TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025073846
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184955
出願日
2023-10-27
発明の名称
ポンプ式蓄熱バッテリー
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02J
15/00 20060101AFI20250502BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】さらに高い効率で運転することが可能なポンプ式蓄熱バッテリーを提供する。
【解決手段】ポンプ式蓄熱バッテリーは、圧縮機と、タービンと、圧縮機の吐出側とタービンの入口側とを接続する第一流路と、蓄熱槽と、タービンの排気側と圧縮機の入口側とを接続する第二流路と、蓄冷槽と、圧縮機と同軸に接続された電動機と、タービンと同軸に接続された発電機と、作動流体の流れ方向を制御する切替部と、圧縮機、及びタービンの回転数をそれぞれ独立して調節する回転数調節部と、を備え、切替部は、圧縮機から吐出される作動流体が、蓄熱槽を経てタービンの入口側に流れ、タービンを駆動した後、蓄冷槽を経て圧縮機の入口側に流れ込む充電状態と、圧縮機から吐出された作動流体が、蓄熱槽を経て高温高圧となった状態でタービン及び発電機を駆動し、蓄冷槽を経て圧縮機の入口側に流れ込む発電状態とを切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
作動流体を圧縮する圧縮機と、
該圧縮機とは独立して設けられ、前記圧縮された作動流体によって駆動するタービンと、
前記圧縮機の吐出側と前記タービンの入口側とを接続することで前記作動流体が流れる第一流路と、
該第一流路上に設けられた蓄熱槽と、
前記タービンの排気側と前記圧縮機の入口側とを接続することで前記作動流体が流れる第二流路と、
該第二流路上に設けられた蓄冷槽と、
前記圧縮機と同軸に接続された電動機と、
前記タービンと同軸に接続された発電機と、
前記作動流体の流れ方向を制御する切替部と、
前記圧縮機、及び前記タービンの回転数をそれぞれ独立して調節する回転数調節部と、
を備え、
前記切替部は、
前記電動機によって駆動された前記圧縮機から吐出される前記作動流体が、前記蓄熱槽を経て前記タービンの入口側に流れ、該タービンを駆動した後、前記蓄冷槽を経て前記圧縮機の入口側に流れ込む充電状態と、
前記圧縮機から吐出された前記作動流体が、前記蓄熱槽を経て高温高圧となった状態で前記タービン及び前記発電機を駆動し、前記蓄冷槽を経て前記圧縮機の入口側に流れ込む発電状態とを切り替えるポンプ式蓄熱バッテリー。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記タービンの回転数は、前記充電状態よりも前記発電状態の方が大きい請求項1に記載のポンプ式蓄熱バッテリー。
【請求項3】
前記回転数調節部は、前記タービンの効率が予め定められた最適値となるタービン修正流量を実現するタービン修正回転数で前記タービンを駆動する請求項1又は2に記載のポンプ式蓄熱バッテリー。
【請求項4】
前記圧縮機の回転数は、前記充電状態よりも前記発電状態の方が小さい請求項1又は2に記載のポンプ式蓄熱バッテリー。
【請求項5】
前記回転数調節部は、前記圧縮機の効率が予め定められた最適値となる圧縮機修正流量を実現し、かつサージ限界以下となる圧縮機修正回転数で前記圧縮機を駆動する請求項1又は2に記載のポンプ式蓄熱バッテリー。
【請求項6】
前記圧縮機、及び前記タービンは、それぞれ1つずつのみ設けられている請求項1又は2に記載のポンプ式蓄熱バッテリー。
【請求項7】
前記電動機を駆動する電力は、他の発電設備の余剰電力によって賄われる請求項1又は2に記載のポンプ式蓄熱バッテリー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ポンプ式蓄熱バッテリーに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
効率的な発電プラントの一例として、下記特許文献1に記載されたものや、ポンプ式蓄熱バッテリーの実用化が期待されている。ポンプ式蓄熱バッテリーは、モータと、2つの圧縮機と、2つのタービンと、蓄熱槽と、蓄冷槽と、を主に備える。充電状態では、モータで圧縮機を駆動して高温高圧の空気を生成し、この空気の熱を蓄熱槽に貯留する。その後、蓄熱槽を通過した空気はタービンの駆動に用いられることで膨張し、低温状態となる。この低温の空気が蓄冷槽を通過することで、冷熱が当該蓄冷槽に貯留される。他方で、発電状態では、発電用の圧縮機を駆動して高圧空気を生成した後、上記の蓄熱槽を通過させることで、当該空気をさらに高温高圧状態とする。この高温高圧の空気によって発電用のタービンを駆動し、軸端に接続された発電機によって発電することが可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-242694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のポンプ式蓄熱バッテリーでは、上記のように2つずつの圧縮機とタービンが必要となるため、建造コストやメンテナンスコストの増大を招いていた。さらに、発電状態と充電状態とを問わず、効率の良い回転数は、圧縮機とタービンとで異なる。このため、圧縮機とタービンとを同軸で接続して駆動することは、プラント全体としての効率低下の原因になってしまう。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、さらに高い効率で運転することが可能なポンプ式蓄熱バッテリーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係るポンプ式蓄熱バッテリーは、作動流体を圧縮する圧縮機と、該圧縮機とは独立して設けられ、前記圧縮された作動流体によって駆動するタービンと、前記圧縮機の吐出側と前記タービンの入口側とを接続することで前記作動流体が流れる第一流路と、該第一流路上に設けられた蓄熱槽と、前記タービンの排気側と前記圧縮機の入口側とを接続することで前記作動流体が流れる第二流路と、該第二流路上に設けられた蓄冷槽と、前記圧縮機と同軸に接続された電動機と、前記タービンと同軸に接続された発電機と、前記作動流体の流れ方向を制御する切替部と、前記圧縮機、及び前記タービンの回転数をそれぞれ独立して調節する回転数調節部と、を備え、前記切替部は、前記電動機によって駆動された前記圧縮機から吐出される前記作動流体が、前記蓄熱槽を経て前記タービンの入口側に流れ、該タービンを駆動した後、前記蓄冷槽を経て前記圧縮機の入口側に流れ込む充電状態と、前記圧縮機から吐出された前記作動流体が、前記蓄熱槽を経て高温高圧となった状態で前記タービン及び前記発電機を駆動し、前記蓄冷槽を経て前記圧縮機の入口側に流れ込む発電状態とを切り替える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、さらに高い効率で運転することが可能なポンプ式蓄熱バッテリーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係るポンプ式蓄熱バッテリーの構成を示す模式図である。
本開示の実施形態に係る圧縮機の修正流量と圧力比、及び効率の関係を示すグラフである。
本開示の実施形態に係るタービンの修正流量と膨張比、及び効率の関係を示すグラフである。
本開示の実施形態に係る圧縮機とタービンの充電状態と発電状態における回転数、入口温度、及び修正回転数の関係を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態に係るポンプ式蓄熱バッテリー1について、図1から図4を参照して説明する。
【0010】
(ポンプ式蓄熱バッテリーの構成)
このポンプ式蓄熱バッテリー1は、例えば風力発電設備や太陽光発電設備で生じた余剰電力を用いて発電を行う装置である。図1に示すように、ポンプ式蓄熱バッテリー1は、圧縮機10と、タービン11と、第一流路12と、蓄熱槽13と、第二流路14と、蓄冷槽15と、電動機16と、発電機17と、インバータ18と、切替部19と、回転数調節部20と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
発電機
22日前
個人
発電機
18日前
ニデック株式会社
モータ
14日前
個人
発電システム
1日前
個人
高電荷低電位電荷搬送体
1か月前
西芝電機株式会社
回転電機
4日前
未来工業株式会社
ゲージ
1か月前
日産自動車株式会社
発電機
今日
株式会社アイシン
車両用駆動装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
3日前
富士電機株式会社
半導体装置
22日前
住友電装株式会社
電気接続箱
1日前
マツダ株式会社
電力変換装置
1日前
住友電装株式会社
電気接続箱
1日前
株式会社シマノ
電力供給装置
23日前
新光電子株式会社
発振器
3日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電池制御装置
24日前
ミネベアミツミ株式会社
モータ
3日前
トヨタ自動車株式会社
ステータ
1日前
ダイハツ工業株式会社
モータ製造装置
7日前
株式会社アイドゥス企画
負荷追従電動モータ
8日前
株式会社浅羽製作所
通線用先端誘導具
29日前
株式会社ミツバ
回転電機
1日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
14日前
株式会社ダイヘン
電力システム
24日前
ミネベアミツミ株式会社
発電装置
3日前
株式会社ゲットクリーンエナジー
発電機
15日前
株式会社アイドゥス企画
磁力トルクコンバータ
8日前
トヨタ紡織株式会社
磁石挿入装置
14日前
ミネベアミツミ株式会社
発電装置
3日前
株式会社アイシン
回転電機用ステータ製造方法
9日前
株式会社アイシン
回転電機用ステータ製造方法
9日前
株式会社デンソー
電気機器
3日前
株式会社ダイヘン
蓄電池システム
29日前
日本航空電子工業株式会社
シール構造体
1か月前
株式会社ゲットクリーンエナジー
モーター
1日前
続きを見る
他の特許を見る