットに基づき、データの転送量を特定する。転送部123は、特定部122によって特定された転送量のデータをフォロワへとバルク転送する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
リーダからフォロワへと転送されたデータのスループットを算出する算出部と、
前記算出部によって算出されたスループットに基づき、前記データの転送量を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された転送量の前記データを前記フォロワへとバルク転送する転送部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記特定部は、前記算出部によって算出された今回のスループットの方が、前回のスループットよりも高い場合には、前記特定部によって特定された今回の転送量から所定の倍率乗じた値を、次回の転送量として特定し、前記今回のスループットの方が前回のスループットよりも低い場合には、前記今回の転送量から所定の倍率除した値を、次回の転送量として特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記特定部は、前記算出部によって算出された今回のスループットの方が、前回のスループットよりも高い場合には、前記特定部によって特定された今回の転送量から所定量増加させた値を、次回の転送量として特定し、前記今回のスループットの方が前回のスループットよりも低い場合には、前記今回の転送量から所定量減少させた値を、次回の転送量として特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記特定部は、前記算出部によって算出された今回のスループットの方が、過去のスループットに所定の値を乗じて設定された閾値よりも高い場合には、前記特定部によって特定された今回の転送量と同じ値を、次回の転送量として特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
情報処理装置によって実行される調整方法であって、
リーダからフォロワへと転送されたデータのスループットを算出する算出部と、
前記算出部によって算出されたスループットに基づき、前記データの転送量を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された転送量の前記データを前記フォロワへとバルク転送する転送部と、
を含んだことを特徴とする調整方法。
【請求項6】
リーダからフォロワへと転送されたデータのスループットを算出する算出部と、
前記算出部によって算出されたスループットに基づき、前記データの転送量を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された転送量の前記データを前記フォロワへとバルク転送する転送部と、
をコンピュータに実行させるための調整プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、調整方法および調整プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
データを利活用するサービスを構成するデータシステムにおいては、可用性の向上のため、データを複数のノードに複製する手法がとられる。その際に、全ての複製が同じ順序で同一の命令を実行するように複製状態機械(state machine replication)という手法が利用される(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
そして、複製状態機械のアルゴリズムの一つにRaft(例えば、非特許文献2参照)が存在し、多くのデータシステムに利用されている。Raftは、リーダの役割を割り当てられたノードが、フォロワの役割を割り当てられたノード群に対して、命令のログの各エントリを転送し複製することにより、複製状態機械を実現する。
【0004】
ここで、リーダからフォロワへのエントリ転送には一定の遅延が発生するため、リーダが一度に一つのログエントリを複製する単純な実装では、ネットワーク帯域の利用効率が低く、スループット性能が低くなる。そのため、Raftにおいて、ログエントリを複数まとめてバルク転送することにより、スループット性能の向上が図られている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Fred B. Schneider, "The State Machine Approach: A Tutorial," Fault-Tolerant Distributed Computing, 1986, 18-41
Diego Ongaro, John K. Ousterhout, "In Search of an Understandable Consensus Algorithm," USENIX Annual Technical Conference 2014, 305-319
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記の従来技術では、ハードウェアや外部環境に応じて、最適なバルク転送量を特定することができない。例えば、従来技術では、ノードが接続されるネットワーク帯域上限ならびに現在のネットワーク利用状況等の、ハードウェアや外部環境の制約に応じて、最適なバルク転送量を特定して、最適な転送サイズのデータをリーダからフォロワへと転送することができない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、リーダからフォロワへと転送されたデータのスループットを算出する算出部と、算出部によって算出されたスループットに基づき、データの転送量を特定する特定部と、特定部によって特定された転送量のデータをフォロワへとバルク転送する転送部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ハードウェアや外部環境に応じて、最適なバルク転送量を特定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、転送量を調節しない場合のRaftの処理に関する疑似コードを示す図である。
図2は、転送量を調節しない場合のRaftの処理の具体例を示す図である。
図3は、実施形態に係る情報処理装置を含むシステムを示す図である。
図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
図5は、実施形態に係る情報処理装置に記憶されるデータの一例を示す図である。
図6は、実施形態に係る特定部における処理の具体例に関する疑似コードを示す図である。
図7は、実施形態に係る特定部における処理の具体例を示す図である。
図8は、実施形態に係る情報処理装置の処理の全体的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9は、実施形態に係る情報処理装置の処理の全体的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10は、調整プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る情報処理装置、調整方法および調整プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、調整方法および調整プログラムが限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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