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公開番号2025072995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183529
出願日2023-10-25
発明の名称光電変換装置および機器
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 25/47 20230101AFI20250501BHJP(電気通信技術)
要約【課題】
イベントの検出と画像信号の取得とを時間的に並行して行いかつ画像信号の劣化を抑制しうる技術を提供すること。
【解決手段】
光電変換装置には複数の第1画素と、判定部と、加算部と、を備えた画素ブロックが複数配置されている。前記複数の第1画素はそれぞれ、光を検出して検出信号を出力する第1検出部と、第1時間あたりに出力される前記検出信号をカウントしてカウント値を出力する第1カウンタとを有する。前記判定部は前記第1カウンタの前記カウント値に基づいてイベントの検出を行い、前記加算部は前記第1カウンタの出力を第2時間にわたり積算して画像信号として出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の第1画素と、判定部と、加算部と、を備えた画素ブロックが複数配置された光電変換装置であって、
前記複数の第1画素はそれぞれ、光を検出して検出信号を出力する第1検出部と、第1時間あたりに出力される前記検出信号をカウントしてカウント値を出力する第1カウンタと、を有し、
前記判定部は前記第1カウンタの前記カウント値に基づいてイベントの検出を行い、
前記加算部は前記第1カウンタの出力を第2時間にわたり積算して画像信号として出力することを特徴とする光電変換装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記画素ブロックは複数の第2画素をさらに備え、
前記複数の第2画素はそれぞれ光を検出して検出信号を出力する第2検出部と、前記第2時間あたりに出力される前記検出信号をカウントして画像信号として出力する第2カウンタと、を有することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項3】
前記画素ブロックは記憶部をさらに備え、前記記憶部は、前記複数の第1画素のそれぞれについての前記イベントの検出のための基準値を記憶するよう割り当てられた第1領域と前記複数の第1画素のそれぞれについての前記積算した値を記憶するよう割り当てられた第2領域とを有することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項4】
前記基準値が、前記イベントが検出されるたびに更新されることを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
【請求項5】
前記記憶部の前記第2領域に割り当てられた領域の少なくとも一部を前記第1領域に変更できることを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
【請求項6】
前記画素ブロックは、前記第1画素により前記イベントの検出を行う第1モードと、前記第1画素による前記イベントの検出と前記画像信号の出力とを行う第2モードとを有し、前記第1モードにおいて前記イベントを検出したことに応じて前記第2モードを開始することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項7】
前記第1時間は前記第2時間より短いことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項8】
前記イベントの検出が行われる前記第1時間と前記加算部による積算が行われる前記第2時間とは一部の期間が重なっていることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項9】
複数の画素と、判定部と、セレクタと、第1カウンタと、を備えた画素ブロックが複数配置された光電変換装置であって、
前記複数の画素はそれぞれ、光を検出して検出信号を前記セレクタへ出力する検出部を有し、
前記セレクタは前記検出信号を選択して出力し、
前記第1カウンタは前記セレクタの出力をカウントしてカウント値を出力し、
前記判定部は前記カウント値に基づいてイベントの検出を行うことを特徴とする光電変換装置。
【請求項10】
前記複数の画素はそれぞれ第2カウンタをさらに備え、前記第2カウンタは前記検出信号をカウントして画像信号として出力することを特徴とする請求項9に記載の光電変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換装置および機器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年のIoTやAI、自動運転などの普及に伴い、より低消費電力かつ高速なイメージセンサが求められている。そのひとつとしてイベントベースセンサあるいはダイナミックビジョンセンサと呼ばれる非同期型のセンサが提案されている。特許文献1にはアドレスイベントの検出をする画素と画素信号を出力する画素とが配置された固体撮像素子が記載されている。特許文献2にはアドレスイベントの検出結果に基づいて画素信号を読み出す固体撮像装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-096347
特開2020-057949
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成では、アドレスイベントを検出する画素から画素信号を出力することはできなかった。また、特許文献2の構成では、アドレスイベントを検出した結果に基づいて画素信号を読み出しており、アドレスイベントの検出と画素信号の読み出しとを一緒にすることはできなかった。
【0005】
本発明の目的は、イベントの検出と画像信号の取得とを時間的に並行して行いかつ画像信号の劣化を抑制しうる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の光電変換装置は、複数の第1画素と、判定部と、加算部と、を備えた画素ブロックが複数配置され、前記複数の第1画素はそれぞれ、光を検出して検出信号を出力する第1検出部と、第1時間あたりに出力される前記検出信号をカウントしてカウント値を出力する第1カウンタとを有し、前記判定部は前記第1カウンタの前記カウント値に基づいてイベントの検出を行い、前記加算部は前記第1カウンタの出力を第2時間にわたり積算して画像信号として出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、イベントの検出と画像信号の取得とを時間的に並行して行いかつ画像信号の劣化を抑制しうる技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係る光電変換装置の概略構成を示す図。
実施例1に係る画素ブロックの構成例を示す図。
実施例1に係る画素ブロックにおける画素のカラーフィルタの配置例を示す図。
実施例1に係る画素ブロックにおける画素の配置例を示す図。
実施例1に係る画素の回路構成例を示す図。
実施例1に係る記憶部のメモリの割り当て例を示す図。
実施例1の動作を示すタイミング図。
実施例2に係る画素の配置例を示す図。
実施例2に係る記憶部のメモリの割り当て例を示す図。
実施例2の動作を示すタイミング図
実施例3に係るフローチャート図
実施例4に係る画素ブロックの構成例を示す図。
実施例4に係る画素の回路構成例を示す図。
実施例4に係る記憶部のメモリの割り当て例を示す図。
実施例4の動作を示すタイミング図。
実施例5に係る画素ブロックの構成例を示す図。
実施例に係る光電変換装置の機器への適用例。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
また、以下に述べる実施形態では、光電変換装置の一例として、イベントの検出が可能な撮像装置を中心に説明する。しかしながら、各実施形態における光電変換装置は撮像装置に限定されるものではなく、光電変換に基づく他の光検出装置にも適用可能である。他の光検出装置の例としては、測距装置、焦点検出装置が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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