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公開番号2025073273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023183908
出願日2023-10-26
発明の名称誘導加熱コイル及びその製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H05B 6/36 20060101AFI20250502BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】電力ロスを低減することが可能な誘導加熱コイルを提供する。
【解決手段】実施形態に係る誘導加熱コイルは、加熱対象物の周りに円弧状に湾曲し、加熱対象物を誘導加熱するコイル部と、コイル部内に設けられ、コイル部の周方向に沿って延びる、冷却水を循環可能な冷却水路とを有し、コイル部の、加熱対象物に対向する内周壁の厚さは、内周壁に冷却水路を挟んで対向する外周壁の厚さよりも厚いものである。冷却水路内には、冷却用のフィンが形成されていてもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
加熱対象物の周りに円弧状に湾曲し、前記加熱対象物を誘導加熱するコイル部と、
前記コイル部内に設けられ、前記コイル部の周方向に沿って延びる、冷却水を循環可能な冷却水路とを有し、
前記コイル部の、前記加熱対象物に対向する内周壁の厚さは、前記内周壁に前記冷却水路を挟んで対向する外周壁の厚さよりも厚い、
誘導加熱コイル。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記冷却水路内には、冷却用のフィンが形成されている、
請求項1に記載の誘導加熱コイル。
【請求項3】
前記フィンは、前記冷却水路を複数の通路に分け、
前記フィンには、複数の通路を連通する開口部が設けられている、
請求項2に記載の誘導加熱コイル。
【請求項4】
前記コイル部は、断面が角型のパイプから形成され、前記内周壁が円柱状の加熱対象物の外周面に沿うように、螺旋状に湾曲しており、
前記冷却水路は前記パイプの中空部からなる、
請求項1に記載の誘導加熱コイル。
【請求項5】
金属積層造形法により、
加熱対象物の周りに円弧状に湾曲し、前記加熱対象物を誘導加熱するコイル部と、
前記コイル部内に設けられ、前記コイル部の周方向に沿って延びる、冷却水を循環可能な冷却水路とを有し、
前記コイル部の、前記加熱対象物に対向する内周壁の厚さは、前記内周壁に前記冷却水路を挟んで対向する外周壁の厚さよりも厚い、
誘導加熱コイルを分割して造形する工程と、
分割して形成された誘導加熱コイルをろう付けする工程と、
を含む、
誘導加熱コイルの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導加熱コイル及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、加熱素子として、銅製のコイルを形成した高周波誘導加熱コイルを備える、鍛造成形装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-181589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の誘導加熱コイルが同心に配置された連続式の高周波誘導加熱装置が知られている。複数の誘導加熱コイルは、それぞれ対応するインバータからなる高周波電源に接続される。一般的に、誘導加熱コイルと高周波電源との間には、コンデンサを含む整合部が設けられる。このような高周波誘導加熱装置では、誘導加熱コイル、高周波電源、整合部等において、電力ロスが発生する。このため、高周波誘導加熱装置は短時間で材料を昇温できる一方、大電力が必要であるという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、電力ロスを低減することが可能な誘導加熱コイル及びその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る誘導加熱コイルは、加熱対象物の周りに円弧状に湾曲し、前記加熱対象物を誘導加熱するコイル部と、前記コイル部内に設けられ、前記コイル部の周方向に沿って延びる、冷却水を循環可能な冷却水路とを有し、前記コイル部の、前記加熱対象物に対向する内周壁の厚さは、前記内周壁に前記冷却水路を挟んで対向する外周壁の厚さよりも厚いものである。
【0007】
一態様において、前記冷却水路内には、冷却用のフィンが形成されていてもよい。
【0008】
一態様において、前記フィンは、前記冷却水路を複数の通路に分け、前記フィンには、複数の通路を連通する開口部が設けられていてもよい。
【0009】
一態様において、前記コイル部は、断面が角型のパイプから形成され、前記内周壁が円柱状の加熱対象物の外周面に沿うように、螺旋状に湾曲しており、前記冷却水路は前記パイプの中空部からなってもよい。
【0010】
本開示の一態様に係る誘導加熱コイルの製造方法は、金属積層造形法により、加熱対象物の周りに円弧状に湾曲し、前記加熱対象物を誘導加熱するコイル部と、前記コイル部内に設けられ、前記コイル部の周方向に沿って延びる、冷却水を循環可能な冷却水路とを有し、前記コイル部の、前記加熱対象物に対向する内周壁の厚さは、前記内周壁に前記冷却水路を挟んで対向する外周壁の厚さよりも厚い、誘導加熱コイルを分割して造形する工程と、分割して形成された誘導加熱コイルをろう付けする工程とを含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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