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公開番号2025071405
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023181534
出願日2023-10-23
発明の名称スタンドの設計方法
出願人株式会社大林組,ピーエス・コンストラクション株式会社
代理人個人,個人
主分類E04H 3/12 20060101AFI20250428BHJP(建築物)
要約【課題】蹴上が小さい段床又はスパンが長い段床を有するスタンドにおいても、段床の揺れを低減する。
【解決手段】複数のプレキャスト部材21から構成された段床15を備えるスタンド13は、勾配が異なる段床15を有しており、スタンド13の設計方法では、各段床15の勾配に応じてプレキャスト部材21の立上り部30の高さを設定することと、プレキャスト部材21が設置される位置に応じて、プレキャスト部材21の床部の段数を設定することと、プレキャスト部材21の立上り部30の高さ及び床部の段数に応じた曲げ剛性に基づいて、プレキャスト部材21の立下り部34の要否を設定することを含む。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
複数のプレキャスト部材から構成された段床を備えるスタンドの設計方法において、
前記スタンドは、勾配が異なる複数の前記段床を有しており、
前記設計方法は、
前記各段床の勾配に応じて前記プレキャスト部材の立上り部の高さを設定することと、
前記プレキャスト部材が設置される位置に応じて、前記プレキャスト部材の床部の段数を設定することと、
前記プレキャスト部材の前記立上り部の高さ及び前記床部の段数に応じた曲げ剛性に基づいて、前記プレキャスト部材の立下り部の要否を設定することとを含む、スタンドの設計方法。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
一対の前記プレキャスト部材を連結する複数のアンカーボルトの間隔を前記プレキャスト部材の端部において小さくする、請求項1に記載のスタンドの設計方法。
【請求項3】
前記段床を構成する前記プレキャスト部材には、2段以上の前記床部を有し、且つ、前記床部の平面それぞれに対して下方に延在する立下り部を有する前記プレキャスト部材が含まれる、請求項1又は2に記載のスタンドの設計方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スタンドの設計方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
スタジアム等に設けられるスタンドは、観客の視線を考慮して階段状の床部を有している。階段状の床部(以下、段床という)は、一対の傾斜した梁の間に掛け渡されて支持されている。
【0003】
このようなスタンドにおいては、観客の歩行や飛び跳ね等に起因して発生する振動に対して対策が取られることがある。例えば特許文献1では、段床を支持する梁(傾斜大梁)の間に、重量材を付加した振動抑制梁を設けることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-084536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、スタンドの形状によっては、振動抑制効果が十分に得られないことがある。例えば、蹴上が小さい段床やスパンが長い段床を有するスタンドでは、これらの段床の揺れが大きくなることが想定される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するスタンドの設計方法は、複数のプレキャスト部材から構成された段床を備えるスタンドの設計方法において、前記スタンドは、勾配が異なる複数の前記段床を有しており、前記設計方法は、前記段床の勾配に応じて前記プレキャスト部材の立上り部の高さを設定することと、前記プレキャスト部材が設置される位置に応じて、前記プレキャスト部材の床部の段数を設定することと、前記プレキャスト部材の前記立上り部の高さ及び前記床部の段数に応じた曲げ剛性に基づいて、前記プレキャスト部材の立下り部の要否を設定することとを含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、蹴上が小さい段床やスパンが長い段床を有するスタンドにおいても、段床の揺れを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態のスタンドの断面図である。
同実施形態におけるプレキャスト部材の一例を示す図である。
同実施形態におけるプレキャスト部材の一例を示す図である。
同実施形態におけるプレキャスト部材の一例を示す図である。
同実施形態におけるプレキャスト部材の一例を示す図である。
同実施形態におけるプレキャスト部材の一例を示す図である。
同実施形態におけるプレキャスト部材の一例を示す図である。
同実施形態におけるプレキャスト部材の連結部分を示す断面図である。
同実施形態におけるプレキャスト部材の連結部分を示す平面図である。
同実施形態におけるスタンドの設計方法の一例を示す図である。
同実施形態のスタンドの要部を示す断面図である。
同実施形態のスタンドの要部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図12に従って、スタンドの設計方法の一実施形態を説明する。本実施形態では、スタンドを、フィールドを有するスタジアム(競技場)に設けられるスタンドに具体化して説明する。
(スタンド)
図1は、スタジアム11の一例を示す。スタジアム11は、中央にフィールド12を有する。スタンド13は、フィールド12を囲むように設けられている。スタンド13は、支持架構14と、勾配の異なる段床15A~Dとを備える。段床15A~Dは、フィールド12から離れるに従い床上面が高くなるように床上面が階段状に構成されている。各段床15A~Dには、観客席及び柵(いずれも図示略)が設けられる。
【0010】
支持架構14は、柱部17、レイカー梁(傾斜大梁)18、及び水平梁19,20を有する。柱部17及び水平梁19等は、レイカー梁18を支持する。レイカー梁18は、フィールド12から離れるに従い高くなるように傾斜している。一対のレイカー梁18の間には、水平梁19が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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