TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025073183
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023183721
出願日
2023-10-26
発明の名称
ポリエステル樹脂組成物、それを用いてなるフィルム及び積層フィルム
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
C08L
67/02 20060101AFI20250502BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】
静電印加特性に優れた、二軸延伸フィルム、特に積層フィルムに好適なポリエステル樹脂組成物及びそれを用いてなるフィルム、積層フィルムを提供する。
【解決手段】ナフタレンジカルボン酸成分、エチレングリコール成分を主成分とするポリエステル樹脂組成物に対して、数平均分子量が1000未満であるポリアルキレングリコールを3重量%以上15重量%以下含有し、溶融比抵抗値が10MΩ・cm以下であるポリエステル樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ナフタレンジカルボン酸成分、エチレングリコール成分を主成分とするポリエステル樹脂組成物に対して、数平均分子量が1000未満であるポリアルキレングリコールを3重量%以上15重量%以下含有し、溶融比抵抗値が10MΩ・cm以下であるポリエステル樹脂組成物。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
中間点ガラス転移温度が80℃以上110℃以下である請求項1記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項3】
アルカリ土類金属元素の含有量が重量換算で10ppm以下である請求項1記載のポリエステル樹脂組成物
【請求項4】
イオン塩をポリエステル樹脂組成物に対して重量換算で40ppm以上、10000ppm以下含有する請求項1記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項5】
イオン塩がスルホン酸化合物とリン化合物の混合物である請求項4記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項6】
前記スルホン酸化合物が、ベンゼンスルホン酸、o-トルエンスルホン酸、m-トルエンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸から選ばれる少なくとも1種である請求項5記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項7】
前記リン化合物が4級ホスホニウム化合物から選ばれる少なくとも1種である請求項5記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項8】
硫黄元素の含有量が、ポリエステル樹脂組成物に対して、重量換算で2ppm以上50ppm以下である請求項1記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項9】
リン酸アルカリ金属塩を含有する請求項1記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項10】
請求項1記載のポリエステル樹脂組成物を80重量%以上含むポリエステルフィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエステル樹脂組成物、それを用いてなるフィルム及び積層フィルムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリエチレンナフタレートは機械特性、耐熱性に優れ、様々な用途に適用されている。
【0003】
しかし、ポリエチレンナフタレートは、ポリエチレンテレフタレートに比べて静電印加特性が低く、製膜時の印加ムラ起因によるフィルム表面欠点の発生、製膜速度を上げたときにキャスティングドラムとの密着性が低下し厚みムラが発生することがある。
【0004】
例えば特許文献1には、ポリエステルに特定のスルホン酸化合物を含有させ、静電印加性を改善する技術が開示されているが、実施例にはポリエチレンテレフタレートについて記載されているのみで、より静電印加特性の低いポリエチレンナフタレートについては開示されていない。
【0005】
また、特許文献2には、静電印加製膜に必要な溶融比抵抗を小さくすることを目的とした4級アンモニウムカチオンおよび/または4級ホスホニウムカチオンとpKaが正である有機酸イオンの組み合わせからなる有機塩化合物を含むポリエステルについて開示されているが、実施例にはポリエチレンテレフタレートについて記載されているのみで、より静電印加特性が低く溶融比抵抗の大きいポリエチレンナフタレートについては開示されていない。
【0006】
特許文献3には、ポリアルキレングリコールを含有するポリエチレンナフタレートについて開示されているが、静電印加特性の改善技術の記載は見当たらない。
【0007】
よって、これらの技術では、ポリエチレンナフタレートを主成分とするポリエステル樹脂の静電印加特性を改善するには不十分である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2022-89784号公報
特開2020-7542号公報
特開2020-117575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、耐熱性に優れた、二軸延伸フィルム、特に積層フィルムに好適なポリエステル樹脂組成物及びそれを用いてなるフィルム、積層フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち本発明の目的は、ナフタレンジカルボン酸成分、エチレングリコール成分を主成分とするポリエステル樹脂組成物に対して、数平均分子量が1000未満であるポリアルキレングリコールを3重量%以上15重量%以下含有し、溶融比抵抗値が10MΩ・cm以下であるポリエステル樹脂組成物により達成される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
織編物
今日
東レ株式会社
吸着材料
1か月前
東レ株式会社
濾過方法
12日前
東レ株式会社
多孔質構造体
1か月前
東レ株式会社
CPUソケット
12日前
東レ株式会社
CPUソケット
12日前
東レ株式会社
不織布および衣料
1か月前
東レ株式会社
再生ポリエステル繊維
1か月前
東レ株式会社
多層積層複合断面繊維
1か月前
東レ株式会社
シート状物の検査方法
1か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
1か月前
東レ株式会社
炭素繊維シートの製造方法
27日前
東レ株式会社
積層体およびその製造方法
1か月前
東レ株式会社
ポリエステル繊維の製造方法
21日前
東レ株式会社
ポリプロピレン系樹脂フィルム
1日前
東レ株式会社
半導体モールド用離型フィルム
今日
東レ株式会社
不織布およびワイピング用シート
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルムの製造方法
1か月前
東レ株式会社
人工皮革および人工皮革の製造方法
1か月前
東レ株式会社
感光性樹脂組成物、硬化物、表示装置
21日前
東レ株式会社
熱可塑性ポリエステル樹脂組成物およびその成形品
1か月前
東レ株式会社
ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物および成形品
1日前
東レ株式会社
積層フィルムおよびディスプレイ保護用ガラス積層体
今日
東レ株式会社
ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物および成形品
1日前
東レ株式会社
多孔性フィルム、二次電池用セパレータ、および二次電池
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルムロールおよびその製造方法
1か月前
東レ株式会社
不具合判定方法、不具合判定プログラムおよび不具合判定装置
14日前
東レ株式会社
脂溶性ビタミン又はその誘導体と温度応答性イオン液体を含む組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂組成物、それを用いてなるフィルム及び積層フィルム
1日前
東レ株式会社
ポリプロピレンフィルム
27日前
東レ株式会社
着色感光性樹脂組成物、着色感光性樹脂基板、カラーフィルタおよび素子
1か月前
東レ株式会社
熱硬化性樹脂組成物、繊維強化複合材料用成形材料および繊維強化複合材料
1か月前
東レ株式会社
回転電機保護リング、その製造方法および回転電機並びに電動モビリティ機器
27日前
東レ株式会社
生体信号モニタリング用ウェア
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
27日前
東レ株式会社
多孔質体、複合多孔質体、流体分離膜モジュール、流体分離方法およびガス分離装置
2日前
続きを見る
他の特許を見る