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公開番号
2025074587
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185503
出願日
2023-10-30
発明の名称
通信装置及び通信処理プログラム
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類
G06F
21/62 20130101AFI20250507BHJP(計算;計数)
要約
【課題】通信装置における設定値を遠隔から変更可能とする場合において、セキュリティを向上する。
【解決手段】複合機200のプロセッサ210は、MIB(管理情報ベース)のOIDを含み、当該OIDに対応する設定値の変更を要求するコマンドを受信するステップST13と、コマンドに含まれるOIDが、特殊OIDであるか通常OIDであるかを判定するステップST15と、OIDが特殊OIDであると判定された場合に、当該特殊OIDによって示されるメモリアドレスの設定値を、コマンドにより書き込まれた値に対応する設定値とするステップST45と、OIDが通常OIDであると判定された場合に、当該通常OIDによって示されるメモリアドレスを特定する処理と、特定したメモリアドレスの設定値を、コマンドにより書き込まれた値に対応する設定値とするステップST50と、を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
通信インタフェースと、
設定項目及び当該設定項目の設定値と、管理情報ベースとを記憶するメモリと、
コントローラと、
を備える通信装置であって、
前記コントローラは、
前記管理情報ベースのオブジェクト識別子を含み、当該オブジェクト識別子の値の書き込みを要求するコマンドを、前記通信インタフェースを介して受信するコマンド受信処理と、
前記コマンド受信処理で受信した前記コマンドに含まれる前記オブジェクト識別子が、第1オブジェクト識別子であるか、前記第1オブジェクト識別子とは異なる第2オブジェクト識別子であるか、を判定する第1判定処理と、
前記第1判定処理で前記オブジェクト識別子が前記第1オブジェクト識別子であると判定された場合に、当該第1オブジェクト識別子によって示されるメモリアドレスの前記設定値を、前記コマンドにより書き込まれた値に対応する設定値とする第1設定処理と、
前記第1判定処理で前記オブジェクト識別子が前記第2オブジェクト識別子であると判定された場合に、当該第2オブジェクト識別子によって示されるメモリアドレスを特定する特定処理と、
前記特定処理で特定した前記メモリアドレスの前記設定値を、前記コマンドにより書き込まれた値に対応する設定値とする第2設定処理と、
を実行する通信装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、前記第1判定処理において、
前記コマンドに含まれる前記オブジェクト識別子に特定の文字列が含まれていれば前記第1オブジェクト識別子であると判定し、前記特定の文字列に含まれていなければ前記第2オブジェクト識別子であると判定する、
請求項1記載の通信装置。
【請求項3】
前記コントローラは、さらに、
前記コマンドをセキュリティが確保された第1プロトコルで受信したか、若しくは、前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルで受信したか、を判定する第2判定処理を実行し、
前記第2判定処理において前記第1プロトコルで前記コマンドを受信したと判定された場合には、当該コマンドによる書き込みを実行し、前記第2判定処理において前記第2プロトコルで前記コマンドを受信したと判定された場合には、当該コマンドによる書き込みを実行しない、請求項1記載の通信装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記コマンドに含まれる前記オブジェクト識別子が前記第1オブジェクト識別子であり、かつ前記第2判定処理において前記第1プロトコルで前記コマンドを受信したと判定された場合には、当該コマンドによる書き込みを実行し、
前記コマンドに含まれる前記オブジェクト識別子が前記第1オブジェクト識別子であり、かつ前記第2判定処理において前記第2プロトコルで前記コマンドを受信したと判定された場合には、当該コマンドによる書き込みを実行しない、
請求項3記載の通信装置。
【請求項5】
前記コントローラは、さらに、
前記コマンドに含まれる前記オブジェクト識別子が前記第1オブジェクト識別子であり、かつ前記第2判定処理において前記第2プロトコルで前記コマンドを受信したと判定された場合に、当該オブジェクト識別子が存在しないことを通知する、通知処理を実行する、請求項4記載の通信装置。
【請求項6】
コンピュータに対し、
設定項目及び当該設定項目の設定値と、管理情報ベースのオブジェクト識別子とを含み、当該オブジェクト識別子の値の読み込み又は書き込みを要求するコマンドを、通信インタフェースを介して受信するコマンド受信処理と、
前記コマンド受信処理で受信した前記コマンドに含まれる前記オブジェクト識別子が、第1オブジェクト識別子であるか、前記第1オブジェクト識別子とは異なる第2オブジェクト識別子であるか、を判定する第1判定処理と、
前記第1判定処理で前記オブジェクト識別子が前記第1オブジェクト識別子であると判定された場合に、当該第1オブジェクト識別子によって示されるメモリアドレスの設定値を、前記コマンドにより書き込まれた値に対応する設定値とする第1設定処理と、
前記第1判定処理で前記オブジェクト識別子が前記第2オブジェクト識別子であると判定された場合に、当該第2オブジェクト識別子によって示されるメモリアドレスを特定する特定処理と、
前記特定処理で特定した前記メモリアドレスの設定値を、前記コマンドにより書き込まれた値に対応する設定値とする第2設定処理と、
を実行させるための、通信処理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、メモリに記憶される設定値の書き込みを実行可能な通信装置及び通信処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載のように、ネットワークを介してサーバから設定値の設定要求を受けた場合に、当該要求に応じて通信装置の設定値を変更する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-207481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の通信システムでは、設定値を遠隔から変更する場合のセキュリティ向上に関しては、特に考慮されていない。
【0005】
本発明の目的は、通信装置における設定値を遠隔から変更可能とする場合において、セキュリティを向上できる構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本願発明の通信装置は、通信インタフェースと、設定項目及び当該設定項目の設定値と、管理情報ベースとを記憶するメモリと、コントローラと、を備える通信装置であって、前記コントローラは、前記管理情報ベースのオブジェクト識別子を含み、当該オブジェクト識別子の値の書き込みを要求するコマンドを、前記通信インタフェースを介して受信するコマンド受信処理と、前記コマンド受信処理で受信した前記コマンドに含まれる前記オブジェクト識別子が、第1オブジェクト識別子であるか、前記第1オブジェクト識別子とは異なる第2オブジェクト識別子であるか、を判定する第1判定処理と、前記第1判定処理で前記オブジェクト識別子が前記第1オブジェクト識別子であると判定された場合に、当該第1オブジェクト識別子によって示されるメモリアドレスの前記設定値を、前記コマンドにより書き込まれた値に対応する設定値とする第1設定処理と、前記第1判定処理で前記オブジェクト識別子が前記第2オブジェクト識別子であると判定された場合に、当該第2オブジェクト識別子によって示されるメモリアドレスを特定する特定処理と、前記特定処理で特定した前記メモリアドレスの前記設定値を、前記コマンドにより書き込まれた値に対応する設定値とする第2設定処理と、を実行する。
【0007】
本願発明においては、コントローラが実行するコマンド受信処理で、管理情報ベースのオブジェクト識別子の値の書き込みを要求するコマンドが受信される。第1判定処理で、コマンドに含まれるオブジェクト識別子が第1オブジェクト識別子であるか、第2オブジェクト識別子であるかが判定される。第1判定処理の判定結果に基づき、コマンドに含まれるものが第1オブジェクト識別子である場合と第2オブジェクト識別子である場合とで、取り扱いが変わる。
【0008】
第1オブジェクト識別子には、対応するメモリアドレスが示されている。コントローラは、コマンドに第1オブジェクト識別子が含まれていた場合には、第1設定処理において、第1オブジェクト識別子によって示されるメモリアドレスの設定値を、コマンドで書き込まれた値に対応する設定値に直接設定する。
【0009】
一方、第2オブジェクト識別子には、対応するメモリアドレスが示されていない。そのためコントローラは、コマンドに第2オブジェクト識別子が含まれていた場合には、まず特定処理で、第2オブジェクト識別子に対応するメモリアドレスを特定する。コントローラは、第2設定処理において、上記特定されたメモリアドレスの設定値を、コマンドで書き込まれた値に対応する設定値に設定する。
【0010】
以上のように、メモリに記憶されている設定項目の設定値を変更する際、コマンドに含まれるオブジェクト識別子が第1オブジェクト識別子の場合は、当該第1オブジェクト識別子の示すメモリアドレスの値を直接変更する手法となる。そのため、コマンドに含まれるオブジェクト識別子が第2オブジェクト識別子である場合と同様の、オブジェクト識別子に対応するメモリアドレスを特定した後、特定されたメモリアドレスの設定値を、書き込まれた値に対応する設定値に設定する手法では変更できない。
(【0011】以降は省略されています)
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