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公開番号
2025077603
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189919
出願日
2023-11-07
発明の名称
相分離構造を含む構造体の製造方法
出願人
東京応化工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B05D
3/00 20060101AFI20250512BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】シリンダー構造の位置ずれ又はラインラフネスを改善でき、アライメントマークを良好に形成できる、相分離構造を含む構造体の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に、ブロックコポリマーを含有する樹脂組成物を用いて、膜厚tの前記ブロックコポリマーを含む層を形成する工程と、前記層をシリンダー構造又はラメラ構造に相分離させる工程と、を有し、膜厚tを、前記ブロックコポリマーの周期L
0
との関係が特定の式を満たすように設定する、相分離構造を含む構造体の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基板上に、ブロックコポリマーを含有する樹脂組成物を用いて、膜厚t(nm)の前記ブロックコポリマーを含む層を形成する工程(a1)と、
前記層をシリンダー構造に相分離させる工程(a2)と、を有し、
工程(a1)において、膜厚tを、前記ブロックコポリマーの周期L
0
(nm)との関係が下記式(a)を満たすように設定する、相分離構造を含む構造体の製造方法。
(2L
0
+(3
0.5
/2)L
0
×n)×0.9≦t≦(2L
0
+(3
0.5
/2)L
0
×n)×1.1 (a)
(式(a)中、nは、0以上3以下の整数である。)
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記nが、1以上3以下の整数である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
基板上に、ブロックコポリマーを含有する樹脂組成物を用いて、膜厚t(nm)の前記ブロックコポリマーを含む層を形成する工程(a1)と、
前記層をシリンダー構造に相分離させる工程(a2)と、を有し、
工程(a1)において、膜厚tを、前記ブロックコポリマーの周期L
0
(nm)との関係が下記式(a)を満たすように設定する、シリンダー構造の位置ずれ及びアライメントマーク形成を改善する方法。
(2L
0
+(3
0.5
/2)L
0
×n)×0.9≦t≦(2L
0
+(3
0.5
/2)L
0
×n)×1.1 (a)
(式(a)中、nは、0以上3以下の整数である。)
【請求項4】
基板上に、ブロックコポリマーを含有する樹脂組成物を用いて、膜厚t(nm)の前記ブロックコポリマーを含む層を形成する工程(b1)と、
前記層をラメラ構造に相分離させる工程(b2)と、を有し、
工程(b1)において、膜厚tを、前記ブロックコポリマーの周期L
0
(nm)との関係が下記式(b)を満たすように設定する、相分離構造を含む構造体の製造方法。
(1.5L
0
+0.5L
0
×m)×0.95≦t≦(1.5L
0
+0.5L
0
×m)×1.05 (b)
(式(b)中、mは、0以上5以下の整数である。)
【請求項5】
前記mが、1以上5以下の整数である、請求項4に記載の製造方法。
【請求項6】
基板上に、ブロックコポリマーを含有する樹脂組成物を用いて、膜厚t(nm)の前記ブロックコポリマーを含む層を形成する工程(b1)と、
前記層をラメラ構造に相分離させる工程(b2)と、を有し、
工程(b1)において、膜厚tを、前記ブロックコポリマーの周期L
0
(nm)との関係が下記式(b)を満たすように設定する、ラインラフネス及びアライメントマーク形成を改善する方法。
(1.5L
0
+0.5L
0
×m)×0.95≦t≦(1.5L
0
+0.5L
0
×m)×1.05 (b)
(式(b)中、mは、0以上5以下の整数である。)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、相分離構造を含む構造体の製造方法、シリンダー構造の位置ずれ及びアライメントマーク形成を改善する方法、並びに、ラインラフネス及びアライメントマーク形成を改善する方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、大規模集積回路(LSI)のさらなる微細化に伴い、より繊細な構造体を加工する技術が求められている。
このような要望に対し、互いに非相溶性のブロック同士が結合したブロックコポリマーの自己組織化(DSA)により形成される相分離構造を利用して、より微細なパターンを形成する技術の開発が行われている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記ブロックコポリマーは、互いに非相溶性のブロック同士の反発によりミクロな領域で分離(相分離)し、熱処理等を行うことで、規則的な周期構造の構造体を形成する。この周期構造として、具体的には、シリンダー(柱状)、ラメラ(板状)、スフィア(球状)等が挙げられる。
【0004】
ブロックコポリマーの相分離構造を利用するためには、ミクロ相分離により形成される自己組織化ナノ構造を、特定の領域のみに形成し、かつ、所望の方向へ配列させることが必須である。これらの位置制御及び配向制御を実現するために、ガイドパターンによって相分離パターンを制御するグラフォエピタキシーや、基板の化学状態の違いによって相分離パターンを制御するケミカルエピタキシー等のプロセスが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-36491号公報
【非特許文献】
【0006】
Proc. SPIE 7637, Alternative Lithographic Technologies II, 76370G (1 April 2010)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ラメラ構造を利用してラインアンドスペース(LS)パターンを形成する場合、ラインエッジラフネス(LER)等のラインラフネスを改善することが求められる。また、シリンダー構造を利用してコンタクトホール(CH)パターンを形成する場合、平面視において六方最密構造に対応する位置にシリンダー構造が形成されるが、位置がずれて形成されることを抑制する必要がある。
【0008】
また、デバイス構築のためにDSAパターン形成を行う場合、DSAパターン形成と組み合わせて用いるリソグラフィーの工程において、アライメント(基板の位置制御)が必要である。アライメントのためには、位置を認識するためのアライメントマークが、DSAパターンとともに良好に形成されることが必要である。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、シリンダー構造の位置ずれ又はラインラフネスを改善でき、アライメントマークを良好に形成できる、相分離構造を含む構造体の製造方法を提供することを課題とする。また、シリンダー構造の位置ずれ及びアライメントマーク形成を改善する方法、並びに、ラインラフネス及びアライメントマーク形成を改善する方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、ブロックコポリマーを含む層の膜厚を、ブロックコポリマーの周期との関係が特定の式を満たすように設定することで、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には本発明は以下のものを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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