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公開番号2025088533
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203297
出願日2023-11-30
発明の名称電源切替器
出願人株式会社高田製作所
代理人個人
主分類H01H 31/28 20060101AFI20250604BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 従来の電源切替器に比較して、小型で薄型の電源切替器の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明にかかる電源切替器は、切替器本体と、第1電源系及び第2電源系の各固定コンタクトと、前記固定コンタクトに切り替え可能に接続される可動コンタクトと、前記可動コンタクトを配設し前記切替器本体の設置面に平行に延長される長軸が該切替器本体に回転自在に軸支されたクロスバーを有し、前記両固定コンタクトは、前記クロスバーの長軸を含む面で且つ前記切替器本体の設置面に垂直な面の片側に配置される。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
切替器本体と、
第1電源系及び第2電源系の各固定コンタクトと、
前記固定コンタクトに切り替え可能に接続される可動コンタクトと、
前記可動コンタクトを配設し前記切替器本体の設置面に平行に延長される長軸が該切替器本体に回転自在に軸支されたクロスバーを有し、
前記両固定コンタクトは、前記クロスバーの長軸を含む面で且つ前記切替器本体の設置面に垂直な面の片側に配置されることを特徴とする電源切替器。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1記載の電源切替器であって、前記クロスバーと同軸で回動して前記クロスバーの回転を操作するトグル機構を有し、そのトグル機構のドライブハンドル摘み部は前記クロスバーの長軸を含む面で且つ前記切替器本体の設置面に垂直な面の両側に選択的に回転移動して第1電源系及び第2電源系の切替をすることを特徴とする電源切替器。
【請求項3】
請求項2記載の電源切替器であって、前記クロスバーには前記可動コンタクトと選択された前記固定コンタクトとの接触を保持するように前記可動コンタクトを付勢する付勢手段が形成されることを特徴とする電源切替器。
【請求項4】
請求項2記載の電源切替器であって、前記トグル機構はソレノイドを駆動源とする回転機構と共に搭載されることを特徴とする電源切替器。
【請求項5】
請求項4記載の電源切替器であって、前記固定コンタクト及び前記可動コンタクトを有するコンタクト構造部と、前記トグル機構及び回転機構とは異なる角度で設置されていることを特徴とする電源切替器。
【請求項6】
請求項1記載の電源切替器であって、前記第1電源系及び第2電源系の各固定コンタクトは、前記切替器本体の一方の側面に階段状に形成された端子部に接続されることを特徴とする電源切替器。
【請求項7】
請求項6記載の電源切替器であって、前記可動コンタクトに電気的に接続する負荷用の端子部は前記切替器本体の他方の側面に形成されていること特徴とする電源切替器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は2系統の電源間で切り替えをする場合に使用される電源切替器に関し、特に薄型の切替器本体を備えた電源切替器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電源として2系統の、例えば常用系と予備系の電源を切り替えて使用する需要があり、例えば負荷に常用系から給電している状態で停電が生じた場合では、直ちに自家発電などの非常用の電源に切り替えることが望まれる。また、脱炭素化に向けた需要として、太陽光や蓄電池を利用したシステムの活用が求められており、特に最近では太陽光発電システムを既存の工場や事業所に設置することも増加している。しかしながら、太陽光や風力を利用した発電では、その発電量が気候に左右され易く、安定した電力供給のためには電源を切り替える必要性も生じる。
【0003】
一般的に電源切替器は、分電盤と呼ばれる建物の配電設備の一部に組み込まれるように設置されることが多く、分電盤の扉を開いて作業員が電源の切り替え作業を行ったり、停電などは自動で停電状態を検出して瞬時に切り替えを行うものも知られる(例えば、特許文献1、2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6415334号公報
特許第5459885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、2系統の電源を切り替る電源切替器を設置する場合、従来は、自立型のキュービクルと称されるやや大型の配電盤内に設置できれば良く、その設置可能なサイズは、キュービクルの奥行よりも小さな、例えば350mm程度の装置高さであれば十分に配置できるものであった。しかしながら、近年は小規模な事業者や集合住宅、個人住宅などにおいても電源切替の需要が高まってきており、そのような小規模な事業所などにおける配電設備を考慮した場合では、より小さな奥行100mm程度の分電盤サイズでも電源切替器を配置することが好ましく、より小型で薄型の電源切替器の活用が望まれていた。
【0006】
また、切替器を配電盤に組み込んだ場合、A電源端子とB電源端子に配線される電線は組み立て工場で接続され、負荷端子は工事業者が現地の据え付け現場で電線を接続することが行われる場合では、従来の構造では、A電源端子とB電源端子のいずれかと、負荷端子とが階段状に前後となることから、一旦重なっている電源端子を取り外し、負荷端子の電線接続後に再度取り外した電源端子を接続し直すことが行われていた。
【0007】
そこで本発明の電源切替器は、従来の電源切替器に比較して、小型で薄型であり、設置工事に際して端子の付け直しなども抑制できる電源切替器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の技術的な課題を解決するため、本発明の電源切替器は、切替器本体と、第1電源系及び第2電源系の各固定コンタクトと、前記固定コンタクトに切り替え可能に接続される可動コンタクトと、前記可動コンタクトを配設し前記切替器本体の設置面に平行に延長される長軸が該切替器本体に回転自在に軸支されたクロスバーを有し、前記両固定コンタクトは、前記クロスバーの長軸を含む面で且つ前記切替器本体の設置面に垂直な面の片側に配置されることを特徴とする。
【0009】
各固定コンタクトを前記切替器本体の設置面に垂直な面の片側に寄せて配置することで、切り替えのためのクロスバーと可動コンタクトの回転動作を軸の片側だけで良いものとすることができ、よって装置の高さのサイズを抑えることができ、切替器全体を薄型にすることができる。また、端子が片側の寄せられることから、設置工事に際して負荷端子の配線に電源端子は邪魔をしないため、不要な端子配線の付け直しなども抑制できる。
【0010】
このような本発明にかかる電源切替器は、前記クロスバーと同軸で回動して前記クロスバーの回転を操作するトグル機構を有する構造とすることができる。そのトグル機構のドライブハンドル摘み部は、例えば、前記クロスバーの長軸を含む面で且つ前記切替器本体の設置面に垂直な面の両側に選択的に回転移動して第1電源系及び第2電源系の切替をすることもできる。また、前記クロスバーには前記可動コンタクトと選択された前記固定コンタクトとの接触を保持するように前記可動コンタクトを付勢する付勢手段が形成することができ、前記トグル機構はソレノイドを駆動源とする回転機構と共に搭載される構造とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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