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公開番号
2025073617
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184548
出願日
2023-10-27
発明の名称
光学系、表示装置及び頭部搭載装置
出願人
シャープディスプレイテクノロジー株式会社
代理人
弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
主分類
G02B
27/02 20060101AFI20250502BHJP(光学)
要約
【課題】小型化することができ、製造するのに要するコストが低く、大きな正のパワーを有する光学系、並びに当該光学系を備える表示装置及び頭部搭載装置を提供する。
【解決手段】光学系は、ハーフミラーと、第1の平面に貼られる第1のフィルム状光学素子を含む第1の少なくともひとつの光学素子と、第2の平面に貼られる第2のフィルム状光学素子を含み、前記ハーフミラーについて前記第1の少なくともひとつの光学素子が配置される位置と対称である位置に配置され、前記ハーフミラーについて前記第1の少なくともひとつの光学素子の形状と対称である形状を有する第2の少なくともひとつの光学素子と、凸レンズと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに反対の側にある第1の面及び第2の面を有するハーフミラーと、
第1の平面に貼られる第1のフィルム状光学素子を含み、互いに反対の側にある第3の面及び第4の面を有し、前記第3の面が前記第1の面に対向し、第1の偏光方向を有する第1の直線偏光が前記第4の面に入射した場合に第1の回転方向を有する第1の円偏光を前記第3の面から出射させ、前記第1の回転方向と異なる第2の回転方向を有する第2の円偏光が前記第3の面に入射した場合に前記第2の回転方向を有する第3の円偏光を前記第3の面から出射させる第1の少なくともひとつの光学素子と、
第2の平面に貼られる第2のフィルム状光学素子を含み、互いに反対の側にある第5の面及び第6の面を有し、前記第5の面が前記第2の面に対向し、前記第1の回転方向を有する第4の円偏光が前記第5の面に入射した場合に前記第1の偏光方向を有する第5の円偏光を前記第5の面から出射させ、前記第2の回転方向を有する第6の円偏光が前記第5の面に入射した場合に前記第1の偏光方向と垂直をなす第2の偏光方向を有する第2の直線偏光を前記第6の面から出射させ、前記ハーフミラーについて前記第1の少なくともひとつの光学素子が配置される位置と対称である位置に配置され、前記ハーフミラーについて前記第1の少なくともひとつの光学素子の形状と対称である形状を有する第2の少なくともひとつの光学素子と、
前記第2の直線偏光を透過させる凸レンズと、
を備える光学系。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1の少なくともひとつの光学素子は、第1のレンズを含み、
前記第2の少なくともひとつの光学素子は、前記ハーフミラーについて前記第1のレンズが配置される位置と対称である位置に配置され、前記ハーフミラーについて前記第1のレンズの形状と対称である形状を有する第2のレンズを含む
請求項1に記載の光学系。
【請求項3】
前記第1のレンズは、互いに反対の側にある第1の平レンズ面及び第1の凸レンズ面を有する第1の平凸レンズであり、
前記第2のレンズは、互いに反対の側にある第2の平レンズ面及び第2の凸レンズ面を有する第2の平凸レンズである
請求項2に記載の光学系。
【請求項4】
前記第1の凸レンズ面は、前記第1の面に対向し、
前記第2の凸レンズ面は、前記第2の面に対向し、
前記第1の平面は、前記第1の平レンズ面であり、
前記第2の平面は、前記第2の平レンズ面である
請求項3に記載の光学系。
【請求項5】
主面を有し、前記第1の凸レンズ面と前記第2の凸レンズ面との間に配置される透明板を備え、
前記ハーフミラーは、前記主面上に配置される
請求項4に記載の光学系。
【請求項6】
前記第1の凸レンズ面は、前記第1の面に対向し、
前記第2の凸レンズ面は、前記第2の面に対向し、
前記凸レンズは、互いに反対の側にある第3の平レンズ面及び第3の凸レンズ面を有し前記第3の平レンズ面が前記第2の平レンズ面に対向する第3の平凸レンズであり、
前記第1の平面は、前記第1の平レンズ面であり、
前記第2の平面は、前記第3の平レンズ面である
請求項3に記載の光学系。
【請求項7】
主面を有し、前記第1の凸レンズ面と前記第2の凸レンズ面との間に配置される透明板を備え、
前記ハーフミラーは、前記主面上に配置される
請求項6に記載の光学系。
【請求項8】
主面を有する透明板を備え、
前記第1の平凸レンズは、前記透明板と前記ハーフミラーとの間に配置され、
前記第1の平レンズ面は、前記第1の面に対向し、
前記第2の平レンズ面は、前記第2の面に対向し、
前記凸レンズは、互いに反対の側にある第3の平レンズ面及び第3の凸レンズ面を有し前記第3の平レンズ面が前記第2の凸レンズ面に対向する第3の平凸レンズであり、
前記第1の平面は、前記主面であり、
前記第2の平面は、前記第3の平レンズ面である
請求項3に記載の光学系。
【請求項9】
前記ハーフミラーは、前記第1の平レンズ面と前記第2の平レンズ面とに挟まれる
請求項8に記載の光学系。
【請求項10】
前記透明板は、第1の透明板であり、
前記主面は、第1の主面であり、
第2の主面を有し、前記第1の平レンズ面と前記第2の平レンズ面との間に配置される第2の透明板を備え、
前記ハーフミラーは、前記第2の主面上に配置される
請求項8に記載の光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光学系、表示装置及び頭部搭載装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、光学素子を開示する。当該光学素子においては、第1の直線偏光が、第1の反射型直線偏光板を透過し、第1の位相差板を透過して右円偏光に変化する。当該右円偏光の一部は、部分反射ミラーで反射されて左円偏光に変化する。当該右円偏光の一部は、部分反射ミラーを透過する。
【0003】
部分反射ミラーにより反射された左円偏光は、第1の位相差板を透過して第2の直線偏光に変化する。当該第2の直線偏光は、第1の反射型直線偏光板で反射され、第1の位相差板を透過して左円偏光に変化する。当該左円偏光は、部分反射ミラーを透過し、第2の位相差板を透過して第2の直線偏光に変化する。当該第2の直線偏光は、第2の反射型直線偏光板を透過する。
【0004】
部分反射ミラーを透過した右円偏光は、第2の位相差板を透過して第1の直線偏光に変化する。当該第1の直線偏光は、第2の反射型直線偏光板で反射され、第2の位相差板を透過して右円偏光に変化する。当該右円偏光は、部分反射ミラーで反射されて左円偏光に変化する。当該左円偏光は、第2の位相差板を透過して第2の直線偏光に変化する。当該第2の直線偏光は、第2の反射型直線偏光板を透過する。
【0005】
これらにより、光路長を稼ぐことができ、光学素子を小型化することができる(段落0016及び0026-0036)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2021/200428号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
反射型直線偏光板は、一般的には、フィルム状光学素子であり、レンズ面に貼られる。
【0008】
特許文献1に開示された光学素子において反射型直線偏光板が凸レンズ面に貼られる場合は、フィルム状光学素子を凸レンズ面に貼ることができる貼り付け装置が必要になる。このため、光学素子を製造する設備に要するコストが高くなる。また、特許文献1に開示された光学素子において反射型直線偏光板が凸レンズ面に貼られる場合は、反射型直線偏光板と凸レンズ面との間に気泡が噛みこまれる、反射型直線偏光板にしわ、たるみ等が発生する等の問題が生じやすい。このため、光学素子の歩留まりが低くなり、光学素子を製造するのに要するコストが高くなる。一方、特許文献1に開示された光学素子において反射型直線偏光板が平レンズ面に貼られた場合は、光学素子の正のパワーが不足する。
【0009】
本開示の一態様は、これらの問題に鑑みてなされた。本開示の一態様は、例えば、小型化することができ、製造するのに要するコストが低く、大きな正のパワーを有する光学系、並びに当該光学系を備える表示装置及び頭部搭載装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の第1の態様の光学系は、互いに反対の側にある第1の面及び第2の面を有するハーフミラーと、第1の平面に貼られる第1のフィルム状光学素子を含み、互いに反対の側にある第3の面及び第4の面を有し、前記第3の面が前記第1の面に対向し、第1の偏光方向を有する第1の直線偏光が前記第4の面に入射した場合に第1の回転方向を有する第1の円偏光を前記第3の面から出射させ、前記第1の回転方向と異なる第2の回転方向を有する第2の円偏光が前記第3の面に入射した場合に前記第2の回転方向を有する第3の円偏光を前記第3の面から出射させる第1の少なくともひとつの光学素子と、第2の平面に貼られる第2のフィルム状光学素子を含み、互いに反対の側にある第5の面及び第6の面を有し、前記第5の面が前記第2の面に対向し、前記第1の回転方向を有する第4の円偏光が前記第5の面に入射した場合に前記第1の偏光方向を有する第5の円偏光を前記第5の面から出射させ、前記第2の回転方向を有する第6の円偏光が前記第5の面に入射した場合に前記第1の偏光方向と垂直をなす第2の偏光方向を有する第2の直線偏光を前記第6の面から出射させ、前記ハーフミラーについて前記第1の少なくともひとつの光学素子が配置される位置と対称である位置に配置され、前記ハーフミラーについて前記第1の少なくともひとつの光学素子の形状と対称である形状を有する第2の少なくともひとつの光学素子と、前記第2の直線偏光を透過させる凸レンズと、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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