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公開番号2025078560
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2024031651
出願日2024-03-01
発明の名称外気導入システム
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 7/007 20060101AFI20250513BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】一年を通して省エネルギー化を図ることが可能な外気導入システムを提供する。
【解決手段】この外気導入システム100は、給気ファン21bにより給気された外気を天井52に沿うように水平方向に沿って流す第1状態と、給気ファン21bにより給気された外気をショーケース1の正面側に向かって下方に流す第2状態とを切り替える風向切替部3を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
物品が収容され、前記物品を冷却するとともに、正面側に開口部を有し、室内に配置される冷却用物品収納部と、
室外から室内に外気を給気する給気部を含む外気導入部と、
前記給気部により給気された外気を天井に沿うように水平方向に沿って流す第1状態と、前記給気部により給気された外気を前記冷却用物品収納部の正面側に向かって下方に流す第2状態とを切り替える風向切替部と、を備える、外気導入システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記外気導入部は、前記冷却用物品収納部よりも上方に配置され、前記給気部から給気された外気を室内に導く導風部をさらに備え、
前記風向切替部は、前記第1状態と前記第2状態とを切り替えることにより、前記導風部の導風方向を切り替えるように構成されている、請求項1に記載の外気導入システム。
【請求項3】
前記導風部は、天井に沿って水平方向に沿って外気を流す第1給気口と、前記冷却用物品収納部の正面側に向かって下方に外気を流す第2給気口とを備え、
前記風向切替部は、前記第1給気口から天井に沿うように水平方向に沿って外気を流す前記第1状態と、前記第2給気口から前記冷却用物品収納部の正面側に向かって下方に外気を流す前記第2状態とを切り替えるように構成されている、請求項2に記載の外気導入システム。
【請求項4】
室内に配置される空気調和機をさらに備え、
前記冷却用物品収納部には、前記開口部に上方から下方に流れるエアカーテンが形成されており、
前記風向切替部は、前記第1状態に切り替えることにより、外気を前記空気調和機に向かって流すとともに、前記第2状態に切り替えることにより、外気を前記エアカーテンに沿って流すように構成されている、請求項1に記載の外気導入システム。
【請求項5】
前記風向切替部は、回転可能な風向切替板を含み、
前記風向切替板が回転されて天井の延びる方向に沿って延びるように前記風向切替板が移動されることにより、前記第1状態に切り替わるとともに、前記風向切替板が回転されて前記風向切替板が天井の延びる方向と交差する上下方向に延びるように前記風向切替板が移動されることにより、前記第2状態に切り替わるように構成されている、請求項1に記載の外気導入システム。
【請求項6】
前記風向切替部を駆動させる駆動源と、
前記駆動源を制御する制御部とをさらに備え、
前記制御部は、少なくとも温度を含む室外の状態と、少なくとも温度を含む室内の状態とのうち少なくとも一方に基づいて、前記風向切替部の前記第1状態と前記第2状態とを切り替えるように前記駆動源を制御するように構成されている、請求項1に記載の外気導入システム。
【請求項7】
前記風向切替部を駆動させる駆動源と、
前記駆動源を制御する制御部とをさらに備え、
前記制御部は、前記冷却用物品収納部の設定温度と、前記冷却用物品収納部の運転状態とのうち少なくとも一方に基づいて、前記風向切替部の前記第1状態と前記第2状態とを切り替えるように前記駆動源を制御するように構成されている、請求項1に記載の外気導入システム。
【請求項8】
前記複数の冷却用物品収納部は、前記物品を冷却する第1温度帯と、少なくとも前記第1温度帯よりも高い第2温度帯とを含む複数の温度帯に設定可能に構成されており、
前記制御部は、前記第2温度帯に設定された前記冷却用物品収納部に対しては、前記第1状態に切り替えるように前記駆動源を制御するように構成されている、請求項7に記載の外気導入システム。
【請求項9】
前記冷却用物品収納部は、1つの庫内において複数の温度帯が設定されるように構成されており、
前記制御部は、1つの庫内において複数の温度帯が設定された前記冷却用物品収納部に対しては、前記第1状態に切り替えるように前記駆動源を制御するように構成されている、請求項7に記載の外気導入システム。
【請求項10】
前記風向切替部を駆動させる駆動源と、
前記駆動源を制御する制御部とをさらに備え、
前記冷却用物品収納部は、室内に複数配置されており、
前記風向切替部は、前記複数の冷却用物品収納部ごとに配置されるとともに、前記複数の冷却用物品収納部ごとに前記第1状態と、前記第2状態と、前記給気部により給気された外気を室内に流さない第3状態とを切り替えるように構成されており、
前記制御部は、前記冷却用物品収納部の設定温度と、前記冷却用物品収納部の運転状態とのうち少なくとも一方に基づいて、前記風向切替部の前記第1状態と前記第2状態と前記第3状態とを切り替えるように前記駆動源を制御するように構成されている、請求項1に記載の外気導入システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、外気導入システムに関し、室内に配置される冷却用物品収納部を備える外気導入システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、室内に配置される冷却用物品収納部を備える外気導入システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、冷凍用または冷蔵用のショーケースが設けられた店舗の売り場の換気を行う換気ユニットを含む換気システムが開示されている。上記特許文献1に記載の換気ユニットは、吸気ファンにより外気を店舗の内部に取り込むことにより店舗の換気を行うように構成されている。また、上記特許文献1に記載の換気システムでは、外気温が閾値以下である場合に換気量を増加させることによって、ショーケースが設けられた店舗の内部の温度を低下させてショーケースの消費電力量を低減している。
【0004】
上記特許文献1に記載の換気システムでは、冬に換気量を増加させて取り込む外気の量を増加させることに起因して店舗内の空気の温度が低くなることが考えられる。この場合、店舗内の空気の温度が低下することに起因して快適性が損なわれないように、空気調和機の暖房運転の稼働を強くすることが考えられる。この結果、換気量を増加させることによりショーケースの消費電力量を低減することができるが、空気調和機の消費電力量が増加するという問題点がある。そこで、上記特許文献1では、空気調和機の消費電力の増加を抑制するために、開店中において外気温が閾値以下である場合には換気量を増加させず、閉店中において外気温が閾値以下である場合に換気量を増加させている。
【0005】
このため、上記特許文献1の換気システムでは、外気の温度が低い冬の場合に吸気量を増やすことにより店舗の内部(室内)の温度が低くなるため、店舗が営業している間は換気システムを使用することができず省エネルギー化を図ることができないという問題点がある。また、外気の温度が高い夏の場合は、外気によりショーケース(冷却用物品収納部)の内部の空気の温度が上昇し、ショーケースの消費電力が増加するため、省エネルギー化を図ることができない。そのため、一年を通して省エネルギー化を図ることが困難である問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-204944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、一年を通して省エネルギー化を図ることが可能な外気導入システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による外気導入システムは、物品が収容され、物品を冷却するとともに、正面側に開口部を有し、室内に配置される冷却用物品収納部と、室外から室内に外気を給気する給気部を含む外気導入部と、給気部により給気された外気を天井に沿うように水平方向に沿って流す第1状態と、給気部により給気された外気を冷却用物品収納部の正面側に向かって下方に流す第2状態とを切り替える風向切替部と、を備える。
【0009】
上記一の局面による外気導入システムでは、上記のように、給気部により給気された外気を天井に沿うように水平方向に沿って流す第1状態と、給気部により給気された外気を冷却用物品収納部の正面側に向かって下方に流す第2状態とを切り替える風向切替部を備える。これにより、風向切替部を切り替えることにより、容易に外気の流す方向を変更することができる。たとえば、外気の温度が室内よりも高い夏の場合は、第1状態に切り替えることにより、温度の高い外気を冷却用物品収納部から離れる方向に流すことができるため、温度の高い外気を冷却用物品収納部の近傍に流す場合と異なり、温度の高い外気が冷却用物品収納部の内部に流れ込み、冷却用物品収納部の内部の温度が上昇することを抑制することができる。また、外気の温度が室内の温度よりも低い冬の場合は、第2状態に切り替えることにより、冷却用物品収納部と室内の温められた空気との間に温度の低い外気を流すことができるため、室内の温められた空気が冷却用物品収納部の内部に流れ込み、冷却用物品収納部の内部の温度が上昇することを抑制することができる。また、冷却用物品収納部の内部の温度が上昇することを抑制することにより、給気される外気の量を増加させずに冷却用物品収納部の消費電力量の増加を抑制することができるため、給気される外気の量を増加させることに起因する室内の温度低下の発生を抑制することができる。さらに、室内の温度低下の発生を抑制することにより、空気調和機の暖房運転モードの稼働を強くすることによる空気調和機の消費電力量の増加が生じないため、室内が店舗の内部である場合に、店舗が営業中であっても外気導入システムを使用することができる。この結果、一年を通して冷却用物品収納部の内部を冷却するエネルギーが大きくなることを抑制することができるため、一年を通して省エネルギー化を図ることができる。
【0010】
上記一の局面による外気導入システムにおいて、好ましくは、外気導入部は、冷却用物品収納部よりも上方に配置され、給気部から給気された外気を室内に導く導風部をさらに備え、風向切替部は、第1状態と第2状態とを切り替えることにより、導風部の導風方向を切り替えるように構成されている。このように構成すれば、風向切替部が導風部の導風方向を切り替えることにより、第1状態と第2状態とを容易に切り替えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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