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公開番号2025079912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192791
出願日2023-11-13
発明の名称接続構造体、プラグ、および基板部材
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 12/71 20110101AFI20250516BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数の端子が多極に配列された場合に、各端子が当該端子に対応する各電極パッドに安定して電気的に接続することができる、接続構造体、プラグ、および基板部材を提供する。
【解決手段】接続構造体は、プラグと、基板部材とを備える。プラグは、複数の導体と、複数の端子と、第1ハウジングとを有する。複数の端子は、複数の導体のうち対応する導体に電気的に接続している。第1ハウジングは、複数の導体の各先端部および複数の端子を保持していると共に端面を含む。基板部材は、第1基板を有する。第1基板は、第1主面と、第1主面に設けられた複数の電極パッドとを含む。複数の端子それぞれの先端部は、第1ハウジングの端面において第1主面に臨んでいる。複数の端子それぞれの先端部は、複数の電極パッドのうち対応する電極パッドに対して弾性変形した状態で接触するように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれが第1方向に沿って延在している複数の導体と、前記複数の導体のうち対応する導体に電気的に接続していると共にそれぞれが第2方向に沿って延在している複数の端子と、前記複数の導体の各先端部および前記複数の端子を保持していると共に前記第2方向に交差する端面を含む第1ハウジングと、を有するプラグと、
前記第2方向において前記第1ハウジングの前記端面と対向する第1主面と前記第1主面に設けられた複数の電極パッドとを含む第1基板を有する基板部材と、を備え、
前記複数の導体は、前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向において並んでおり、
前記複数の端子は、前記第3方向において並んでおり、
前記プラグが前記基板部材に取り付けられており、
前記複数の端子それぞれの先端部は、前記第1ハウジングの端面において前記第1主面に臨み、前記複数の電極パッドのうち対応する電極パッドに対して弾性変形した状態で接触するように構成されている、接続構造体。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記プラグは、前記第1ハウジングによって保持されていると共に前記複数の端子それぞれの前記第2方向における基端部を保持している中継部材を更に有し、
前記複数の端子それぞれの前記基端部は、前記中継部材において、前記複数の導体のうち対応する導体にそれぞれ電気的に接続している、
請求項1に記載の接続構造体。
【請求項3】
前記基板部材は、前記複数の導体が延在する前記第1方向が前記第2方向に交差すると共に前記プラグおよび前記第1基板を互いに位置決めするように前記プラグを収容している第2ハウジングを更に有する、
請求項1または請求項2に記載の接続構造体。
【請求項4】
前記複数の導体は、前記第3方向に交差する前記第1ハウジングの断面において、前記第2方向において並んでおり、
前記複数の端子は、前記第3方向に交差する前記第1ハウジングの断面において、前記第1方向において並んでいる、
請求項3に記載の接続構造体。
【請求項5】
前記基板部材は、前記第2方向に交差する第2主面を含む第2基板と、前記第2主面に設けられると共に前記第2方向に交差する方向において前記第2ハウジングを前記第2基板に対して位置決めする第1位置決め部材と、を更に有する、請求項3に記載の接続構造体。
【請求項6】
前記基板部材は、前記第2ハウジングおよび前記第1位置決め部材を前記第2基板の前記第2主面に固定する第1固定部材を更に有する、
請求項5に記載の接続構造体。
【請求項7】
前記第1固定部材は、第1本体部と、前記第2基板の前記第2主面に前記第1本体部を固定する第1ねじ部材を更に含む、
請求項6に記載の接続構造体。
【請求項8】
前記基板部材は、前記第1主面に設けられると共に前記第2方向に交差する方向において前記第2ハウジングを前記第1基板に対して位置決めする第2位置決め部材を更に有する、
請求項3に記載の接続構造体。
【請求項9】
前記基板部材は、前記第2ハウジングおよび前記第2位置決め部材を前記第1基板の前記第1主面に固定する第2固定部材を更に有する、請求項8に記載の接続構造体。
【請求項10】
前記第2固定部材は、第2本体部と、前記第1基板の前記第1主面に前記第2本体部を固定する第2ねじ部材とを更に有する、
請求項9に記載の接続構造体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、接続構造体、プラグ、および基板部材に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、基板に実装された電気コネクタを開示する。電気コネクタのハウジングの内部には、複数の導電コンタクトが多極配列されている。各導電コンタクトは、電気コネクタが実装された基板上の各導電路に半田接合によってそれぞれ電気的に接続している。特許文献1に記載された電気コネクタでは、ハウジングの内部に挿入された信号伝送媒体が、複数の導電コンタクトを介して基板上の各導電路に電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-129124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された電気コネクタでは、複数の導電コンタクトが、電気コネクタの幅方向において多極配列されているので、電気コネクタの幅方向における長さが大きくなる。この場合、電気コネクタを基板に実装する際に発生する熱によって基板が変形したとき、電気コネクタのハウジングが当該基板の変形に追従することができず、複数の導電コネクタと各導電路との電気的接続が不完全になるおそれがある。
【0005】
一方で、複数の導電コンタクト間の間隔を狭めて、複数の導電コンタクトを高密度に実装することによって、電気コネクタの幅方向の長さを小さくすることが考えられる。この場合、各導電コンタクトの位置精度を制御することが困難となり、各導電コンタクトの平坦度(コプラナリティ)を制御することが困難となる。よって、依然として、複数の導電コネクタと各導電路との電気的接続が不完全になるおそれがある。
【0006】
本開示は、複数の端子が多極に配列された場合に、各端子が当該端子に対応する各電極パッドに安定して電気的に接続することができる、接続構造体、プラグ、および基板部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態に係る接続構造体は、プラグと、基板部材とを備える。プラグは、複数の導体と、複数の端子と、第1ハウジングとを有する。複数の導体は、それぞれが第1方向に沿って延在している。複数の端子は、複数の導体のうち対応する導体に電気的に接続していると共にそれぞれが第2方向に沿って延在している。第1ハウジングは、複数の導体の各先端部および複数の端子を保持していると共に第2方向に交差する端面を含む。基板部材は、第1基板を有する。第1基板は、第2方向において第1ハウジングの端面と対向する第1主面と、第1主面に設けられた複数の電極パッドとを含む。複数の導体は、第1方向および第2方向と交差する第3方向において並んでいる。複数の端子は、第3方向において並んでいる。プラグが、基板部材に取り付けられている。複数の端子それぞれの先端部は、第1ハウジングの端面において第1主面に臨んでいる。複数の端子それぞれの先端部は、複数の電極パッドのうち対応する電極パッドに対して弾性変形した状態で接触するように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、複数の端子が多極に配列された場合に、各端子が当該端子に対応する各電極パッドに安定して電気的に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る接続構造体を示す斜視図である。
図2は、図1に示すII-II線に沿った断面図である。
図3は、図2に示す接続構造体のうち破線で囲まれた領域Aの拡大図である。
図4は、図1に示すIV-IV線に沿った断面図である。
図5は、図4に示す接続構造体の拡大図である。
図6は、変形例に係る接続構造体を示す斜視図である。
図7の(a)部は、変形例に係る接続構造における第2ハウジングおよび第2位置決め部材の拡大図である。図7の(b)部は、図7の(a)部に示す第2ハウジングおよび第2位置決め部材を第2方向から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
[1]一実施形態に係る接続構造体は、プラグと、基板部材とを備える。プラグは、複数の導体と、複数の端子と、第1ハウジングとを有する。複数の導体は、それぞれが第1方向に沿って延在している。複数の端子は、複数の導体のうち対応する導体に電気的に接続していると共にそれぞれが第2方向に沿って延在している。第1ハウジングは、複数の導体の各先端部および複数の端子を保持していると共に第2方向に交差する端面を含む。基板部材は、第1基板を有する。第1基板は、第2方向において第1ハウジングの端面と対向する第1主面と、第1主面に設けられた複数の電極パッドとを含む。複数の導体は、第1方向および第2方向と交差する第3方向において並んでいる。複数の端子は、第3方向において並んでいる。プラグが、基板部材に取り付けられている。複数の端子それぞれの先端部は、第1ハウジングの端面において第1主面に臨んでいる。複数の端子それぞれの先端部は、複数の電極パッドのうち対応する電極パッドに対して弾性変形した状態で接触するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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