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公開番号2025095755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212031
出願日2023-12-15
発明の名称信号処理装置
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人
主分類H04R 3/00 20060101AFI20250619BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 HPFを有するADCを含む信号処理装置においてHPFにより減衰された低域の周波数特性をフラットに戻す技術的手段を提供する。
【解決手段】 信号処理装置100は、入力信号に対するA/D変換および帯域制限処理を実行する第1信号処理部10と、帯域制限処理を近似によって求めた伝達関数の逆関数に基づく信号復元処理を第1信号処理部10の出力信号に対して実行する第2信号処理部20と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入力信号に対するA/D変換および帯域制限処理を実行する第1信号処理部と、
前記帯域制限処理を近似によって求めた伝達関数の逆関数に基づく信号復元処理を前記第1信号処理部の出力信号に対して実行する第2信号処理部と、
を有する信号処理装置。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記逆関数がz平面内の単位円上に極を有し、前記信号復元処理は、前記逆関数の伝達関数を構成する係数を調整することにより前記極を前記単位円内に移動させた処理である、請求項1に記載の信号処理装置、
【請求項3】
前記第1信号処理部が電気音響変換装置に接続される請求項1に記載の信号処理装置。
【請求項4】
前記信号復元処理は、1次IIRフィルタである請求項1に記載の信号処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、音声入力機器に好適な信号処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルミキサやオーディオインターフェースなどの音声入力機器は、可聴帯域の周波数特性がフラットであることが求められる。しかしながら、この種の音声入力機器には、DCオフセット除去等のため、HPF(High Pass Filter)を有するADC(Analogue to Digital Converter)が設けられる(例えば非特許文献1参照)。このため、音声入力機器では、低域の周波数特性が減衰する問題が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
TEXAS INSTRUMENTS、PCM1840 Quad Channel, 32-Bit, 192-kHz, Burr-BrownTM Audio ADC、2019年4月、[online]、平成5年11月2日検索、インターネット<URL:https://www.ti.com/lit/ds/symlink/pcm1840.pdf?ts=1698901964029&ref_url=https%253A%252F%252Fsearch.yahoo.co.jp%252F>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この低域特性の減衰を避けるため、HPFを有しないADCを使用することが考えられる。しかし、一般的な傾向としてADC回路のハードウェア構成としてHPFをもつADCの方がHPFをもたないADCよりも安価である。また、HPFをもつADCの方がADC回路の設計自由度が向上するため、ハードウェア設計者がADCを選定する際に幅広いハードウェア構成の選択肢からADC回路を設計できる。従って、HPFを有するADCを採用する方がADCの部品価格が下がり、原価を下げることができる。そこで、HPFを有するADCを使用し、HPFにより減衰した低域の周波数特性を例えばEQ(Equalizer)等の手段によりフラットに戻すことが考えられる。しかしながら、このような手段では、低域を十分に復元することができない。
【0005】
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、HPFを有するADCを含む信号処理装置においてHPFにより減衰された低域の周波数特性をフラットに戻す技術的手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、入力信号に対するA/D変換および帯域制限処理を実行する第1信号処理部と、前記帯域制限処理を近似によって求めた伝達関数の逆関数に基づく信号復元処理を前記第1信号処理部の出力信号に対して実行する第2信号処理部と、を有する信号処理装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
この発明の一実施形態である信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
【0009】
図1はこの発明の一実施形態による信号処理装置100の構成を示すブロック図である。信号処理装置100は、アナログ信号発生部1が発生するアナログ信号を処理する装置であり、第1信号処理部10と、第2信号処理部20とを含む。
【0010】
アナログ信号発生部1は、例えばマイクロフォン等の電気音響変換装置内のセンサであり、受音音圧波形を示すアナログ信号を出力する。
(【0011】以降は省略されています)

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