特許ウォッチ

公開番号2025071671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023182044
出願日2023-10-23
発明の名称自動販売機
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07F 9/00 20060101AFI20250428BHJP(チェック装置)
要約【課題】補充商品のローディング作業の負担の軽減化を図ること。
【解決手段】本体キャビネット1の内部に画成された複数の商品収容庫4と、複数の商品収容庫4に設けられた商品収納ラック5と、前面開口1aを開閉する態様で本体キャビネット1に揺動可能に設けられた外扉2と、複数の商品収容庫4の前方開口4aを開閉するための断熱構造の内扉3を構成し、前方開口4aの上部側である商品投入口5dを開閉する態様で揺動可能に設けられた上側内扉3aと、上側内扉3aとともに内扉3を構成し、前方開口4aの下部側を開閉する態様で揺動可能に設けられた下側内扉3bとを備えた自動販売機であって、外扉2及び上側内扉3aが開く方向に揺動した状態において、いずれかの商品収容庫4における任意の商品投入口5dの下縁部に係脱可能に配設され、補充商品が収納された商品箱Bの一部を載置可能な補助棚部材20を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
前面開口を有する本体キャビネットの内部に、前記前面開口を臨む態様で該本体キャビネットの幅方向に沿って画成された複数の商品収容庫と、
前記複数の商品収容庫に設けられ、かつ商品投入口より投入された商品を収納するとともに払出指令が与えられたことを条件として最下流位置の商品を払い出す商品収納ラックと、
前記前面開口を開閉する態様で前記本体キャビネットに揺動可能に設けられた外扉と、
前記複数の商品収容庫の前方開口を開閉するための断熱構造の内扉を構成し、かつ該前方開口の上部側である前記商品投入口を開閉する態様で揺動可能に設けられた上側内扉と、
前記上側内扉とともに前記内扉を構成し、かつ前記前方開口の下部側を開閉する態様で揺動可能に設けられた下側内扉と
を備えた自動販売機であって、
前記外扉及び前記上側内扉が開く方向に揺動した状態において、いずれかの商品収容庫における任意の商品投入口の下縁部に係脱可能に配設され、かつ補充商品が収納された商品箱の一部を載置可能な補助棚部材を備えたことを特徴とする自動販売機。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記補助棚部材は、
上下方向に沿って延在する補助基部と、
前記補助基部の上端部分より後方に向けて延在した後に下方に向けて延在することで前記任意の商品投入口の下縁部に係脱する補助係止部と、
前記補助基部の下端部分より前方に向けて延在し、かつ上面に前記商品箱の一部を載置させる補助載置部と
を備えたことを特徴とする請求項１に記載の自動販売機。
【請求項３】
前記補助棚部材は、前記補助基部の背面に配設され、かつ前記任意の商品投入口の下縁部に係止される場合に、前記補助基部を下方に向かうに連れて漸次前方に傾斜延在させるスペーサを備えたことを特徴とする請求項２に記載の自動販売機。
【請求項４】
前記補助棚部材は、前記任意の商品投入口の下縁部から離脱する場合に、前記外扉の収納個所に収納されることを特徴とする請求項１～３のいずれか１つに記載の自動販売機。
【請求項５】
前面開口を有する本体キャビネットの内部に、前記前面開口を臨む態様で該本体キャビネットの幅方向に沿って画成された複数の商品収容庫と、
前記複数の商品収容庫に設けられ、かつ商品投入口より投入された商品を収納するとともに払出指令が与えられたことを条件として最下流位置の商品を払い出す商品収納ラックと、
前記前面開口を開閉する態様で前記本体キャビネットに揺動可能に設けられた外扉と、
前記複数の商品収容庫の前方開口を開閉するための断熱構造の内扉を構成し、かつ該前方開口の上部側である前記商品投入口を開閉する態様で揺動可能に設けられた上側内扉と、
前記上側内扉とともに前記内扉を構成し、かつ前記前方開口の下部側を開閉する態様で揺動可能に設けられた下側内扉と
を備えた自動販売機であって、
前記外扉が開く方向に揺動した場合に露出される態様で前記本体キャビネットの左右両側部に跨るよう架設され、かつ補充商品が収納された商品箱の一部を上面の任意の個所に載置させる補助棚部材を備えたことを特徴とする自動販売機。
【請求項６】
前記補助棚部材は、前記本体キャビネットの幅方向が長手方向となる長尺状部材であり、長手方向の延在長さが可変であることを特徴とする請求項５に記載の自動販売機。
【請求項７】
前面開口を有する本体キャビネットの内部に、前記前面開口を臨む態様で該本体キャビネットの幅方向に沿って画成された複数の商品収容庫と、
前記複数の商品収容庫に設けられ、かつ商品投入口より投入された商品を収納するとともに払出指令が与えられたことを条件として最下流位置の商品を払い出す商品収納ラックと、
前記前面開口を開閉する態様で前記本体キャビネットに揺動可能に設けられた外扉と、
前記複数の商品収容庫の前方開口を開閉するための断熱構造の内扉を構成し、かつ該前方開口の上部側である前記商品投入口を開閉する態様で揺動可能に設けられた上側内扉と、
前記上側内扉とともに前記内扉を構成し、かつ前記前方開口の下部側を開閉する態様で揺動可能に設けられた下側内扉と
を備えた自動販売機であって、
前記外扉が開く方向に揺動した場合に露出される態様で前記下側内扉の前面に配設され、かつ自身の長手方向が前記本体キャビネットの幅方向に一致する支持部材と、
前記支持部材に対して該支持部材の長手方向に沿って変位可能に設けられ、かつ補充商品が収納された商品箱の一部を載置可能な補助棚部材を備えたことを特徴とする自動販売機。
【請求項８】
前記補助棚部材は、上面に前記商品箱の一部が載置されることを許容する進出状態と前記上面が前記下側内扉に近接する収納状態との間で進退移動する態様で、後端部が前記支持部材に揺動可能に設けられたことを特徴とする請求項７に記載の自動販売機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、例えば缶やペットボトル等の容器に入れられた飲料等の商品を販売する自動販売機に関するものである。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、外扉及び上側内扉を開く方向に揺動させた場合に露出され、かつ補充商品を収納する商品箱を載置させる商品受台を備えた自動販売機が知られている（例えば、特許文献１及び特許文献２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００６－１６３６５３号公報
特開平５－２８２５３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記特許文献１及び特許文献２に提案された自動販売機では、商品受台が固定支持されていたので、次のような問題があった。
【０００５】
すなわち、自動販売機は、幅寸法である左右寸法が十分に大きいものであり、商品投入口も上下方向だけでなく、左右方向にも並ぶよう複数設けられている。そのため、商品受台が固定支持されていると、商品受台から比較的近接した商品投入口への補充商品の投入は容易に行うことができるが、商品受台から比較的離隔した商品投入口への補充商品の投入は困難であり、補充商品のローディング作業の負担を軽減するものとはいえなかった。
【０００６】
本発明は、上記実情に鑑みて、補充商品のローディング作業の負担の軽減化を図ることができる自動販売機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明に係る自動販売機は、前面開口を有する本体キャビネットの内部に、前記前面開口を臨む態様で該本体キャビネットの幅方向に沿って画成された複数の商品収容庫と、前記複数の商品収容庫に設けられ、かつ商品投入口より投入された商品を収納するとともに払出指令が与えられたことを条件として最下流位置の商品を払い出す商品収納ラックと、前記前面開口を開閉する態様で前記本体キャビネットに揺動可能に設けられた外扉と、前記複数の商品収容庫の前方開口を開閉するための断熱構造の内扉を構成し、かつ該前方開口の上部側である前記商品投入口を開閉する態様で揺動可能に設けられた上側内扉と、前記上側内扉とともに前記内扉を構成し、かつ前記前方開口の下部側を開閉する態様で揺動可能に設けられた下側内扉とを備えた自動販売機であって、前記外扉及び前記上側内扉が開く方向に揺動した状態において、いずれかの商品収容庫における任意の商品投入口の下縁部に係脱可能に配設され、かつ補充商品が収納された商品箱の一部を載置可能な補助棚部材を備えたことを特徴とする。
【０００８】
また本発明は、上記自動販売機において、前記補助棚部材は、上下方向に沿って延在する補助基部と、前記補助基部の上端部分より後方に向けて延在した後に下方に向けて延在することで前記任意の商品投入口の下縁部に係脱する補助係止部と、前記補助基部の下端部分より前方に向けて延在し、かつ上面に前記商品箱の一部を載置させる補助載置部とを備えたことを特徴とする。
【０００９】
また本発明は、上記自動販売機において、前記補助棚部材は、前記補助基部の背面に配設され、かつ前記任意の商品投入口の下縁部に係止される場合に、前記補助基部を下方に向かうに連れて漸次前方に傾斜延在させるスペーサを備えたことを特徴とする。
【００１０】
また本発明は、上記自動販売機において、前記補助棚部材は、前記任意の商品投入口の下縁部から離脱する場合に、前記外扉の収納個所に収納されることを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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