TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025079629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192427
出願日2023-11-10
発明の名称留具及び壁材の取付け構造
出願人ケイミュー株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類E04F 13/08 20060101AFI20250515BHJP(建築物)
要約【課題】壁材が熱収縮しても壁材が脱落しにくい留具を提供する。
【解決手段】壁材1を壁下地2に取り付けるための留具3である。壁下地2に固定される固定部31と、壁材1の上部に設けた上実部12に引っ掛けられる下向き片33と、下向き片33の下方に位置し、上実部12の下方において壁材1に差し込まれる補助片34と、を備える。留具3は、固定部31及び下向き片33を備える留具本体3aと、補助片34を備える補助部材3bと、を有することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
壁材を壁下地に取り付けるための留具であって、
前記壁下地に固定される固定部と、
前記壁材の上部に設けた上実部に引っ掛けられる下向き片と、
前記下向き片の下方に位置し、前記上実部の下方において前記壁材に差し込まれる補助片と、
を備える、
留具。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記固定部及び前記下向き片を備える留具本体と、
前記補助片を備える補助部材と、
を有する、
請求項1に記載の留具。
【請求項3】
前記補助片は、前記壁材の前記壁下地と対向する後面に開口するスリットに差し込まれる、
請求項1に記載の留具。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の留具で壁材を壁下地に取り付ける構造であって、
前記下向き片及び前記補助片は、前記固定部を前記壁下地に固定することにより、前記壁下地の前方に位置し、
前記下向き片は、前記壁下地の前方に配置された上下方向に並ぶ二枚の壁材のうち、下側の壁材の上部に設けた上実部に引っ掛かり、
前記補助片は、前記上実部の下方において前記壁材に設けたスリットに差し込まれる、
壁材の取付け構造。
【請求項5】
前記壁材は、内部に横方向に延びる中空孔を有し、
前記スリットは、前記壁材の前記壁下地と対向する後面から前記中空孔にまで達している、
請求項4に記載の壁材の取付け構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、留具及び壁材の取付け構造に関し、より詳細には、壁材を壁下地に取り付けする際に使用する留具及びこの留具を使用した壁材の取付け構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、外壁材の留め金具が記載されている。この留め金具は、基板から前方に向かって突出する底板が設けられている。底板の前端には下向き片(下ツメ)と上向き片(上ツメ)が形成されている。下向き片は、底板の幅方向の中央部から下方に向かって突出している。上向き片は、底板の幅方向の両端部から上方に向かって突出している。
【0003】
そして、この留め金具を使用して外壁材を施工するにあたっては、まず、壁下地に留め金具の基板を固定する。このとき、留め金具の下側に取り付けられている外壁材の上部に設けた上実部に留め金具の下向き片を引っ掛ける。これにより、留め金具の下側に配置された外壁材の上部が留め金具により壁下地に取り付けられる。次に、壁下地に固定した留め金具の上向き片に、別の外壁材の下端に設けた下実部を引っ掛ける。これにより、留め金具の上側に配置した外壁材の下端が留め金具により壁下地に取り付けられる。また、上下に隣り合う外壁材の上実部と下実部とが実接合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-61135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来例では、金具留めした外壁材に火災時などの熱がかかった場合に、外壁材が熱収縮して下側の外壁材の上実部が留め金具の下向き片から外れることがあった。そして、下実部と留め金具の上向き片のみで支持された上側の外壁材が脱落しやすい不安定な状態になることがあった。
【0006】
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、壁材が熱収縮しても壁材が脱落しにくい留具及び壁材の取付け構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る留具は、壁材を壁下地に取り付けるための留具であって、前記壁下地に固定される固定部と、前記壁材の上部に設けた上実部に引っ掛けられる下向き片と、前記下向き片の下方に位置し、前記上実部の下方において前記壁材に差し込まれる補助片と、を備える。
【0008】
本発明の一態様に係る壁材の取付け構造は、前記留具で壁材を壁下地に取り付ける構造であって、前記下向き片及び前記補助片は、前記固定部を前記壁下地に固定することにより、前記壁下地の前方に位置し、前記下向き片は、前記壁下地の前方に配置された上下方向に並ぶ二枚の壁材のうち、下側の壁材の上部に設けた上実部に引っ掛かり、前記補助片は、前記上実部の下方において前記壁材に設けたスリットに差し込まれる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、下向き片の他に、補助片も壁材に引っ掛かることが可能となり、壁材が熱収縮しても脱落しにくい、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1Aは、本実施形態に係る留具を示す正面図である。図1Bは、本実施形態に係る留具を示す側面図である。
図2Aは、本実施形態に係る留具の留具本体を示す正面図である。図2Bは、本実施形態に係る留具の留具本体を示す側面図である。
図3Aは、本実施形態に係る留具の補助部材を示す正面図である。図3Bは、本実施形態に係る留具の補助部材を示すX-X断面図である。図3Cは、本実施形態に係る留具の補助部材を示すY-Y断面図である。
図4は、本実施形態に係る壁材の取付け構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ケイミュー株式会社
留具及び壁材の取付け構造
2日前
個人
住宅
1か月前
個人
キャチクランプ
4日前
個人
水害と共にある家
11日前
個人
地中収納型止水板
2か月前
個人
津波と共にある漁港
11日前
個人
柱と壁の木造連結構造
2か月前
GHL株式会社
建物
1か月前
個人
地滑りと共にある山荘
11日前
個人
パーティション
11日前
積水樹脂株式会社
フェンス
22日前
株式会社オカムラ
ブース
1か月前
株式会社オカムラ
ブース
24日前
株式会社オカムラ
ブース
24日前
株式会社オカムラ
ブース
24日前
大成建設株式会社
合成柱
16日前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
大成建設株式会社
防音建屋
2か月前
三協立山株式会社
建築装置
2か月前
個人
簡易テント係合固定具
2か月前
鹿島建設株式会社
制震架構
1か月前
個人
ツリー型太陽光発電システム
1か月前
鹿島建設株式会社
補強構造
1か月前
個人
ペグ
1日前
ミサワホーム株式会社
建物
10日前
日精株式会社
機械式駐車装置
2か月前
株式会社竹中工務店
建物構造
2日前
株式会社竹中工務店
建物構造
2か月前
文化シヤッター株式会社
階段
1か月前
文化シヤッター株式会社
階段
2か月前
鹿島建設株式会社
外断熱構造
1か月前
株式会社アンビックス
防音室
2か月前
株式会社オカムラ
パネル装置
2か月前
株式会社大林組
制振構造
1か月前
株式会社オカムラ
什器システム
2か月前
有限会社守矢建設
建築物
1か月前
続きを見る