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公開番号
2025079869
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023192708
出願日
2023-11-13
発明の名称
導光部材
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
27/02 20060101AFI20250516BHJP(光学)
要約
【課題】高屈折率かつ高内部透過率の導光部材を提供する。
【解決手段】本発明は、ディスプレイから入射した画像光を導光して使用者の眼に向かって出射する画像表示装置の導波路構造に用いられる導光部材であり、導光部材が、ニオブ酸リチウムからなる単結晶によって形成されていることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ディスプレイから入射した画像光を導光して使用者の眼に向かって出射する画像表示装置の導波路構造に用いられる導光部材であって、
前記導光部材が、ニオブ酸リチウムからなる単結晶によって形成されていることを特徴とする導光部材。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記導光部材は、互いに対向する第1面と第2面とを有し、
前記第1面の面方位及び前記第2面の面方位が、それぞれ、結晶軸のX軸もしくはZ軸方向であることを特徴とする請求項1に記載の導光部材。
【請求項3】
前記第1面から前記第2面までの距離の最大値と最小値の差が2μm以下であることを特徴とする請求項2に記載の導光部材。
【請求項4】
前記第1面と前記第2面との間の平行度が2.5arcsec以下であることを特徴とする請求項2又は3に記載の導光部材。
【請求項5】
前記導光部材の前記第1面の表面粗さSq及び前記第2面の表面粗さSqが、それぞれ、1nm以下であることを特徴とする請求項2又は3に記載の導光部材。
【請求項6】
前記導光部材の波長400~800nmにおける光の内部透過率が、厚さ10mm換算値で90%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の導光部材。
【請求項7】
前記導光部材の板厚が、0.3mm以上、1.0mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の導光部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドマウントディスプレイやスマートグラス等の画像表示装置の導波路構造に用いられる導光部材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、2次元の画像を光学系により拡大し、拡大された虚像を使用者の眼に観察させる装置として、ヘッドマウントディスプレイやスマートグラスが実用化されている。
【0003】
これらヘッドマウントディスプレイやスマートグラスは、シースルーである透過型と非透過型に分類される。スマートグラスの多くは、透過型として現実世界に新たなAR(Augmented Reality=拡張現実)等を映し出して使用するため、小型で携帯性の良いものが求められる。また、ヘッドマウントディスプレイの多くは、非透過型としてVR(Virtual Reality=仮想現実)等を映し出して使用するため、没入感が得られる高いFOV(Field Of View)であることが求められる。
【0004】
このようなヘッドマウントディスプレイは、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のヘッドマウントディスプレイは、画像を表示する表示装置と、表示素子に表示された画像が入射される導光部材と、入射された画像を導光部材内部で全反射させて使用者の瞳に向かって伝搬する伝搬手段とを備えている。そして、所定の視野角が得られるように、屈折率2.0~2.1の硝材によって導光部材を形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-14127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されている導光部材によれば、2.0以上と屈折率の高いガラスではあるが、板厚10mmにおける波長400nmの内部透過率が0.61~0.75程度である。近年は色の再現性が良くかつ鮮明な画像を効率的に映し出すため、より高い内部透過率が求められている。また、VR、AR用途においてさらに広いFOVも求められており、より屈折率の高い材料が必要とされている。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、高屈折率かつ高内部透過率の導光部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討の結果、ニオブ酸リチウムからなる単結晶で導光部材を形成することで、上記課題を解決できることを見出し、以下の本発明を完成させた。すなわち、本発明は、以下の[1]~[7]を提供する。
[1]ディスプレイから入射した画像光を導光して使用者の眼に向かって出射する画像表示装置の導波路構造に用いられる導光部材であって、前記導光部材が、ニオブ酸リチウムからなる単結晶によって形成されていることを特徴とする導光部材。
[2]前記導光部材は、互いに対向する第1面と第2面とを有し、前記第1面の面方位及び前記第2面の面方位が、それぞれ、結晶軸のX軸もしくはZ軸方向であることを特徴とする上記[1]に記載の導光部材。
[3]前記第1面から前記第2面までの距離の最大値と最小値の差が2μm以下であることを特徴とする上記[2]に記載の導光部材。
[4]前記第1面と前記第2面との間の平行度が2.5arcsec以下であることを特徴とする上記[2]又は[3]に記載の導光部材。
[5]前記導光部材の前記第1面の表面粗さSq及び前記第2面の表面粗さSqが、それぞれ、1nm以下であることを特徴とする上記[2]~[4]のいずれか1つに記載の導光部材。
[6]前記導光部材の波長400~800nmにおける光の内部透過率が、厚さ10mm換算値で90%以上であることを特徴とする上記[1]~[5]のいずれか1つに記載の導光部材。
[7]前記導光部材の板厚が、0.3mm以上、1.0mm以下であることを特徴とする上記[1]~[6]のいずれか1つに記載の導光部材。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高屈折率かつ高内部透過率の導光部材を提供することができる。
【0010】
また、本発明の導光部材を使用することで、効率的に鮮明な画像を映し出すことができ、より広いFOVを得ることができる、ヘッドマウントディスプレイ、スマートグラス等の画像表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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