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公開番号2025075449
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186624
出願日2023-10-31
発明の名称測定管理装置、測定管理システム及び測定管理方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人第一国際特許事務所
主分類G06Q 10/04 20230101AFI20250508BHJP(計算;計数)
要約【課題】予測モデルにおいて、データの不足が判明した場合でも、不足のデータをどのように効率的に取得すべきかの点については、十分に検討されていない。
そこで、本発明では、予測モデルにおいて、データの十分性が欠けることが判明した場合に、不足のデータを効率的に取得するための情報を提供する。
【解決手段】上記の課題を解決するために、本発明の測定管理装置は、説明変数の領域を分割した領域ごとにデータの十分性評価する測定データ評価部(130)と、データの十分性の評価結果に基づき、前記説明変数の領域ごとに、追加のデータ測定を行う測定候補地点情報を生成する測定場所生成部(140)と、測定候補地点の位置情報を表示画面上に出力するGUI管理部(150)とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
説明変数から目的変数を推定する予測モデルのために必要なデータの測定状況を管理する測定管理装置であって、
前記説明変数の領域を分割した領域ごとに測定データの信頼度を評価する測定データ評価部と、
前記測定データの信頼度の評価結果に基づき、追加のデータ測定を行う測定候補地点の位置情報を生成する測定場所生成部と、
前記測定候補地点の位置情報を表示画面上に出力するGUI管理部と、
を有することを特徴とする測定管理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の測定管理装置であって、
前記測定場所生成部は、追加のデータ測定を行う前記説明変数の領域を生成し、
前記GUI管理部は、前記追加のデータ測定を行う前記説明変数の領域を表示画面上に出力することを特徴とする測定管理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の測定管理装置であって、
前記GUI管理部は、追加のデータ測定を行う前記測定候補地点の位置情報及び説明変数の値を、グリッド図または座標、地点ID、地点ラベル若しくはグリッドIDのリストの少なくともいずれか1つ以上で表示画面上に出力することを特徴とする測定管理装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載の測定管理装置であって、
前記測定データ評価部は、前記説明変数の領域を分割するにあたり、分割粒度を説明変数の範囲毎に異なる値に指定できることを特徴とする測定管理装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の測定管理装置であって、
前記測定データ評価部は、測定データの信頼度評価を目的変数の信頼度と目的変数の誤差許容範囲との比較によって行うことを特徴とする測定管理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の測定管理装置であって、
前記目的変数の信頼度は、目的変数の5パーセンタイル値と95パーセンタイル値の差の絶対値、標準偏差またはn%信頼区間のいずれかであることを特徴とする測定管理装置。
【請求項7】
請求項1または2に記載の測定管理装置であって、
説明変数及び目的変数のデータを測定する測定部を前記測定管理装置内に備えていることを特徴とする測定管理装置。
【請求項8】
請求項1または2に記載の測定管理装置の前記測定データ評価部、前記測定場所生成部、およびGUI管理部はクラウド上のサーバに構築されており、ネットワークを介して測定装置から測定データを受信することが可能な測定管理システム。
【請求項9】
請求項1に記載の測定管理装置において、
説明変数の領域を分割し、分割された前記説明変数の領域ごとに測定データの信頼度を評価し、
前記測定データ評価部における測定データの信頼度の評価結果に基づき、追加のデータ測定を行う測定候補地点位置情報を生成し、
前記測定候補地点の位置情報を表示画面上に表示することを特徴とする測定管理方法。
【請求項10】
請求項9に記載の測定管理方法であって、
前記測定場所生成部は、追加のデータ測定を行う前記説明変数の領域を生成し、
前記GUI管理部は、前記追加のデータ測定を行う前記説明変数の領域を表示画面上に表示することを特徴とする測定管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測定管理装置、測定管理システム及び測定管理方法に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
取得したデータに基づき、予想モデルを作成する技術が様々な分野で活用されている。予測モデルにおいては、原因に相当する説明変数と予測結果に相当する目的変数との関係に基づき、説明変数から目的変数を推測することが行われている。そして、このような推測の精度を高めるためには、十分な説明変数と目的変数のデータが必要となるが、予想モデルにおいては、常に最初からデータが十分に得られているとは限らない。
【0003】
これに対応するため、特許文献1は、データ不足となっている説明変数の値の範囲を定量的に判断し、判断結果を提示することを課題としており、データ不足提示システムおよびデータ不足提示方法として以下の内容が開示されている。
「説明変数から目的変数を推定するために必要なデータの不足の有無を提示するデータ不足提示システムであって、説明変数の値と目的変数の値との組み合わせとして与えられたデータのデータ領域を、説明変数の値と目的変数の値とで定まる複数の領域に分割し、分割された領域毎あるいは説明変数の値が所定範囲となる領域群毎に、データ不足に関連する少なくとも1つの指標値を算出し、指標値に基づき説明変数の範囲毎にデータの不足の有無を判断するデータ不足範囲算出部2と、データ不足範囲算出部2の判断結果を出力する出力部3とを有する。」
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-197267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、説明変数の範囲毎に、データ不足に関連する少なくとも1つの指標値に基づきデータの不足の有無を判断を行っている。
しかし、予測モデルにおいて、データの不足が判明した場合でも、不足のデータをどのように効率的に取得すべきかの点については、十分に検討されていない。
そこで、本発明では、予測モデルにおいて、データの十分性や信頼度が欠けることが判明した場合に、不足のデータをどのように効率的に取得するかの情報を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、代表的な本発明の測定管理装置の一つは、説明変数から目的変数を推定する予測モデルのために必要なデータの測定状況を管理する測定管理装置である。そして、測定管理装置は、説明変数の領域を分割した領域ごとに測定データの信頼度を評価する測定データ評価部と、測定データの信頼度の評価結果に基づき、追加のデータ測定を行う測定候補地点の位置情報を生成する測定場所生成部と、測定候補地点の位置情報を表示画面上に出力するGUI管理部とを備えている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、予測モデルにおいて、データの十分性や信頼度性が欠ける場合に、不足のデータをどのように効率的に取得するかの情報を提供することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の発明を実施をするための形態における説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の測定管理装置及び測定装置のシステム構成図である。
図2は、測定管理装置及び測定装置のハードウエア構成図である。
図3は、測定管理装置の機能ブロック図である。
図4は、測定データDBの構成を示す図である。
図5は、設定データDBの構成を示す図である。
図6は、設定データDBの構成を示す図である。
図7は、設定データDBの構成を示す図である。
図8は、GUI入力画面の例を示す図である。
図9は、GUI出力画面の例を示す図である。
図10は、測定状況表示の箱ひげ図の拡大図の例である。
図11は、測定監視装置の全体的な処理フローを示す図である。
図12は、測定データ信頼度評価の処理フローを示す図である。
図13は、RSRP毎の座標データの例を示す図である。
図14は、測定完了RSRP区間データの例を示す図である。
図15は、測定場所の生成処理フローを示す図である。
図16は、座標IDごとのRSRPデータ及び測定完了フラグの一例である。
図17は、生成結果の表示処理フローを示す図である。
図18は、第2実施形態の測定管理装置のシステム構成図である。
図19は、第3実施形態の測定管理システムのシステム構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
同一あるいは同様の機能を有する構成要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。また、これらの複数の構成要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
また、「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、本開示において様々な要素又は構成要素を説明するのに用いられる場合があるが、これらの要素又は構成要素はこれらの用語によって限定されるべきでないことが理解されるであろう。これらの用語は、或る要素又は構成要素を別の要素又は構成要素と区別するためにのみ用いられる。従って、以下で論述する第1の要素又は構成要素は、本発明概念の教示から逸脱することなく第2の要素又は構成要素と呼ぶこともできる。
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
【0010】
(用語の定義)
本開示において、RSRP(Reference Signal Received Power)とは、基準信号受信電力を意味し、一般的に、LTE通信を構成している基準信号の15KHzの帯域で受信された受信電力で表示する。RSRPは、基本的に基地局の電波の強度によって変化し、通信の混雑とは関係なく、基地局からの信号強度で決定される。
RSRQ(Reference Signal Received Quality)は、帯域毎に異なる干渉量を含むパラメータであり、特に、異なる帯域間(inter band)のセルの受信品質の比較に使用される値である。基地局の混雑具合と雑音などの総合指標であり、基地局が発する通信のうち、1端末向けの通信が占めるエネルギー量で表され、混雑しているほど低い値となる。
RSSNR(Reference Signal Signal Noise Ratio)は、信号と雑音の強度の比を意味する。
SNR(Signal-to-Noise Ratio)とは、デバイスが受信したノイズを含む無線のうちLTEとして利用可能な信号の電力比を示すパラメータであり、一般的に20~0(dB)の間の値を取り20に近いほど(もしくは20以上であれば数値が大きいほど)通信環境が良いことを示す。
スループット(Throughput)とは、ネットワーク機器が単位時間あたりに処理できるデータ量、データ転送速度を意味し、数値の単位は「Mbps」で1秒あたりのデータ量をビット数で表す。
RTT(Round-Trip Time)とは、通信相手に信号やデータを発信してから、応答が帰ってくるまでにかかる時間を意味し、相手との物理的な距離や、経路上で中継・転送する装置などの数や処理時間に左右され、通常はミリ秒で表記される。
信頼区間とは、統計学で母集団の真の値(母平均等)が含まれることが、かなり確信できる数値範囲を意味する。また、信頼係数とは、統計的に信頼区間を推定する区間推定の際に、母集団の平均(母平均)が信頼区間の範囲に含まれる確率を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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