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公開番号2025088145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202631
出願日2023-11-30
発明の名称電池
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類H01M 50/375 20210101AFI20250604BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】より安全性に優れる電池を提供する。
【解決手段】
電池素子を収容する筒状の外装体と、外装体の両端部に配置された安全弁とを備える筒型電池であって、安全弁は、第1金属部材と、第1金属部材の周縁部にて第1金属部材を支持するように設けられ、開口を有する支持部と、第1金属部材と支持部とを接続し、かつ熱可塑性樹脂を含んで成る第1絶縁部材とを有する、電池。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電池素子を収容する筒状の外装体と、該外装体の両端部に配置された安全弁とを備える筒型の電池であって、
前記安全弁は、
第1金属部材と、
該第1金属部材の周縁部にて該第1金属部材を支持するように設けられ、開口を有する支持部と、
前記第1金属部材と前記支持部とを接続し、かつ熱可塑性樹脂を含んで成る第1絶縁部材とを有する、電池。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記熱可塑性樹脂は、スーパーエンプラ系樹脂およびポリオレフィン系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂を含む、請求項1に記載の電池。
【請求項3】
平常状態において、前記第1絶縁部材は、前記金属部材と前記支持部との間を封止する、請求項1に記載の電池。
【請求項4】
異常高温状態において、前記熱可塑性樹脂が軟化して、電池内部と電池外部とを連通するガス排出経路を形成する、請求項1に記載の電池。
【請求項5】
前記外装体の外表面は、ビーディング部を備えない構造を有する、請求項1に記載の電池。
【請求項6】
前記両端部に配置された前記安全弁のうちすくなくとも一方は、
前記第1金属部材の内面側に設けられ、前記第1金属部材と電気的に接続する第2金属部材と、
前記第1金属部材および前記第2金属部材の周縁を接続し、かつ熱硬化性樹脂を含む第2絶縁部材と
をさらに有し、
前記第1金属部材は、前記第1金属部材と前記第2金属部材の前記周縁との接続部に対して、前記筒型の電池の回転軸に相当する電池軸に垂直な径方向の内側に、第1溝部を有し、
前記第2金属部材は、前記第1金属部材と電気的に接続する中央部と、第2溝部と、該第2溝部を介して該中央部を取り囲む外周部とを有する、請求項1に記載の電池。
【請求項7】
前記第2金属部材は、前記支持部の前記開口に配置され、
前記第2金属部材は、
中央に配置され、電池軸の相対的に外側に向かって突出し、前記第1金属部材と電気的に接続する突出部と、
前記突出部の周縁に配置され、前記第2絶縁部材を介して前記第1金属部材と接続する周縁部と
を有する、請求項6に記載の電池。
【請求項8】
平常状態において、前記第2金属部材は、前記第1金属部材と前記電池素子とを電気的に接続する、請求項6に記載の電池。
【請求項9】
異常高温時において、前記第2金属部材の前記中央部が前記外周部から分離し、前記第1金属部材が変位して、前記第1金属部材と前記第2金属部材の前記外周部との電気的接続が遮断される、請求項8に記載の電池。
【請求項10】
前記第1金属部材は、電池軸の径方向にて前記第2金属部材よりも外側にまで延在する外周部分を有し、
前記支持部は、前記第1絶縁部材を介して前記外周部分と電池軸方向に重ねられる、請求項6に記載の電池。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池、特に、筒型電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電池は、化学変化などによるエネルギーを電気エネルギーとして取り出すことが可能であり、様々な用途に用いられている。例えば、携帯電話、スマートフォンおよびノートパソコンなどのモバイル機器に電池が用いられている。
【0003】
従来、このような電池としては、例えば、特許文献1に記載の電池がある。この電池の金属缶は、特許文献1の図1~3に示すように、電気化学的電池セル容器として用いられ、第1および第2の開口端部を画定する側壁(筒型チューブ(4))と、側壁の第1の開口端部に配置され、内面および外面を有する第1の金属エンドキャップ(正極エンドギャップ(1))と、第1のエンドキャップの外面にはんだ付けされた端子プレート(ニッケルインターフェース端子(9))と、側壁の第2の開口端部に配置された第2の金属プレートとを含むことを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2009-507345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、本発明者は、上記のような電池では、安全性に改善の余地があることを見出した。
【0006】
そこで、本開示の主たる目的は、安全性のより優れる電池を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、従来の延長上で対応するのではなく、新たな方向で対応することによって上記課題の解決を試みた。その結果、上記主たる目的を達成する電池の発明に至った。
詳しくは、本発明者は上記課題を解決するために鋭意検討し、異常高温状態における電池内圧の急激な増加を十分に抑制するために、電池の両端部に熱開放機構を備えることで、異常高温状態における電池内圧における急激な増加を十分に抑制し、これにより安全性をより向上させる本開示を想到するに到った。すなわち、本開示は、以下の実施形態を含む。
【0008】
前記課題を解決するため、本開示の一実施形態に係る電池は、
電池素子を収容する筒状の外装体と、該外装体の両端部に配置された安全弁とを備える筒型電池であって、
前記安全弁は、
第1金属部材と、
該第1金属部材の周縁にて該第1金属部材を支持するように設けられ、開口を有する支持部と、
前記第1金属部材と前記支持部とを接続し、かつ熱可塑性樹脂を含んで成る第1絶縁部材とを有する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一実施形態に係る電池は、安全性により優れる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の第1実施形態に係る電池を模式的に示す側面図である。
図2は、図1のA部の拡大断面図である。
図3は、図1のB部の拡大断面図である。
図4は、本開示の第2実施形態に係る電池の端部を模式的に示す(平常状態における)断面図である。
図5は、本開示の第2実施形態に係る電池の端部を模式的に示す分解斜視図である。
図6は、本開示の第2実施形態に係る電池の端部を模式的に示す(異常高温状態における)断面図である。
図7は、比較例の下部側の端部を模式的に示す平面図である。
図8は、実施例および比較例の電池における内圧の時間変化を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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