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公開番号2025078810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2025036058,2021023660
出願日2025-03-07,2021-02-17
発明の名称面構造および面構造の製造方法
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04B 5/38 20060101AFI20250513BHJP(建築物)
要約【課題】階高を低くすることができる面構造および面構造の製造方法を提供する。
【解決手段】面構造20は、面構造用木製型枠21に対してセメント系材料を打設することにより製造される。面構造20は、木製下面材25と、木製下面材25の上面25aに接続される木製リブ材26と、木製リブ材26の上端に接続されて、木製下面材25の上方に間隔を空けて設けられるセメント系面材22と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
床を構成する面構造であって、
木製下面材と、
前記木製下面材の上面に接続される木製リブ材と、
前記木製リブ材の上端に接続されて、前記木製下面材の上方に間隔を空けて設けられるセメント系面材と、を備え、
前記面構造の設置場所における居住者が火災時に避難する際に必要となる床強度が前記セメント系面材のみで確保される
面構造。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記セメント系面材と前記木製リブ材とは、
一端が前記セメント系面材に埋設され、他端が前記木製リブ材に埋設された第1埋設材で接続されている
請求項1に記載の面構造。
【請求項3】
前記木製下面材と前記木製リブ材とは、
一端が前記木製下面材に埋設され、他端が前記木製リブ材に埋設された第2埋設材で接続されている
請求項1または2に記載の面構造。
【請求項4】
前記セメント系面材の下面に燃え代層として木製受面材を有する
請求項1~3のいずれか一項に記載の面構造。
【請求項5】
床を構成する面構造の製造方法であって、
木製下面材の上面に木製リブ材を接続するリブ材接続工程と、
前記木製下面材の上方に間隔を空けて設けられるように、前記木製リブ材の上端に木製受面材を接続する受面材接続工程と、
前記木製下面材、前記木製リブ材、および、前記木製受面材を型枠としてセメント系材料を打設して、前記木製受面材の上面に支持されるセメント系面材を形成する打設工程と、を備え、
前記打設工程では、前記面構造の設置場所における居住者が火災時に避難する際に必要となる床強度が前記セメント系面材のみで確保されるように前記セメント系材料を打設する
面構造の製造方法。
【請求項6】
床を構成する面構造の製造方法であって、
木製下面材の上面に木製リブ材を接続するリブ材接続工程と、
前記木製下面材の上方に間隔を空けて設けられるように、前記木製リブ材の上端に木製受面材を接続する受面材接続工程と、
前記木製下面材、前記木製リブ材、および、前記木製受面材を型枠としてセメント系材料を打設して、前記木製受面材の上面に支持されるセメント系面材を形成する打設工程と、を備え、
前記打設工程では、前記面構造の設置場所における居住者が火災時に避難する際に必要となる床強度が前記セメント系面材のみで確保されるように前記面構造の設置場所でセメント系材料を打設する
面構造の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の床に適用される面構造および面構造の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、建物の床として、セメント系部材と木材とによって構成される面構造が用いられている。例えば特許文献1の面構造は、所定の間隔を空けて並設された複数の木製棒状部材と、複数の木製棒状部材に支持されて複数の棒状部材の上方に位置する面状のセメント系部材とを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-197054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の面構造は、剛性・耐力が不足するため、金属製の小梁に架設された状態で設置されている。このため、小梁の分だけ階高が高くなりやすかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する面構造は、木製下面材と、前記木製下面材の上面に接続される木製リブ材と、前記木製リブ材の上端に接続されて、前記木製下面材の上方に間隔を空けて設けられるセメント系面材と、を備える。
【0006】
上記課題を解決する面構造の製造方法は、木製下面材の上面に木製リブ材を接続するリブ材接続工程と、前記木製下面材の上方に間隔を空けて設けられるように、前記木製リブ材の上端に木製受面材を接続する受面材接続工程と、前記木製下面材、前記木製リブ材、および、前記木製受面材を型枠としてセメント系材料を打設して、前記木製受面材の上面に支持されるセメント系面材を形成する打設工程と、を備える。
【0007】
上記課題を解決する面構造用木製部材は、建物の床を構成する面構造用木製部材であって、前記床は、木製下面材と、前記木製下面材の上面に接続される木製リブ材と、前記木製リブ材の上端に接続されて、前記木製下面材の上方に間隔を空けて設けられるセメント系面材と、を備えるものであり、前記木製下面材が、複数の部分下面材によって構成されており、前記木製リブ材は、隣り合う2つの部分下面材の境界部分に設けられて、前記隣り合う部分下面材の各々に対して連結される連結リブ材を含む。
【0008】
上記構成によれば、木製下面材とセメント系面材とが一体化して挙動するため、面構造の高剛性化・高耐力化を図ることができる。これにより、面構造を小梁などで支持する必要がなくなることから、建物の階高を低くすることができる。
【0009】
上記構成の面構造において、前記セメント系面材と前記木製リブ材とは、一端が前記セメント系面材に埋設され、他端が前記木製リブ材に埋設された第1埋設材で接続されていることが好ましい。これにより、セメント系面材と木製リブ材とをより強固に接続することができる。
【0010】
上記構成の面構造において、前記木製下面材と前記木製リブ材とは、一端が前記木製下面材に埋設され、他端が前記木製リブ材に埋設された第2埋設材で接続されていることが好ましい。これにより、木製下面材と木製リブ材とをより強固に接続することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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