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公開番号2025078441
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023191012
出願日2023-11-08
発明の名称多段式駐車設備
出願人新明和工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類E04H 6/42 20060101AFI20250513BHJP(建築物)
要約【課題】入庫時に誤入庫を適切に検知して車両破損事故を未然に防ぐことができる多段式駐車設備を提供する。
【解決手段】多段で複数のスパン15~17を有する複数の格納スペースを備え、乗入段20のパレットを横行可能とし、他の段のパレットを同一スパンで昇降可能とし、乗入段20の格納スペース7の前方を閉鎖するフェンス21と、複数のスパン15~17の乗入段20に配置され、パレット10~12に入庫する車両Vをそれぞれのスパン15~17の後方下部から前方に向けて照射するビームで検知する車両検知センサ30と、入庫操作によって呼びパレットが存するスパン15~17と車両検知センサ30によって入庫する車両Vを検知したスパン15~17とが一致しているか否かを判定する制御装置40と、を備え、制御装置40は、呼びパレットが存するスパン15~17と、車両検知センサ30によって車両Vを検知したスパン15~17とが一致していないと判定した場合にフェンス21の閉鎖を不可にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
多段で複数のスパンを有する複数の格納スペースを備え、前記多段の所定段を乗入段とし、前記乗入段と異なる少なくとも1段を低車高車格納段とし、前記乗入段の空スパンに前記低車高車格納段のパレットを昇降させて配置することで該乗入段の全スパンにパレットが配置された状態とする多段式駐車設備であって、
前記乗入段の前記格納スペースの前方を閉鎖するフェンスと、
前記複数のスパンの前記乗入段に配置され、前記パレットに入庫した車両をそれぞれの前記スパンの後方下部から前方に向けて照射するビームで検知する車両検知センサと、
入庫操作によって呼びパレットが存する前記スパンと前記車両検知センサが前記車両を検知した前記スパンとが一致しているか否かを判定する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記呼びパレットが存する前記スパンと、前記車両検知センサによって前記車両を検知した前記スパンとが一致していないと判定した場合に前記フェンスの閉鎖を不可にする、多段式駐車設備。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記車両検知センサが前記車両を検知した前記スパンにおいて前記車両検知センサが前記車両を検知しなくなったことで前記フェンスの閉鎖を可能にする、請求項1に記載の多段式駐車設備。
【請求項3】
前記制御装置は、前記呼びパレットが存する前記スパンと前記車両検知センサが前記車両を検知した前記スパンとが一致していないと判定した場合、誤入庫を報知する、請求項1または2に記載の多段式駐車設備。
【請求項4】
前記車両検知センサは、センサ本体と該センサ本体から照射するビームを反射する反射部材とを有する回帰反射型ビームセンサで構成され、
前記多段の前記格納スペースは、前記乗入段の上方に上段を有し、
前記上段の前記パレットは、前記格納スペースの前記後方下部に設けられた前記センサ本体から照射するビームを反射する前記反射部材を下面に有している、請求項1または2に記載の多段式駐車設備。
【請求項5】
前記上段の前記パレットは、前後方向に延びる前記車両のタイヤが載る載置面の間に上方へ突出する凸部を有し、
前記反射部材は、前記凸部の下面に設けられている、請求項4に記載の多段式駐車設備。
【請求項6】
前記反射部材は、前記格納スペースを形成する枠組体にも設けられている、請求項4に記載の多段式駐車設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、多段で複数のスパンの格納スペースを有する多段式駐車設備に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、多段で複数のスパンの格納スペースを有する昇降横行式の多段式駐車設備は、乗入面の中段で横行するパレットと、中段の空きスペースに向けて上段および下段から昇降するパレットに車両を入庫させる。多段式駐車設備に入庫させる車両は、車高の低い普通車(以下、車高の低い自動車を総称して「低車高車」という)と、車高の高いハイルーフ車、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)など(以下、車高の高い自動車を総称して「高車高車」という)とがある。
【0003】
多段式駐車設備は、地下ピット内に下段を有する構成の場合、下段が低車高車用の格納スペースとなっていることが多く、乗入段の中段は高車高車が入出庫するため高車高車用の格納スペースとなっている。また、上段は、高車高車用または低車高車用の格納スペースとなっているものがある。
【0004】
このような多段式駐車設備の場合、車両の入庫の際、乗入段の全てのスパンにパレットが並んでいるため、複数並んでいるパレットのうち自分が入庫すべきパレットを間違えて入庫させてしまうことがある。高車高車の利用者が低車高車用パレットに誤入庫した場合、車高制限オーバーのまま機械動作すると低車高車用パレットが地下ピット内に格納された後、中段パレットが横行することで、中段パレットが地下ピット内の車両を破損する事故を引き起こす。
【0005】
このような事故は、車両を破損するのに加え、次の利用者が操作して装置が動作したときに発生するため、破損した車両の利用者が居ない場合が多く、車両を直ぐに移動させることができず、復旧に時間を要する。
【0006】
誤入庫防止に関する先行文献として、各パレットに投光器と受光器とを有する実車検知手段を設けて誤入庫を防止する駐車装置がある(例えば、特許文献1参照)。この駐車装置は、実車検知手段で実車検知された入庫パレット情報と入庫時に呼び出された呼びパレット情報とを照合し、呼びパレット情報と入庫パレット情報とが合致しない場合に誤入庫と判断している。
【0007】
また、他の先行文献として、乗入階のパレットが配置されるスパンを定位置とすることで誤入庫を防止する駐車設備がある(例えば、特許文献2参照)。この駐車設備は、入出庫時は常に同じスパンで入出庫するようにして誤入庫しないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2004-197354号公報
特開2018-119262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、上記特許文献1は、各パレットに実車検知手段を設けているため、各パレットに給電する配線などが必要になり費用と労力を要する。また、各パレットに設けた実車検知手段がパレットとともに移動するため、センサの検知精度を保つ保守などに時間と労力を要する。
【0010】
また、上記特許文献2は、入出庫時に乗入階のパレットを定位置に配置した後に入出庫が可能となるため、入出庫に時間を要する場合があり円滑性が損なわれる。
(【0011】以降は省略されています)

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