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公開番号2025076006
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187594
出願日2023-11-01
発明の名称データ処理システム、データ処理装置、及び、データ処理方法
出願人株式会社荏原製作所
代理人個人,個人
主分類H02P 5/74 20060101AFI20250508BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の負荷制御装置を容易に管理することを可能とするデータ処理システムを提供する。
【解決手段】データ処理システムは、複数の負荷制御装置2と、複数の負荷制御装置2と通信可能に構成されたデータ処理装置3とを備える。複数の負荷制御装置2の各々は、負荷装置に連結されたモータを駆動するインバータ及びデータ処理装置3と通信可能に構成された負荷側通信部と、負荷装置を運転したときの運転情報D2を記憶可能な負荷側記憶部と、運転情報D2を負荷側記憶部に記憶するとともに、負荷側記憶部に記憶された運転情報D2をデータ処理装置3に送信する負荷側制御部とを備える。データ処理装置3は、複数の負荷制御装置2と通信可能に構成された管理側通信部30と、負荷側記憶部よりも記憶容量が大きく、運転情報D2を記憶可能な管理側記憶部31と、複数の負荷制御装置2からそれぞれ受信した運転情報D2を管理側記憶部31に記憶する管理側制御部32とを備える。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の負荷制御装置と、複数の前記負荷制御装置と通信可能に構成されたデータ処理装置とを備えるデータ処理システムであって、
複数の前記負荷制御装置の各々は、
負荷装置に連結されたモータを駆動するインバータ、及び、前記データ処理装置と通信可能に構成された負荷側通信部と、
前記インバータが前記モータを駆動することで前記負荷装置を運転したときの運転情報を記憶可能な負荷側記憶部と、
前記運転情報を前記負荷側記憶部に記憶するとともに、前記負荷側記憶部に記憶された前記運転情報を前記データ処理装置に送信する運転情報制御処理を行う負荷側制御部とを備え、
前記データ処理装置は、
複数の前記負荷制御装置と通信可能に構成された管理側通信部と、
前記負荷側記憶部よりも記憶容量が大きく、前記運転情報を前記負荷制御装置別に記憶可能な管理側記憶部と、
複数の前記負荷制御装置からそれぞれ受信した前記運転情報を前記負荷制御装置別に前記管理側記憶部に記憶する運転情報受信処理を行う管理側制御部とを備える、
データ処理システム。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記負荷側記憶部は、
前記インバータが前記モータを駆動することで前記負荷装置を運転するときの設定情報を記憶可能であり、
前記負荷側制御部は、
前記データ処理装置から受信した前記設定情報を前記負荷側記憶部に記憶するとともに、当該設定情報に従って前記負荷装置の運転を制御する設定情報制御処理を行い、
前記管理側記憶部は、
前記設定情報を前記負荷制御装置別に記憶可能であり、
前記管理側制御部は、
複数の前記負荷制御装置のうち設定対象の前記負荷制御装置に対して前記設定情報を送信するとともに、当該設定情報を前記負荷制御装置別に前記管理側記憶部に記憶する設定情報送信処理を行う、
請求項1に記載のデータ処理システム。
【請求項3】
前記データ処理装置は、
ユーザの操作入力を受け付ける入力部と、
前記運転情報を表示可能な表示部とを備え、
前記管理側制御部は、
前記入力部により表示対象の前記負荷制御装置を受け付けたとき、当該表示対象の前記負荷制御装置に対する前記運転情報を表示するための運転情報表示画面を前記表示部に表示する運転情報表示処理を行う、
請求項1に記載のデータ処理システム。
【請求項4】
前記データ処理装置は、
ユーザの操作入力を受け付ける入力部と、
前記設定情報を表示可能な表示部とを備え、
前記管理側制御部は、
前記入力部により設定対象の前記負荷制御装置を受け付けたとき、当該設定対象の前記負荷制御装置に対する前記設定情報を設定するための設定情報表示画面を表示する設定情報表示処理を行い、
前記入力部により前記設定対象の前記負荷制御装置に対する前記設定情報を受け付けたとき、当該設定情報に基づいて前記設定情報送信処理を行う、
請求項2に記載のデータ処理システム。
【請求項5】
前記管理側制御部は、
前記管理側記憶部に記憶された前記運転情報を前記負荷制御装置別に解析するデータ解析処理を行う、
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のデータ処理システム。
【請求項6】
前記運転情報は、
前記インバータが前記モータを駆動したときの前記モータの駆動状況を記録したモータ駆動情報を含み、
前記管理側制御部は、
前記データ解析処理として、
前記モータ駆動情報に基づいて、前記負荷装置の状態変化又は前記モータの状態変化を検出する、
請求項5に記載のデータ処理システム。
【請求項7】
前記運転情報は、
前記インバータが前記モータを駆動したときの前記インバータの電力値を記録したインバータ電力情報を含み、
前記管理側制御部は、
前記データ解析処理として、
前記インバータ電力情報に基づいて、前記負荷装置の状態変化又は前記モータの状態変化を検出する、
請求項5に記載のデータ処理システム。
【請求項8】
前記運転情報は、
前記インバータが前記モータを駆動したときの前記インバータの電力値を記録したインバータ電力情報と、
前記インバータが前記モータを駆動したときの前記モータの振動値を記録したモータ振動情報とを含み、
前記管理側制御部は、
前記データ解析処理として、
前記インバータ電力情報と、前記モータ振動情報とに基づいて、前記負荷装置の状態変化又は前記モータの状態変化を検出する、
請求項5に記載のデータ処理システム。
【請求項9】
複数の負荷制御装置と通信可能に構成されたデータ処理装置であって、
複数の前記負荷制御装置の各々は、
負荷装置に連結されたモータを駆動するインバータ、及び、前記データ処理装置と通信可能に構成された負荷側通信部と、
前記インバータが前記モータを駆動することで前記負荷装置を運転したときの運転情報を記憶可能な負荷側記憶部と、
前記運転情報を前記負荷側記憶部に記憶するとともに、前記負荷側記憶部に記憶された前記運転情報を前記データ処理装置に送信する運転情報制御処理を行う負荷側制御部とを備え、
前記データ処理装置は、
複数の前記負荷制御装置と通信可能に構成された管理側通信部と、
前記負荷側記憶部よりも記憶容量が大きく、前記運転情報を前記負荷制御装置別に記
憶可能な管理側記憶部と、
複数の前記負荷制御装置からそれぞれ受信した前記運転情報を前記負荷制御装置別に前記管理側記憶部に記憶する運転情報受信処理を行う管理側制御部とを備える、
データ処理装置。
【請求項10】
複数の負荷制御装置と、複数の前記負荷制御装置と通信可能に構成されたデータ処理装置とを備えるデータ処理システムにより実行されるデータ処理方法であって、
複数の前記負荷制御装置の各々は、
負荷装置に連結されたモータを駆動するインバータ、及び、前記データ処理装置と通信可能に構成された負荷側通信部と、
前記インバータが前記モータを駆動することで前記負荷装置を運転したときの運転情報を記憶可能な負荷側記憶部と、
運転情報制御処理を行う負荷側制御部とを備え、
前記データ処理装置は、
複数の前記負荷制御装置と通信可能に構成された管理側通信部と、
前記負荷側記憶部よりも記憶容量が大きく、前記運転情報を前記負荷制御装置別に記憶可能な管理側記憶部と、
運転情報受信処理を行う管理側制御部とを備え、
前記運転情報制御処理は、
前記運転情報を前記負荷側記憶部に記憶するとともに、前記負荷側記憶部に記憶された前記運転情報を前記データ処理装置に送信するステップを含み、
前記運転情報受信処理は、
複数の前記負荷制御装置からそれぞれ受信した前記運転情報を前記負荷制御装置別に前記管理側記憶部に記憶するステップを含む、
データ処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理システム、データ処理装置、及び、データ処理方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポンプ装置に連結されたモータを駆動するインバータと、インバータを制御する制御部とを備える給水装置において、ポンプユニットの動作異常を検出することが行われている。例えば、特許文献1には、ポンプユニットの動作異常を検出したときに動作異常の内容を記録データとして記憶する記憶部と、記憶部に記憶された記録データを表示する表示部とを備える給水装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-275367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された給水装置では、給水装置自体に表示部を備えるため、ユーザが複数のポンプ装置を管理する場合には、各ポンプ装置の設置場所に出向いて記録データをそれぞれ確認する必要があった。また、動作異常を検出したことを記録データに記録するだけでは、動作異常に至った原因や対策が明確に分からない場合があるだけでなく、予知保全を導入することも困難であった。さらに、記録部及び表示部を備えていない旧型の給水装置がある場合には、記録部及び表示部を後付けするためのコストや作業が必要であった。
【0005】
本発明は、上述した課題に鑑み、複数の負荷制御装置を容易に管理することを可能とするデータ処理システム、データ処理装置、及び、データ処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るデータ処理システムは、
複数の負荷制御装置と、複数の前記負荷制御装置と通信可能に構成されたデータ処理装置とを備えるデータ処理システムであって、
複数の前記負荷制御装置の各々は、
負荷装置に連結されたモータを駆動するインバータ、及び、前記データ処理装置と通信可能に構成された負荷側通信部と、
前記インバータが前記モータを駆動することで前記負荷装置を運転したときの運転情報を記憶可能な負荷側記憶部と、
前記運転情報を前記負荷側記憶部に記憶するとともに、前記負荷側記憶部に記憶された前記運転情報を前記データ処理装置に送信する運転情報制御処理を行う負荷側制御部とを備え、
前記データ処理装置は、
複数の前記負荷制御装置と通信可能に構成された管理側通信部と、
前記負荷側記憶部よりも記憶容量が大きく、前記運転情報を前記負荷制御装置別に記憶可能な管理側記憶部と、
複数の前記負荷制御装置からそれぞれ受信した前記運転情報を前記負荷制御装置別に前記管理側記憶部に記憶する運転情報受信処理を行う管理側制御部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様に係るデータ処理システムによれば、複数の負荷制御装置の各々では、インバータがモータを駆動することで負荷装置を運転したときの運転情報が、データ処理装置に送信される。そして、データ処理装置では、複数の負荷制御装置からそれぞれ受信した運転情報が、負荷制御装置別に管理側記憶部に記憶される。したがって、複数の負荷制御装置を容易に管理することができる。
【0008】
上記以外の課題、構成及び効果は、後述する発明を実施するための形態にて明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
データ処理システム1の一例を示す全体構成図である。
負荷制御装置2の一例を示すブロック図である。
負荷側記憶部21に記憶される設定情報D1及び運転情報D2の一例を示すデータ構成図である。
データ処理装置3の一例を示すブロック図である。
管理側記憶部31に記憶される設定情報D1及び運転情報D2の一例を示すデータ構成図である。
コンピュータ900の一例を示すハードウエア構成図である。
データ処理システム1による第1の動作例を示すフローチャートである。
設定情報表示画面13の一例を示す図である。
データ処理システム1による第2の動作例を示すフローチャートである。
運転情報表示画面14の一例を示す図である。
解析結果表示画面15の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明を実施するための実施形態について説明する。以下では、本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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