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公開番号
2025063981
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173316
出願日
2023-10-05
発明の名称
耐震間柱構造
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
1/58 20060101AFI20250410BHJP(建築物)
要約
【課題】間柱の仕上げ材が不要となる耐震間柱構造を提供する。
【解決手段】耐震間柱構造10は、木製の間柱20と、鉄骨梁30と、間柱20と鉄骨梁30とを接続する接続部40と、を備える。接続部40は、間柱20の下側対向面21bに面接触する下側支圧プレート41と、間柱20の上側対向面21aに面接触する上側支圧プレート42と、鉄骨梁30から離れるように上側支圧プレート42を押圧するねじ式押圧機構43と、を有する。下側支圧プレート41には鉄骨梁30が面接触している。ねじ式押圧機構43は、下側支圧プレート41に対して鉄骨梁30を押圧している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
木製の間柱と、鉄骨梁と、前記間柱と前記鉄骨梁とを接続する接続部と、を備え、
前記間柱は、前記鉄骨梁に上下方向で対向する対向面を有し、
前記接続部は、前記対向面に面接触する支圧プレートを介して、前記間柱と前記鉄骨梁とを接続している
耐震間柱構造。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記接続部は、前記上下方向に延びる雄ねじ材と前記雄ねじ材に螺合する雌ねじ材とを有して前記鉄骨梁と前記支圧プレートとに係合するねじ式押圧機構を有し、
前記ねじ式押圧機構は、前記鉄骨梁との間隔を変更するように前記支圧プレートを押圧している
請求項1に記載の耐震間柱構造。
【請求項3】
前記ねじ式押圧機構は、前記鉄骨梁と前記支圧プレートとの間に配設され、前記鉄骨梁から離れるように前記支圧プレートを押圧している
請求項2に記載の耐震間柱構造。
【請求項4】
前記間柱は、前記鉄骨梁に上方から対向する上側対向面と前記鉄骨梁に下方から対向する下側対向面とを有し、
前記支圧プレートは、前記上側対向面に面接触する上側支圧プレートと前記下側対向面に面接触する下側支圧プレートとを有し、
前記下側支圧プレートには、前記鉄骨梁が面接触し、
前記ねじ式押圧機構は、前記鉄骨梁から離れるように前記上側支圧プレートを押圧しているとともに前記下側支圧プレートに前記鉄骨梁を押圧している
請求項3に記載の耐震間柱構造。
【請求項5】
前記支圧プレートは、前記鉄骨梁の軸方向における両側へ前記間柱から突出するフランジ部を有し、
前記雄ねじ材は、前記フランジ部を貫通するように配設され、
前記ねじ式押圧機構は、前記鉄骨梁に向けて前記支圧プレートを押圧している
請求項2に記載の耐震間柱構造。
【請求項6】
前記間柱は、前記鉄骨梁に上方から対向する上側対向面と前記鉄骨梁に下方から対向する下側対向面とを有し、
前記支圧プレートは、前記上側対向面に固定された上側支圧プレートと前記下側対向面に固定された下側支圧プレートとを有し、
前記雄ねじ材は、前記鉄骨梁、前記上側支圧プレートの上側フランジ部、および、前記下側支圧プレートの下側フランジ部を貫通しているとともに、前記上側フランジ部および前記下側フランジ部の各々から前記鉄骨梁の反対側へ突出する部分を有し、
前記雌ねじ材は、前記上側フランジ部から突出する部分に螺合する上側雌ねじ材と前記下側フランジ部から突出する部分に螺合する下側雌ねじ材とを有し、
前記ねじ式押圧機構は、前記鉄骨梁に向けて前記上側支圧プレートおよび前記下側支圧プレートを押圧している
請求項5に記載の耐震間柱構造。
【請求項7】
前記接続部は、前記鉄骨梁と前記支圧プレートとの間の隙間に嵩上げ材を有する
請求項6に記載の耐震間柱構造。
【請求項8】
前記鉄骨梁には、前記ねじ式押圧機構に対応する位置に補強板が接合されている
請求項2~7のいずれか一項に記載の耐震間柱構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、間柱と鉄骨梁とを接合する耐震間柱構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
耐震間柱構造として、例えば特許文献1のような構造が知られている。特許文献1では、上下に位置する鉄骨梁を鉄骨製の間柱が接続している。間柱は、エネルギー吸収部材を有して、各鉄骨梁に対して剛接合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-115427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の耐震間柱構造においては、間柱の鉄骨がむき出しとなってしまうため、見栄えをよくするために仕上げ材で覆う必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する耐震間柱構造は、木製の間柱と、鉄骨梁と、前記間柱と前記鉄骨梁とを接続する接続部と、を備え、前記間柱は、前記鉄骨梁に上下方向で対向する対向面を有し、前記接続部は、前記対向面に面接触する支圧プレートを 介して、前記間柱と前記鉄骨梁とを接続している。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、耐震間柱構造において、間柱の仕上げ材が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態において、耐震間柱構造の概略構成を模式的に示す斜視図である。
第1実施形態において、鉄骨梁の軸方向から見た耐震間柱構造を模式的に示す図である。
第1実施形態において、図2における一点鎖線3で囲まれた部分を拡大した図である。
第1実施形態において、図2の4-4線における断面を模式的に示す図である。
第1実施形態において、ねじ式押圧機構の配置の一例を示す図である。
第1実施形態において、ねじ式押圧機構の操作例を示す図である。
第1実施形態において、耐震間柱構造の変形例を模式的に示す図である。
第2実施形態において、耐震間柱構造の概略構成を模式的に示す図である。
第2実施形態において、ねじ式押圧機構の概略構成を模式的に示す図である。
第2実施形態において、ねじ式押圧機構の配置の一例を示す図である。
第2実施形態において、ねじ式押圧機構を組み立てる様子を模式的に示す図である。
第2実施形態において、ねじ式押圧機構を組み立てる様子を模式的に示す図である。
第2実施形態において、間柱が傾くときにねじ式押圧機構に作用する圧縮力の変化を説明するための図である。
第2実施形態において、ねじ式押圧機構の変形例を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
図1~図7を参照して、耐震間柱構造の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、耐震間柱構造10は、間柱20、鉄骨梁30、および、接続部40を備える。
【0009】
間柱20は、断面四角形状の木造柱である。間柱20には、鉄骨梁30が貫通する貫通孔21が形成されている。貫通孔21は、上下方向で鉄骨梁30と対向する対向面として、上側対向面21a(図2参照)と下側対向面21b(図2参照)とを有する。鉄骨梁30は、上フランジ31、下フランジ32、および、ウェブ33を有するH形鋼によって形成されている。間柱20と鉄骨梁30は、間柱20に形成された貫通孔21に鉄骨梁30が貫通した状態で接続部40によって接続されている。鉄骨梁30に接続された間柱20は、地震や風によって建物に生じる水平力に抵抗する。
【0010】
図2に示すように、接続部40は、下側支圧プレート41、上側支圧プレート42、および、ねじ式押圧機構43を有する。
支圧プレート41,42は、例えば金属など、間柱20よりも強度の高い材料で形成されている。下側支圧プレート41は、貫通孔21の下側対向面21bの全面を覆う形状を有する。下側支圧プレート41には、鉄骨梁30の下フランジ32が面接触している。上側支圧プレート42は、貫通孔21の上側対向面21aの全面を覆う形状を有する。支圧プレート41,42は、貫通孔21の内部から打ち込まれる図示されないビスなどによって間柱20に取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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