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公開番号2025073455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184267
出願日2023-10-26
発明の名称材料情報管理システム及び審査支援方法
出願人株式会社日立製作所
代理人藤央弁理士法人
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20250502BHJP(計算;計数)
要約【課題】材料に対する認証の取得又は規制の適否の判定を支援する。
【解決手段】材料情報管理システムは、材料の物性に関する属性値を含む材料データと、材料の製造工程に関する属性値を含む工程データとを格納するデータベースとアクセス可能に接続し、属性値に対する複数の要件から定義される審査の情報を管理し、対象材料に関連する材料データ及び工程データを用いて、対象審査の複数の要件の各々の適合性を判定し、全ての要件を満たす場合、対象材料に対応する材料データに審査の合格を示す情報を付与し、少なくとも一つの要件について、要件の判定に必要な属性値が欠損している場合、属性値の欠損を解消するための対処方法を示す提案情報を提示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
材料情報管理システムであって、
プロセッサ及び前記プロセッサに接続される記憶装置を備え、
材料の物性に関する属性値を含む材料データと、前記材料の製造工程に関する属性値を含む工程データとを格納するデータベースとアクセス可能に接続し、
前記属性値に対する複数の要件から定義される審査の情報を管理し、
前記審査は、任意の認証を取得するための審査及び任意の規制の適否を判定するための審査の少なくともいずれかであり、
前記プロセッサは、
対象材料に関連する前記材料データ及び前記工程データを用いて、対象審査の前記複数の要件の各々の適合性を判定し、
全ての前記要件を満たす場合、前記対象材料に対応する前記材料データに前記審査の合格を示す情報を付与し、
少なくとも一つの前記要件について、前記要件の判定に必要な前記属性値が欠損している場合、前記属性値の欠損を解消するための対処方法を示す提案情報を提示することを特徴とする材料情報管理システム。
続きを表示(約 3,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の材料情報管理システムであって、
前記プロセッサは、欠損している前記属性値を取得するために実施する検査の情報を、前記提案情報として提示することを特徴とする材料情報管理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の材料情報管理システムであって、
前記データベースは、前記材料の取引履歴を格納し、
前記材料情報管理システムは、前記材料データ及び前記工程データを用いて、前記材料の前記属性値の確率分布を出力する予測モデルを保持し、
前記プロセッサは、前記検査が複数存在する場合、
前記対象審査に合格した前記材料の取引履歴と、前記対象審査が不合格又は前記対象審査が実施されていない前記材料の取引履歴とを用いて、前記対象審査の合格した場合の前記対象材料の予測取引価格を算出し、
前記対象材料に関連する前記材料データ及び前記工程データを前記予測モデルに入力することによって、前記対象材料の前記属性値を予測し、
前記予測の結果に基づいて、前記対象審査の全ての前記要件を満たす確率を算出し、
前記予測取引価格、前記確率、及び前記検査の実施に要するコストを変数とする数式を用いて、前記複数の検査の各々の推奨スコアを算出し、
前記推奨スコアに基づいて、実施を提案する前記検査を選択することを特徴とする材料情報管理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の材料情報管理システムであって、
前記プロセッサは、
製造予定の材料の原料となる材料の前記材料データ、前記製造予定の材料の製造方法に対応する前記工程データ、対象審査の入力を受け付けた場合、
前記対象審査に合格した前記材料の取引履歴と、前記対象審査が不合格又は前記対象審査が実施されていない前記材料の取引履歴とを用いて、前記対象審査の合格した場合の前記製造予定の材料の予測取引価格を算出し、
前記製造予定の材料の原料となる材料の前記材料データ及び前記製造予定の材料の製造方法に対応する前記工程データを前記予測モデルに入力することによって、前記製造予定の材料の前記属性値を予測し、
前記予測の結果、前記製造予定の材料の予測取引価格、前記製造予定の材料の原料となる材料の前記材料データ、及び前記製造予定の材料の製造方法に対応する前記工程データを用いて、前記対象審査の前記複数の要件の各々の適合性を判定することを特徴とする材料情報管理システム。
【請求項5】
請求項1に記載の材料情報管理システムであって、
前記材料データは調整可能な前記属性値を含み、
前記プロセッサは、
前記要件を満たさない前記属性値が調整可能な前記属性値であるか否かを判定し、
前記要件を満たさない前記属性値が調整可能な前記属性値である場合、前記属性値の調整方法に関する情報を提示することを特徴とする材料情報管理システム。
【請求項6】
請求項1の材料情報管理システムであって、
前記プロセッサは、
前記材料が合格した前記審査に関する情報の開示の要求を受け付けた場合、前記審査の前記要件ごとに、前記要件の判定に用いる前記属性値を特定し、
前記データベースから前記特定された属性値を取得し、
前記特定された属性値を表示するための表示情報を生成し、出力することを特徴とする材料情報管理システム。
【請求項7】
材料情報管理システムが実行する審査支援方法であって、
前記材料情報管理システムは、
プロセッサ及び前記プロセッサに接続される記憶装置を有し、
材料の物性に関する属性値を含む材料データと、前記材料の製造工程に関する属性値を含む工程データとを格納するデータベースとアクセス可能に接続し、
前記属性値に対する複数の要件から定義される審査の情報を管理し、
前記審査は、任意の認証を取得するための審査及び任意の規制の適否を判定するための審査の少なくともいずれかであり、
前記審査支援方法は、
前記プロセッサが、対象材料に関連する前記材料データ及び前記工程データを用いて、対象審査の前記複数の要件の各々の適合性を判定する第1のステップと、
全ての前記要件を満たす場合、前記プロセッサが、前記対象材料に対応する前記材料データに前記審査の合格を示す情報を付与する第2のステップと、
少なくとも一つの前記要件について、前記要件の判定に必要な前記属性値が欠損している場合、前記プロセッサが、前記属性値の欠損を解消するための対処方法を示す提案情報を提示する第3のステップと、を含むことを特徴とする審査支援方法。
【請求項8】
請求項7に記載の審査支援方法であって、
前記第3のステップは、前記プロセッサが、欠損している前記属性値を取得するために実施する検査の情報を、前記提案情報として提示するステップを含むことを特徴とする審査支援方法。
【請求項9】
請求項8に記載の審査支援方法であって、
前記データベースは、前記材料の取引履歴を格納し、
前記材料情報管理システムは、前記材料データ及び前記工程データを用いて、前記材料の前記属性値の確率分布を出力する予測モデルを保持し、
前記第3のステップは、前記検査が複数存在する場合、
前記プロセッサが、前記対象審査に合格した前記材料の取引履歴と、前記対象審査が不合格又は前記対象審査が実施されていない前記材料の取引履歴とを用いて、前記対象審査の合格した場合の前記対象材料の予測取引価格を算出するステップと、
前記プロセッサが、前記対象材料に関連する前記材料データ及び前記工程データを前記予測モデルに入力することによって、前記対象材料の前記属性値を予測するステップと、
前記プロセッサが、前記予測の結果に基づいて、前記対象審査の全ての前記要件を満たす確率を算出するステップと、
前記プロセッサが、前記予測取引価格、前記確率、及び前記検査の実施に要するコストを変数とする数式を用いて、前記複数の検査の各々の推奨スコアを算出するステップと、
前記プロセッサが、前記推奨スコアに基づいて、実施を提案する前記検査を選択するステップと、を含むことを特徴とする審査支援方法。
【請求項10】
請求項9に記載の審査支援方法であって、
製造予定の材料の原料となる材料の前記材料データ、前記製造予定の材料の製造方法に対応する前記工程データ、対象審査の入力を受け付けた場合、前記プロセッサが、前記対象審査に合格した前記材料の取引履歴と、前記対象審査が不合格又は前記対象審査が実施されていない前記材料の取引履歴とを用いて、前記対象審査の合格した場合の前記製造予定の材料の予測取引価格を算出するステップと、
前記プロセッサが、前記製造予定の材料の原料となる材料の前記材料データ及び前記製造予定の材料の製造方法に対応する前記工程データを前記予測モデルに入力することによって、前記製造予定の材料の前記属性値を予測するステップと、
前記プロセッサが、前記予測の結果、前記製造予定の材料の予測取引価格、前記製造予定の材料の原料となる材料の前記材料データ、及び前記製造予定の材料の製造方法に対応する前記工程データを用いて、前記対象審査の前記複数の要件の各々の適合性を判定するステップと、を含むことを特徴とする審査支援方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
再生樹脂等の材料に対する認証の審査を支援するための技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
本発明に近い公知例として特許文献1がある。特許文献1には、部品サプライヤが化学物質を材料に追加する場合に、サプライチェーンの上流にある企業が定義する規制リストを参照し、当該化学物質が規制物質に含まれる場合に対象物質の追加の提案を承諾せず、提案を否認するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-182767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
規制及び認証は、メーカが規定したもの以外に、公的機関又は第三者機関が規定したものもある。例えば、製品である材料について様々な認証を取得することによって、材料の価値を高めることができ、また、取引市場を拡大することができる。
【0005】
しかし、サプライヤは、認証を取得するための審査又は規制の適否を判定するための審査の内容を把握し、また、審査に必要な情報を準備する必要があるため労力が大きい。
【0006】
本発明は、材料に対する認証の取得又は規制の適否の判定を支援するシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、材料情報管理システムであって、プロセッサ及び前記プロセッサに接続される記憶装置を備え、材料の物性に関する属性値を含む材料データと、前記材料の製造工程に関する属性値を含む工程データとを格納するデータベースとアクセス可能に接続し、前記属性値に対する複数の要件から定義される審査の情報を管理し、前記審査は、任意の認証を取得するための審査及び任意の規制の適否を判定するための審査の少なくともいずれかであり、前記プロセッサは、対象材料に関連する前記材料データ及び前記工程データを用いて、対象審査の前記複数の要件の各々の適合性を判定し、全ての前記要件を満たす場合、前記対象材料に対応する前記材料データに前記審査の合格を示す情報を付与し、少なくとも一つの前記要件について、前記要件の判定に必要な前記属性値が欠損している場合、前記属性値の欠損を解消するための対処方法を示す提案情報を提示する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、材料に対する認証の取得又は規制の適否の判定を支援することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1のシステムの構成例を示す図である。
実施例1の材料情報管理システムを構成する計算機のハードウェア構成を示す図である。
実施例1の材料物性情報のデータ構造の一例を示す図である。
実施例1の工程情報のデータ構造の一例を示す図である。
実施例1の工程BOM情報のデータ構造の一例を示す図である。
実施例1の取引履歴情報のデータ構造の一例を示す図である。
実施例1の審査情報のデータ構造の一例を示す図である。
実施例1の検査情報のデータ構造の一例を示す図である。
実施例1の調整情報のデータ構造の一例を示す図である。
実施例1のシステムの処理の流れを説明するシーケンス図である。
実施例1の材料情報管理システムが提示する画面の一例を示す図である。
実施例1の取引価格予測部が実行する取引価格予測処理の一例を説明するフローチャートである。
実施例1の要件判定部が実行する要件判定処理の一例を説明するフローチャートである。
実施例1の要件判定部が実行する要件判定処理の一例を説明するフローチャートである。
実施例1の要件判定部が実行する要件判定処理の一例を説明するフローチャートである。
実施例1の材料性能予測部が実行する処理の一例を説明するフローチャートである。
実施例1の対処決定部が実行する処理の一例を説明するフローチャートである。
実施例1の対処決定部が生成する提案情報のデータ構造の一例を示す図である。
実施例1の調整部が実行する処理の一例を説明するフローチャートである。
実施例1の調整部が実行する処理の一例を説明するフローチャートである。
実施例1のシステムの処理の流れを説明するシーケンス図である。
実施例1の材料情報管理システムが提示する画面の一例を示す図である。
実施例1のシステムの処理の流れを説明するシーケンス図である。
実施例1の材料情報管理システムが提示する画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
(【0011】以降は省略されています)

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