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公開番号
2025079600
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192385
出願日
2023-11-10
発明の名称
組積材の施工方法
出願人
エスビック株式会社
,
株式会社ユニソン
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
2/54 20060101AFI20250515BHJP(建築物)
要約
【課題】組積材同士の結合強度の向上、モルタルのはみ出しに起因した組積材の外面の汚損の抑制、及び施工性の向上。
【解決手段】ブロック10の施工方法は、下側のブロック10の上面11のうち、横空洞部12と、横空洞部12に対して上方に連なるとともに上面上段部13同士の間に形成される上部空間Sとにモルタル40を充填するモルタル充填工程と、モルタル40が充填された下側のブロック10に対して上方から上側のブロック10を組積することで上側のブロック10の下面下段部24をモルタル40に密着させる組積工程とを備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の組積材を組積するとともに前記組積材同士をモルタルによって互いに結合することにより組積造を施工する方法であって、
前記組積材の幅方向、厚み方向、上下方向をそれぞれ単に幅方向、厚み方向、及び上下方向とするとき、
前記組積材の上面には、前記厚み方向の中央において前記幅方向に沿って延在する溝状の横空洞部と、前記厚み方向における両端に位置する上面上段部と、前記上面上段部と前記横空洞部との間に位置し、前記上面上段部及び前記横空洞部の双方と段差を形成する上面下段部と、が設けられており、
前記組積材の下面には、前記厚み方向における両端であって前記上面上段部に対応する位置に設けられた下面上段部と、前記厚み方向において前記下面上段部同士の間に位置するとともに下方に突出する下面下段部と、が設けられており、
下側の前記組積材の上面のうち、前記横空洞部と、前記横空洞部に対して上方に連なるとともに前記上面上段部同士の間に形成される上部空間とに前記モルタルを充填するモルタル充填工程と、
前記モルタルが充填された下側の前記組積材に対して上方から上側の前記組積材を組積することで上側の前記組積材の前記下面下段部を前記モルタルに密着させる組積工程と、を備える、
組積材の施工方法。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記モルタル充填工程では、前記モルタルの上面が前記上面上段部と面一となるように前記モルタルを充填する、
請求項1に記載の組積材の施工方法。
【請求項3】
前記組積材は、前記上下方向に延在するとともに前記組積材の下面のみに開口する縦空洞部を有するものである、
請求項1または請求項2に記載の組積材の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、組積材の施工方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、組積材として、建築用コンクリートブロック(JIS A 5406)などが知られている。
図8に示すように、コンクリートブロック(以下、ブロック110)の上面には、ブロック110の厚み方向(図8の左右方向)の中央においてブロック110の幅方向(図8の紙面直交方向)に沿って延在する溝状の横空洞部112が設けられている。ブロック110を組積する際には、作業者は、下側のブロック110の上面のうち厚み方向の両側に目地モルタル140を積む。作業者は、コテを用いてモルタルを棒状に成形することで目地モルタル140を形成する。続いて、作業者は、目地モルタル140が積まれた下側のブロック110に対して上方から上側のブロック110を組積する。これにより、上下のブロック110により目地モルタル140が潰される。そして、潰された目地モルタル140を介して上下のブロック110が結合される。
【0003】
また、例えば特許文献1に記載のコンクリートブロック(以下、ブロック)がある。特許文献1に記載のブロックの上面には、厚み方向の両端に位置する上面上段部と、上面上段部と上記横空洞部に相当するV字溝との間に位置し、上面上段部及びV字溝の双方と段差を形成する上面下段部とが設けられている。また、ブロックの下面には、厚み方向における両端であって上面上段部に対応する位置に設けられた下面上段部と、厚み方向において下面上段部同士の間に位置するとともに下方に突出する下面下段部とが設けられている。作業者は、目地モルタルをブロックの上面下段部に積むとともに、目地モルタルが積まれた下側のブロックに対して上方から上側のブロックを組積する。これにより、下側のブロックの上面下段部と、上側のブロックの下面に設けられた下面下段部とによって目地モルタルが潰される。そして、潰された目地モルタルを介して上下のブロックが結合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-291622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した棒状の目地モルタルを成形するとともに目地モルタルをブロックの上面に積む作業は、技能経験の浅い作業者にとって難易度が高い。このため、上記作業には多くの時間を要する。また、目地モルタルの径が大き過ぎると、上下のブロックによって潰されたモルタルが外部にはみ出すとともに、はみ出したモルタルによってブロックの外面が汚れるという問題が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための組積材の施工方法の各態様を記載する。
[態様1]
複数の組積材を組積するとともに前記組積材同士をモルタルによって互いに結合することにより組積造を施工する方法であって、
前記組積材の幅方向、厚み方向、上下方向をそれぞれ単に幅方向、厚み方向、及び上下方向とするとき、
前記組積材の上面には、前記厚み方向の中央において前記幅方向に沿って延在する溝状の横空洞部と、前記厚み方向における両端に位置する上面上段部と、前記上面上段部と前記横空洞部との間に位置し、前記上面上段部及び前記横空洞部の双方と段差を形成する上面下段部と、が設けられており、
前記組積材の下面には、前記厚み方向における両端であって前記上面上段部に対応する位置に設けられた下面上段部と、前記厚み方向において前記下面上段部同士の間に位置するとともに下方に突出する下面下段部と、が設けられており、
下側の前記組積材の上面のうち、前記横空洞部と、前記横空洞部に対して上方に連なるとともに前記上面上段部同士の間に形成される上部空間とに前記モルタルを充填するモルタル充填工程と、
前記モルタルが充填された下側の前記組積材に対して上方から上側の前記組積材を組積することで上側の前記組積材の前記下面下段部を前記モルタルに密着させる組積工程と、を備える、
組積材の施工方法。
【0007】
同方法によれば、下側の組積材の上面のうち横空洞部と上部空間とに充填されたモルタルに対して上側の組積材の下面下段部が密着する。特に、下側の組積材の上面下段部と上側の組積材の下面下段部との間においては、他の部分に比べて上下の間隔が小さいため、モルタルが好適に潰れる。こうして潰れたモルタルを介して上下の組積材が結合される。このため、組積材同士の結合強度が向上する。
【0008】
また、組積材の上面のうち上面上段部には棒状の目地モルタルが積まれないため、上面上段部と下面上段部との間からモルタルが外部にはみ出すことが抑制される。これにより、モルタルのはみ出しに起因した組積材の外面の汚損を抑制できる。
【0009】
さらに、横空洞部及び上部空間にモルタルを充填すればよいため、棒状の目地モルタルを成形するとともに下側の組積材の上面上段部に目地モルタルを積むといった難易度の高い作業が不要となる。このため、施工性が向上する。
【0010】
[態様2]
前記モルタル充填工程では、前記モルタルの上面が前記上面上段部と面一となるように前記モルタルを充填する、
態様1に記載の組積材の施工方法。
(【0011】以降は省略されています)
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