TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025079428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192084
出願日2023-11-10
発明の名称光学的情報読取装置
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人個人,個人
主分類G06K 7/14 20060101AFI20250515BHJP(計算;計数)
要約【課題】照明等の周囲環境に影響されることなく、情報コードを読み取り可能に撮像しやすい構成を提供する。
【解決手段】ユーザによってかざされる情報コード31が、筐体11の上面11aに表示画面23aとともに設けられる撮像窓24aを介して撮像部24により撮像される。そして、輝度が所定の閾値以上となる高輝度領域Saがあると判定された撮像画像の外周部に高輝度領域Saが含まれていると、当該撮像画像から高輝度領域Saを除去するように画像処理した第1処理画像Pc1が表示画面23aに表示されるように表示部23が制御される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザによってかざされる情報コードを光学的に読み取る据え置き型の光学的情報読取装置であって、
筐体と、
前記筐体の一面に表示画面が設けられる表示部と、
前記一面に設けられる撮像窓を介して撮像する撮像部と、
前記撮像部によって撮像された前記情報コードの撮像画像から当該情報コードに記録される情報を読み取るための読取処理を行う読取部と、
前記撮像部の撮像画像の少なくとも一部が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御可能な制御部と、
前記撮像画像において輝度が所定の閾値以上となる高輝度領域があるか否かについて判定する判定部と、
を備え、
前記制御部は、前記判定部により前記高輝度領域があると判定された前記撮像画像の外周部に前記高輝度領域が含まれていると、当該撮像画像から前記高輝度領域を除去するように画像処理した処理画像が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御することを特徴とする光学的情報読取装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記判定部により前記高輝度領域があると判定された前記撮像画像の中央部に前記高輝度領域が含まれていると、当該撮像画像から前記中央部の外周側に位置する外周部を除去するように画像処理した処理画像が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御することを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
【請求項3】
ユーザによってかざされる情報コードを光学的に読み取る据え置き型の光学的情報読取装置であって、
筐体と、
前記筐体の一面に表示画面が設けられる表示部と、
前記一面に設けられる撮像窓を介して撮像する撮像部と、
前記撮像部によって撮像された前記情報コードの撮像画像から当該情報コードに記録される情報を読み取るための読取処理を行う読取部と、
前記撮像部の撮像画像の少なくとも一部が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御可能な制御部と、
前記撮像画像において輝度が所定の閾値以上となる高輝度領域があるか否かについて判定する判定部と、
を備え、
前記制御部は、前記判定部により前記高輝度領域があると判定された前記撮像画像の中央部に前記高輝度領域が含まれていると、当該撮像画像から前記中央部の外周側に位置する外周部を除去するように画像処理した処理画像が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御することを特徴とする光学的情報読取装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記撮像画像において輝度が前記所定の閾値以上となる領域の当該撮像画像に占める割合が一定範囲内である場合に、前記高輝度領域があると判定することを特徴とする請求項1又は3に記載の光学的情報読取装置。
【請求項5】
前記制御部は、除去した領域に応じて拡大した前記処理画像が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御することを特徴とする請求項1又は3に記載の光学的情報読取装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記読取部による前記読取処理が失敗する状態が継続する場合に、前記撮像窓の位置を示す撮像位置情報が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御することを特徴とする請求項1又は3に記載の光学的情報読取装置。
【請求項7】
前記処理画像に情報コードの特定パターンが含まれているか否かについて判定するコード判定部を備え、
前記制御部は、前記読取部による前記読取処理が失敗する状態が継続しており、かつ、前記コード判定部によって前記処理画像に前記特定パターンが含まれていると判定される場合に、前記特定パターンの位置に基づいて、前記情報コードの読取可能な位置への移動を促す案内情報が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御することを特徴とする請求項1又は3に記載の光学的情報読取装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記情報コードの読取可能な位置として前記撮像窓から遠ざける位置への移動を促す際に、前記案内情報として、情報コードを模した半透明体が徐々に収縮する変化を繰り返す動画が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御することを特徴とする請求項7に記載の光学的情報読取装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記情報コードの読取可能な位置として前記撮像窓に近づける位置への移動を促す際に、前記案内情報として、情報コードを模した半透明体が徐々に拡大する変化を繰り返す動画が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御することを特徴とする請求項7に記載の光学的情報読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報コードを光学的に読み取る据え置き型の光学的情報読取装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、情報コードを光学的に読み取る据え置き型の光学的情報読取装置では、ユーザに対して情報コードをかざすべき位置を明示するために、その情報コードを撮像して読み取るための撮像画像の少なくとも一部が、読取装置の表示画面にプレビュー表示される。例えば、下記特許文献1に開示されるコード読取装置では、カメラで撮像した画像からのコードの抽出に先立って、その画像を表示画面に表示する際の画像サイズ及び選択指示が入力装置から受け付けられて、その画像サイズ及び選択指示に応じてプレビュー画像の表示画面内でのサイズ・位置及びズームサイズが設定される。これにより、ユーザは、表示画面のプレビュー画像を見ながらコードをかざす位置を調整することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-122229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、据え置き型の光学的情報読取装置では、情報コードを撮像する撮像方向が上方向となるために、天井の照明等が撮像画像に映り込む場合がある。このような映り込みのために、情報コードがデコード可能に撮像されていないと、読取失敗してしまう。例えば、情報コードを付した表示媒体の面に対して縁側から照明等が回り込む場合があり、その縁側近傍に情報コードが付されていると、その回り込んだ照明等が情報コードに重なるように映り込んで撮像されることで、読取失敗しやすくなる。
【0005】
しかしながら、上述のような映り込みが生じていても、プレビュー表示される情報コードの画像はある程度きれいに見えることから、慣れていないユーザでは、問題無く読み取りできそうに見えてしまうために、読取失敗している理由を理解できないという問題がある。また、天井の照明等が撮像画像に映り込まないように配置したとしても、その後の配置場所の移動や周囲環境の変化等によって、同じ問題が生じる可能性がある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、照明等の周囲環境に影響されることなく、情報コードを読み取り可能に撮像しやすい構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一形態は、
ユーザによってかざされる情報コード(31,40)を光学的に読み取る据え置き型の光学的情報読取装置(10)であって、
筐体(11)と、
前記筐体の一面(11a)に表示画面(23a)が設けられる表示部(23)と、
前記一面に設けられる撮像窓(24a)を介して撮像する撮像部(24)と、
前記撮像部によって撮像された前記情報コードの撮像画像から当該情報コードに記録される情報を読み取るための読取処理を行う読取部(21)と、
前記撮像部の撮像画像の少なくとも一部が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御可能な制御部(21)と、
前記撮像画像において輝度が所定の閾値以上となる高輝度領域(Sa)があるか否かについて判定する判定部(21)と、
を備え、
前記制御部は、前記判定部により前記高輝度領域があると判定された前記撮像画像の外周部に前記高輝度領域が含まれていると、当該撮像画像から前記高輝度領域を除去するように画像処理した処理画像(Pc1)が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御することを特徴とする。
【0008】
本発明の他の一形態は、
ユーザによってかざされる情報コード(31,40)を光学的に読み取る据え置き型の光学的情報読取装置(10)であって、
筐体(11)と、
前記筐体の一面(11a)に表示画面(23a)が設けられる表示部(23)と、
前記一面に設けられる撮像窓(24a)を介して撮像する撮像部(24)と、
前記撮像部によって撮像された前記情報コードの撮像画像から当該情報コードに記録される情報を読み取るための読取処理を行う読取部(21)と、
前記撮像部の撮像画像の少なくとも一部が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御可能な制御部(21)と、
前記撮像画像において輝度が所定の閾値以上となる高輝度領域(Sa)があるか否かについて判定する判定部(21)と、
を備え、
前記制御部は、前記判定部により前記高輝度領域があると判定された前記撮像画像の中央部に前記高輝度領域が含まれていると、当該撮像画像から前記中央部の外周側に位置する外周部を除去するように画像処理した処理画像(Pc2)が前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御することを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、ユーザによってかざされる情報コードが、筐体の一面に表示画面とともに設けられる撮像窓を介して撮像部により撮像される。そして、判定部により輝度が所定の閾値以上となる高輝度領域があると判定された撮像画像の外周部に高輝度領域が含まれていると、当該撮像画像から高輝度領域を除去するように画像処理した処理画像が表示画面に表示されるように制御部により表示部が制御される。
【0010】
これにより、天井の照明等が撮像画像の外周部に映り込んでいる領域があると、その領域を高輝度領域として除去するように画像処理された処理画像が、表示画面にてプレビュー表示される。ユーザは、プレビュー表示される処理画像内となるように情報コードをかざそうとするため、撮像画像での情報コードと高輝度領域とを離すことができる。したがって、照明等の周囲環境に影響されることなく、情報コードを読み取り可能に撮像しやすい光学的情報読取装置を実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
非正規コート
1か月前
個人
物品給付年金
8日前
個人
政治のAI化
3日前
個人
人物再現システム
1か月前
個人
RFタグ読取装置
21日前
個人
在宅介護システム
21日前
個人
AI飲食最適化プラグイン
29日前
キヤノン株式会社
通信装置
9日前
個人
電話管理システム及び管理方法
1か月前
有限会社ノア
データ読取装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1日前
個人
広告提供システムおよびその方法
1か月前
株式会社ザメディア
出席管理システム
1か月前
個人
全アルゴリズム対応型プログラム
4日前
大同特殊鋼株式会社
輝線検出方法
3日前
個人
日誌作成支援システム
1か月前
株式会社CROSLAN
支援装置
21日前
シャープ株式会社
電子機器
3日前
トヨタ自動車株式会社
欠け検査装置
3日前
ミサワホーム株式会社
情報処理装置
8日前
ひびきの電子株式会社
認証システム
23日前
個人
ポイント還元付き配送システム
1か月前
長屋印刷株式会社
画像形成システム
21日前
トヨタ自動車株式会社
工程計画装置
1か月前
ミサワホーム株式会社
宅配ロッカー
今日
株式会社タクテック
商品取出集品システム
1か月前
株式会社アジラ
データ転送システム
3日前
ミサワホーム株式会社
情報処理装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
作業判定方法
1か月前
オムロン株式会社
回転装置及びマウス
25日前
トヨタ自動車株式会社
管理装置
今日
オベック実業株式会社
端末用スタンド
4日前
株式会社ユピテル
電子機器及びプログラム等
11日前
オベック実業株式会社
接続構造
1か月前
株式会社村田製作所
動き検知装置
1か月前
ゼネラル株式会社
RFIDタグ付き物品
1か月前
続きを見る