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公開番号2025073210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023183782
出願日2023-10-26
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/47 20060101AFI20250502BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】fθ特性を有するレンズを用いない場合においても、レーザの走査方向における画像幅の違いを低減させること。
【解決手段】回転可能な感光ドラム4と、画像データに基づくレーザ光を走査方向に走査することで感光ドラム4に潜像を形成する光走査装置400と、を備え、感光ドラム4に走査されるレーザ光の速度である走査速度が、走査方向における端部よりも中央部の方が遅くなる画像形成装置9であって、潜像を形成する画素が走査方向に連続している数である連続画素数と、連続した複数の画素である連続画素内における位置である画素位置と、に応じて(S103)、画像データを補正する(S103 YES~S106)制御部1を備える。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能な感光体と、
画像データに基づくレーザ光を走査方向に走査することで前記感光体に潜像を形成する光照射手段と、
を備え、
前記感光体に走査されるレーザ光の速度である走査速度が、前記走査方向における端部よりも中央部の方が遅くなる画像形成装置であって、
前記潜像を形成する画素が前記走査方向に連続している数である連続画素数と、連続した複数の画素である連続画素内における位置である画素位置と、に応じて、前記画像データを補正する補正手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記補正手段は、前記走査方向における前記画像データの中央部に対して補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記補正手段は、前記画像データから1画素よりも小さいサイズの画素片を除去する、又は、前記画像データに前記画素片を挿入する、ことで前記画像データを補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記補正手段は、前記画素位置が前記連続画素内の端であるか内部であるかに応じて、前記画像データを補正する際の補正量を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記補正手段は、前記走査速度が遅いほど、前記画像データを補正する際の補正量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記補正手段は、前記連続画素数が少ないほど、前記画像データを補正する際の補正量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記補正手段は、前記走査方向における前記レーザ光の光量の分布に基づいて、前記画像データを補正する際の補正量を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記補正手段は、前記光量が高くなるほど、前記補正量を大きくすることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記補正手段は、前記感光体の感度に基づいて、前記画像データを補正する際の補正量を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記補正手段は、前記感光体の感度が良いほど、前記画像データを補正する際の補正量を大きくすることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、例えば、レーザビームプリンタやデジタル複写機、デジタルファクシミリ等の画像形成装置において、レーザビームを使用して光書き込みを行う画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、感光体を露光するための光学走査ユニットを有している。光学走査ユニットは、画像データに基づいてレーザ光を出射し、そのレーザ光を回転多面鏡で反射し、走査レンズを透過させることで感光体へ照射し露光する。回転多面鏡を回転させることにより感光体の表面に形成したレーザ光のスポットを移動させる走査を行うことで、感光体に潜像を形成する。走査レンズは所謂fθ特性を有するレンズである。fθ特性とは、回転多面鏡が等角速度で回転しているときに感光体の表面のレーザ光のスポットが感光体の表面上を等速で移動するようにレーザ光を感光体の表面に結像させる光学的特性である。このようにfθ特性を有する走査レンズを用いることにより、適切な露光を行うことができる。
【0003】
このようなfθ特性を有する走査レンズは、比較的大きくコストも高い。そのため、画像形成装置の小型化やコストダウンを目的として、走査レンズ自体を使用しない、又は、fθ特性を有していない走査レンズを使用することが考えられている。例えば特許文献1では、感光体の表面のレーザ光のスポットが感光体の表面上を等速で移動しない場合でも、感光体の表面上に形成する画素が均等な配置となるように、一走査する間に画像クロック周波数を変更するように電気的な補正を行うことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平08-125064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、fθ特性を有する走査レンズを用いず、上述したような電気的な補正により各画素の幅を一定にしたとしても、感光体の表面を移動する速度は異なる。具体的には、主走査方向の端部の1画素と中央部の1画素とでは、1画素を形成するためにレーザ光のスポットが感光体の表面を移動する速度が異なる。したがって、主走査方向に関して端部の画素と中央部の画素とでは、単位面積当たりの露光量が異なることになる。中央部と端部とで露光量が異なることにより発生する課題としては、感光体上に形成されるトナー像の幅(画像幅)の違いが挙げられる。中央部の露光量が端部の露光量よりも高いため、中央部の方が感光体上に太い潜像が形成され、結果として画像幅も中央部の方が太くなる。特に、細い縦線を印刷しようとした場合にこの傾向が顕著である。
【0006】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、fθ特性を有するレンズを用いない場合においても、レーザの走査方向における画像幅の違いを低減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0008】
(1)回転可能な感光体と、画像データに基づくレーザ光を走査方向に走査することで前記感光体に潜像を形成する光照射手段と、を備え、前記感光体に走査されるレーザ光の速度である走査速度が、前記走査方向における端部よりも中央部の方が遅くなる画像形成装置であって、前記潜像を形成する画素が前記走査方向に連続している数である連続画素数と、連続した複数の画素である連続画素内における位置である画素位置と、に応じて、前記画像データを補正する補正手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、fθ特性を有するレンズを用いない場合においても、レーザの走査方向における画像幅の違いを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1~3の画像形成装置の要部構成概略図
実施例1~3の光走査装置の主走査断面図、副走査断面図
実施例1~3の光走査装置の像高に対する部分倍率の特性グラフ
実施例1~3の露光制御構成を示す電気ブロック図
実施例1~3の各信号のタイムチャート、ドットイメージを示す図
実施例1~3の画像変調部を示すブロック図
実施例1~3のスクリーンの一例を示す図、画素と画素片を説明する図
実施例1~3の画像変調部の動作に関するタイムチャート
実施例1~3のハーフトーン処理部に入力される画像信号の一例を示す図、スクリーンを示す図、ハーフトーン処理されたスクリーンの一例を示す図
実施例1~3の画素片の挿入、抜粋を説明する図
実施例1~3のクロック周波数補正による部分倍率補正を説明する図
実施例1~3の印刷領域中央部、端部に形成される画像幅を説明する図
実施例1~3のレーザの光量が静電潜像の形成に与える影響を説明する図
実施例1~3の最外画素の画素幅を短くすることを説明した図
実施例1~3の画像幅補正処理が画像幅に与える影響を説明する図
実施例1の画像幅補正処理の方法を示すフローチャート
実施例1の効果について説明する図
実施例2の感光ドラムの感度の違いについて説明する図、画像幅の走査方向の均一性に与える影響を説明する図
実施例2の画像幅補正処理の方法を示すフローチャート
実施例3の画像幅補正処理の方法を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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