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公開番号2025075775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187174
出願日2023-10-31
発明の名称電波反射体
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01Q 15/14 20060101AFI20250508BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】反射素子間の隙間から生じる反射損失を少なくして、反射効率の高い電波反射体を提供する。
【解決手段】特定周波数の電波を正反射方向以外の方向に向けて反射する電波反射体であって、基板と、前記基板の一主面側に形成され、少なくとも2種類以上の形状の複数の反射素子を配列させてなる電波反射層を少なくとも備え、互いに隣接する前記反射素子どうしは、電気的に接続されているか、または前記電波の波長に対して5%以下の長さの隙間を開けて配置されていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
特定周波数の電波を正反射方向以外の方向に向けて反射する電波反射体であって、
基板と、前記基板の一主面側に形成され、少なくとも2種類以上の形状の複数の反射素子を配列させてなる電波反射層を少なくとも備え、
互いに隣接する前記反射素子どうしは、電気的に接続されているか、または前記電波の波長に対して5%以下の長さの隙間を開けて配置されていることを特徴とする電波反射体。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
複数の前記反射素子は、前記基板の一主面の第一方向、およびこの第一方向に直角な第二方向に配列され、
前記隙間は、前記第一方向に沿った前記反射素子どうしの隙間、および前記第二方向に沿った前記反射素子どうしの隙間を含むことを特徴とする請求項1に記載の電波反射体。
【請求項3】
前記隙間は、互いに隣接する前記反射素子のうち、一方の反射素子が他方の反射素子に最も近接した点を通る配列方向に直角な線と、他方の反射素子が一方の反射素子に最も近接した点を通る配列方向に直角な線との間隔であることを特徴とする請求項1または2に記載の電波反射体。
【請求項4】
前記基板の一主面と対する面に導電体層が形成されている請求項1に記載の電波反射体。
【請求項5】
前記電波の周波数は、少なくとも3GHz以上、300GHz以下であること特徴とする請求項1または2に記載の電波反射体。
【請求項6】
前記反射素子は、ケイ素、白金、チタン、コバルト、鉄、金、銀、銅のうち、少なくともいずれか1つを含む材料から構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の電波反射体。
【請求項7】
前記電波反射体は可撓性を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電波反射体。
【請求項8】
前記電波反射体は、D65標準光源における全光線透過率が65%以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の電波反射体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ミリ波を中心にした波長域の電波を反射させる電波反射体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
第5世代移動通信システム(5G)では、高速通信を実現するため、例えば、3GHz~300GHzといった高い周波数帯の電波(以下、便宜的にミリ波と称することがある)が用いられる。
【0003】
ミリ波は高い周波数によって直進性が高く、回折による伝搬が少ないため、特に都市部などでは多数の建築物による電波遮蔽によって、カバレッジホールが多くに発生することが知られている。このため、ミリ波の活用には従来利用されていなかった反射波(反射電波)を利用する必要がある。このため、ミリ波などの高い周波数帯の電波を反射可能な電波反射板も知られている。
【0004】
例えば、特許文献1には、複数のメタサーフェス反射板を並べて構成され、互いに隣り合う2つのメタサーフェス反射板の反射電波の位相差が0ではないメタサーフェス反射板アレイが開示されている。こうしたメタサーフェス反射板アレイを用いれば、28GHz帯等の高い周波数帯の電波の反射方向(反射角度)や反射を抑制する方向を制御することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-175054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されたようなメタサーフェス反射板アレイは、電波反射面が面内で不連続であるため、反射素子どうしの間隔が大きく反射面全体に対する反射素子の占める割合が小さいため、電波の反射効率が低いという課題があった。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、反射素子間の隙間から生じる反射損失を少なくして、反射効率の高い電波反射体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の電波反射体は、以下の構成を有する。
(1)本発明の第1態様に係る電波反射体は、特定周波数の電波を正反射方向以外の方向に向けて反射する電波反射体であって、基板と、前記基板の一主面側に形成され、少なくとも2種類以上の形状の複数の反射素子を配列させてなる電波反射層を少なくとも備え、互いに隣接する前記反射素子どうしは、電気的に接続されているか、または前記電波の波長に対して5%以下の長さの隙間を開けて配置されていることを特徴とする。
【0009】
(2)本発明の第2態様に係る電波反射体は、第1態様において、複数の前記反射素子は、前記基板の一主面の第一方向、およびこの第一方向に直角な第二方向に配列され、前記隙間は、前記第一方向に沿った前記反射素子どうしの隙間、および前記第二方向に沿った前記反射素子どうしの隙間を含むことを特徴とする。
【0010】
(3)本発明の第3態様に係る電波反射体は、第1または第2の態様において、前記隙間は、互いに隣接する前記反射素子のうち、一方の反射素子が他方の反射素子に最も近接した点を通る配列方向に直角な線と、他方の反射素子が一方の反射素子に最も近接した点を通る配列方向に直角な線との間隔であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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