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公開番号2025078800
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2025035901,2023071026
出願日2025-03-06,2020-08-06
発明の名称照明装置
出願人京セラ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H05B 47/155 20200101AFI20250513BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】光の演色性を制御しやすい照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置10は第1発光装置1aと複数の第2発光装置1bと制御部7とを備える。第1発光装置1aは360~430nmの波長領域に第1ピーク波長を有し、第1ピーク波長よりも短波長及び長波長のそれぞれに向かうにつれて連続的に光強度が減少する第1発光スペクトルを有する。複数の第2発光装置のそれぞれは360~430nmの波長領域に第2ピーク波長を有し、第2ピーク波長よりも長波長から750nmの波長領域に第3ピーク波長を有し、第2ピーク波長よりも短波長及び第3ピーク波長よりも長波長にそれぞれ向かうにつれて連続的に光強度が減少する第2発光スペクトルを有する。制御部7は第1発光装置1a及び複数の第2発光装置1bを制御する。複数の第2発光装置1bのそれぞれにおける第3ピーク波長が異なる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1発光装置と、
複数の第2発光装置と、
制御部と、を備え、
前記第1発光装置は、360~430nmの波長領域に第1ピーク波長を有するとともに、前記第1ピーク波長よりも短波長および長波長にそれぞれ向かうにつれて、連続的に光強度が減少する第1発光スペクトルを有し、
前記複数の第2発光装置のそれぞれは、360~430nmの波長領域に第2ピーク波長を有するとともに、前記第2ピーク波長よりも長波長から750nmの波長領域に第3ピーク波長を有し、前記第2ピーク波長よりも短波長および前記第3ピーク波長よりも長波長にそれぞれ向かうにつれて、連続的に光強度が減少する第2発光スペクトルを有し、
前記制御部は、前記第1発光装置および前記第2発光装置を制御し、
前記複数の第2発光装置は、それぞれにおける前記第3ピーク波長が異なる、照明装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1発光装置および前記複数の第2発光装置のうち、発光させる発光装置を選択する、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記第1ピーク波長および前記第2ピーク波長は励起光であるとともに、前記第3ピーク波長は蛍光であり、
前記制御部は、発光させる発光装置として前記第1発光装置を選択するとともに、前記第1発光スペクトルに基づき、前記複数の第2発光装置のいずれを発光させるか制御する、請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1発光装置および前記複数の第2発光装置のうち、それぞれの発光装置の調光率を制御する、請求項1~請求項3のいずれか1つに記載の照明装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1発光装置および前記複数の第2発光装置のうち、調光率の制御の基準となる発光装置を選択し、前記基準となる発光装置の調光率に基づき、それぞれの発光装置の調光率を制御する、請求項1~4のいずれか1つに記載の照明装置。
【請求項6】
前記第1ピーク波長および前記第2ピーク波長は励起光であるとともに、前記第3ピーク波長は蛍光であり、
前記制御部は、前記第1発光装置の第1調光率を設定し、該第1調光率に基づき、前記複数の第2発光装置のそれぞれの調光率を制御する、請求項4または請求項5に記載の照明装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記複数の第2発光装置のうち、前記第2ピーク波長よりも長波長から750nmの波長領域において最大の光強度となるピーク波長を有する前記第2発光装置の第2調光率を設定し、該第2調光率に基づき、前記第1発光装置および他の前記複数の第2発光装置のそれぞれの調光率を制御する、照明装置。
【請求項8】
前記複数の第2発光装置のそれぞれの前記第3ピーク波長は、半値幅が長波長に向かうにつれて大きい、請求項1~請求項7のいずれか1つに記載の照明装置。
【請求項9】
前記複数の第2発光装置のそれぞれの前記第3ピーク波長は、少なくとも10nm以上離れている、請求項1~請求項8のいずれか1つに記載の照明装置。
【請求項10】
前記第1発光装置の調光率と少なくとも1つの前記第2発光装置の調光率とが同じときに、前記第1発光装置の調光率とが同じ調光率で制御された前記第2発光装置の前記第2ピーク波長における光強度は、前記第1ピーク波長における光強度の25%以下である、請求項1~請求項9のいずれか1つに記載の照明装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、照明装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、蛍光灯や電球に代わってLED(Light Emitting Diode)などの半導体発光素子を光源とする照明装置が用いられていれる。また、例えば、家電製品や乗用自動車などの塗装面の外観検査用光源としても発光素子を光源とする照明装置が用いられている。
【0003】
半導体発光素子は、放射光の波長帯域が狭く、単一色の光しか放射できない。照明光を白色光としたい場合は、放射光の波長帯域が異なる複数の半導体発光素子を準備し、複数の放射光の混色によって白色光を実現している。または、同一波長の励起光によって波長帯域の異なる蛍光を発光する複数の蛍光体を準備し、半導体発光素子からの放射光と、半導体発光素子からの放射光によって励起されて発光する複数の蛍光の混色によって白色光を実現している。このような混色の手法を用いれば、白色光以外にも目的に応じたスペクトルを有する光源を作製することができる(特開2015-126160号公報参照)。
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、照明装置の発光強度および発光スペクトルの制御までは何ら記載も想定もされていなかった。
【発明の概要】
【0005】
本開示の一実施形態に係る照明装置は、第1発光装置と、複数の第2発光装置と、制御部とを備える。第1発光装置は、360~430nmの波長領域に第1ピーク波長を有するとともに、第1ピーク波長よりも短波長および長波長にそれぞれ向かうにつれて、連続的に光強度が減少する第1発光スペクトルを有する。複数の第2発光装置のそれぞれは、360~430nmの波長領域に第2ピーク波長を有するとともに、第2ピーク波長よりも長波長から750nmの波長領域に第3ピーク波長を有し、第2ピーク波長よりも短波長および第3ピーク波長よりも長波長にそれぞれ向かうにつれて、連続的に光強度が減少する第2発光スペクトルをそれぞれ有する。制御部は、第1発光装置および複数の第2発光装置を制御する。複数の第2発光装置は、それぞれにおける第3ピーク波長が異なる。
【0006】
また、本開示の一実施形態に係る照明装置は、発光スペクトルが、360nm~430nmの波長領域に励起ピーク波長および610nm~730nmの波長領域に発光ピーク波長を有する。また、発光スペクトルは、前記発光ピーク波長における光強度を1とした場合に、前記励起ピーク波長における相対光強度が0.05~0.3であり、440nm~480nmにおける相対光強度が0.1以下であり、480nmから前記発光ピーク波長までの波長領域における光強度が連続的に増加している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の実施形態に係る発光装置の外観斜視図である。
図1に示す発光装置を仮想線で示す平面で切断したときの断面図である。
図2に示す発光装置の拡大図である。
本開示の実施形態の各発光装置における発光スペクトルを示すグラフである。
本開示の実施形態の照明装置における外部放射光のスペクトルを示すグラフである。
本開示の実施形態の発光装置および/または照明装置における外部放射光のスペクトルを示すグラフである。
本開示の実施形態の発光装置および/または照明装置における外部放射光のスペクトルを示すグラフである。
本開示の実施形態の発光装置および/または照明装置における外部放射光のスペクトルを示すグラフである。
本開示の実施形態に係る発光装置を備える照明装置の外観斜視図である。
本開示の実施形態に係る照明装置の分解斜視図である。
本開示の実施形態に係る照明装置の筐体から透光性基板を取り外した状態を示す斜視図である。
本開示の実施形態に係る照明装置の構成図である。
本開示の他の実施形態に係る照明装置の構成を示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に本開示の実施形態に係る発光装置および照明装置を、図面を参照しながら説明する。
【0009】
<発光装置および照明装置の構成>
図1は、本開示の実施形態に係る発光装置の外観斜視図である。図2は、図1に示す発光装置を仮想線で示す平面で切断したときの断面図である。図12は、本開示の実施形態に係る照明装置の構成図である。これらの図において、照明装置10は、第1発光装置1aと、複数の第2発光装置1bと、制御部7と、を備えている。また、第1発光装置1aおよび第2発光装置1bは、基板2と、発光素子3と、枠体4と、封止部材5と、を備えている。また、照明装置10は、第1発光装置1aと、複数の第2発光装置1bと、制御部7と、を備えている。第2発光装置1bは、基板2と、発光素子3と、枠体4と、封止部材5と、波長変換部材6と、を備えている。
【0010】
発光素子3は、基板2上に位置している。枠体4は、基板2上に発光素子3を取り囲んで位置している。封止部材5は、枠体4で囲まれた内側の空間内に、枠体4で囲まれる空間の上部の一部を残して充填されている。波長変換部材6は、枠体4で囲まれた内側の空間の上部の一部に、封止部材5の上面に沿って枠体4内に収められている。なお、発光素子3は、例えば、LED(Light Emitting Diode)またはLD(Laser Diode)であって、半導体を用いたpn接合中の電子と正孔が再結合することによって、外部に向かって光を放出する。
(【0011】以降は省略されています)

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