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公開番号
2025076865
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188793
出願日
2023-11-02
発明の名称
デマンドシステムおよびデマンド制御方法
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02J
3/14 20060101AFI20250509BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】消費電力量の増加を抑制するデマンド制御を適切に実行することが可能なデマンドシステムおよびデマンド制御方法を提供する。
【解決手段】このデマンドシステム100は、消費電力量の増加を抑制するデマンド制御を行う制御部11を備える。制御部11は、所定の期間であるデマンド制御期間よりも短い所定の判定期間における消費電力量を取得する。制御部11は、現時点の判定期間における消費電力量と、現在のデマンド制御期間内の過去の判定期間における消費電力量とを比較することによって、現時点の判定期間における消費電力量の増加量を取得する。そして、制御部11は、現時点の判定期間における消費電力量の増加量が所定の判定しきい値よりも大きい場合にデマンド制御を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
系統から供給される電力の消費電力量を測定する電力測定部と、
所定の期間ごとの前記消費電力量の総量である総電力量が予め設定された目標電力量を超えないように、前記消費電力量の増加を抑制するデマンド制御を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記所定の期間であるデマンド制御期間よりも短い所定の判定期間における前記消費電力量を取得し、
現時点の前記判定期間における前記消費電力量と、現在の前記デマンド制御期間内の過去の前記判定期間における前記消費電力量とを比較することによって、現時点の前記判定期間における前記消費電力量の増加量を取得するとともに、
現時点の前記判定期間における前記消費電力量の増加量が所定の判定しきい値よりも大きい場合に前記デマンド制御を実行する、デマンドシステム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記判定期間ごとに前記消費電力量を繰り返し取得し、
現時点の前記判定期間における前記消費電力量と、現在の前記デマンド制御期間内の現時点から2つ分過去の前記判定期間における前記消費電力量とを比較することによって、現時点の前記判定期間における前記消費電力量の増加量を取得する、請求項1に記載のデマンドシステム。
【請求項3】
前記制御部は、
前記判定期間における前記消費電力量が継続される場合の前記総電力量を予測した予測総電力量を取得し、
現時点の前記判定期間における前記消費電力量の増加量が前記判定しきい値よりも大きい場合に、取得された前記予測総電力量に基づいて前記デマンド制御を実行する、請求項1または2に記載のデマンドシステム。
【請求項4】
前記制御部は、前記予測総電力量と前記目標電力量とに基づいて、前記デマンド制御において減少させる前記消費電力量である削減電力量を設定する、請求項3に記載のデマンドシステム。
【請求項5】
前記制御部は、前記デマンド制御において、設定された前記削減電力量と、現在の前記デマンド制御期間における残りの時間とに基づいて蓄電装置からの放電量を設定する、請求項4に記載のデマンドシステム。
【請求項6】
前記制御部は、前記デマンド制御期間において前記デマンド制御が開始された後に、前記デマンド制御中の前記判定期間における前記消費電力量が継続される場合の前記総電力量を予測した前記予測総電力量を再度取得することによって、再度取得された前記予測総電力量と前記目標電力量とに基づいて、設定された前記削減電力量を更新する、請求項4に記載のデマンドシステム。
【請求項7】
前記制御部は、前記デマンド制御期間において前記デマンド制御が開始された後に、前記デマンド制御中の前記判定期間における前記消費電力量が継続される場合の前記総電力量を予測した前記予測総電力量を再度取得し、
取得された前記予測総電力量が、前記目標電力量に基づいて設定された解除判定電力量よりも小さい場合に、前記デマンド制御を解除する、請求項3に記載のデマンドシステム。
【請求項8】
前記消費電力量が増加したことを示す警報情報を表示する表示部をさらに備え、
前記制御部は、取得された前記消費電力量の増加量が前記判定しきい値よりも大きい場合に、前記表示部により前記警報情報を表示する、請求項1または2に記載のデマンドシステム。
【請求項9】
前記制御部は、前記デマンド制御期間において、現時点における前記消費電力量の累積値が、時間経過に伴って増加する上限電力しきい値よりも大きい場合に、前記判定期間における前記消費電力量の増加量の値に関わらず前記デマンド制御を実行する、請求項1または2に記載のデマンドシステム。
【請求項10】
前記制御部は、電力を消費する負荷装置の動作が開始されたことを示すオン信号が取得された場合に、予め設定された前記負荷装置の前記判定期間における電力量に基づいて現時点の前記判定期間における前記消費電力量の増加量を取得する、請求項1または2に記載のデマンドシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、デマンドシステムおよびデマンド制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、デマンド制御を行う制御システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1に記載の制御システムは、店舗において所定のデマンド時限ごとにおける消費電力量が上限値を超えないように、各機器の消費電力量を制御するデマンド制御を行っている。上記特許文献1に記載の制御システムでは、所定の期間における消費電力量の増加の割合に基づいて後の電力消費を予測することによって、消費電力量が上限値を超えないようにデマンド制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-155945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の制御システムのように、消費電力量の増加の割合から電力消費を予測する場合には、予測された値が上限値を超えない範囲で消費電力量が急増した場合には、デマンド制御が行われない。そのため、後に消費電力量が変化した場合に、デマンド制御を行うタイミングが遅れることに起因して消費電力量が上限値よりも大きくなることが考えられる。そのため、消費電力量の増加を抑制するデマンド制御を適切に実行することが望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、消費電力量の増加を抑制するデマンド制御を適切に実行することが可能なデマンドシステムおよびデマンド制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面によるデマンドシステムは、系統から供給される電力の消費電力量を測定する電力測定部と、所定の期間ごとの消費電力量の総量である総電力量が予め設定された目標電力量を超えないように、消費電力量の増加を抑制するデマンド制御を行う制御部と、を備え、制御部は、所定の期間であるデマンド制御期間よりも短い所定の判定期間における消費電力量を取得し、現時点の判定期間における消費電力量と、現在のデマンド制御期間内の過去の判定期間における消費電力量とを比較することによって、現時点の判定期間における消費電力量の増加量を取得するとともに、現時点の判定期間における消費電力量の増加量が所定の判定しきい値よりも大きい場合にデマンド制御を実行する。
【0008】
この発明の第1の局面によるデマンドシステムは、上記のように、現時点の判定期間における消費電力量の増加量が所定の判定しきい値よりも大きい場合にデマンド制御を実行する。これにより、消費電力量の増加量が所定の判定しきい値よりも大きい場合にデマンド制御を実行するため、消費電力量が急増したタイミングにおいて適切にデマンド制御を実行することができる。その結果、消費電力量の増加を抑制するデマンド制御を適切に実行することができる。
【0009】
上記第1の局面によるデマンドシステムにおいて、好ましくは、制御部は、判定期間ごとに消費電力量を繰り返し取得し、現時点の判定期間における消費電力量と、現在のデマンド制御期間内の現時点から2つ分過去の判定期間における消費電力量とを比較することによって、現時点の判定期間における消費電力量の増加量を取得する。ここで、現時点から1つ分過去の判定期間の途中の時点において消費電力量が増加した場合において、1つ分過去の判定期間における消費電力量と、現時点の判定期間における消費電力量とを比較する場合には、取得される消費電力量の増加量が小さくなる。これに対して、本発明では、2つ分過去の判定期間における消費電力量と比較するため、現時点の判定期間における消費電力量の増加量を適切に取得できる。そのため、適切に取得された消費電力量の増加量によって、デマンド制御を行うか否かを適切に判断できるので、デマンド制御をより適切に実行することができる。
【0010】
上記第1の局面によるデマンドシステムにおいて、好ましくは、制御部は、判定期間における消費電力量が継続される場合の総電力量を予測した予測総電力量を取得し、現時点の判定期間における消費電力量の増加量が判定しきい値よりも大きい場合に、取得された予測総電力量に基づいてデマンド制御を実行する。これにより、予測総電力量に基づいてデマンド制御を実行することによって、デマンド制御において必要以上に消費電力量が削減されることを抑制することができる。また、消費電力量の増加量が判定しきい値よりも大きい場合に、予測総電力量に基づいてデマンド制御が実行されるため、常に予測総電力量に基づいてデマンド制御が実行される場合に比べて、消費電力量の累積値と目標電力量との差が大きいにもかかわらずデマンド制御が実行されることを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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