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公開番号
2025079943
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023192836
出願日
2023-11-13
発明の名称
炉設備
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C10B
31/02 20060101AFI20250516BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】搬送物がうず高く積み重なることを回避でき、かつ全体としての搬送距離を確保しつつもコンパクト化しやすい構造の炉設備を提供する。
【解決手段】搬送物を搬送する複数のコンベア130と、複数のコンベア130を収容した容器101と、を備え、複数のコンベア130は、上下方向に互いに間隔を空けて配置され、上下方向に隣り合う各コンベア130の搬送方向が反対向きであり、上下方向に隣り合うコンベア130のうち上方にあるコンベア130によって搬送される搬送物が下方にあるコンベア130の搬送方向における前端131と後端132との間の位置に落下するように配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被炭化物及び炭化物の少なくともいずれか一方を搬送物として搬送する複数の搬送装置と、
複数の前記搬送装置を収容した容器と、
を備え、
複数の前記搬送装置は、
上下方向に互いに間隔を空けて配置され、
上下方向に隣り合う各前記搬送装置の搬送方向が反対向きであり、
上下方向に隣り合う前記搬送装置のうち上方にある前記搬送装置によって搬送される搬送物が下方にある前記搬送装置の前記搬送方向における前端と後端との間の位置に落下するように配置されている
炉設備。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
各前記搬送装置は、前記搬送方向における前記前端が前記後端よりも低くなるように配置されている
請求項1に記載の炉設備。
【請求項3】
熱量を供給する複数の熱量供給部
を備え、
各前記熱量供給部は、上下方向に隣り合う前記搬送装置の間及び/又は最上にある前記搬送装置の上方に配置されている
請求項1に記載の炉設備。
【請求項4】
酸化剤としての気体を供給する複数の気体供給部
を備え、
各前記気体供給部は、上下方向に隣り合う前記搬送装置の間及び/又は最上にある前記搬送装置の上方に配置されている
請求項1に記載の炉設備。
【請求項5】
前記搬送装置は、前記気体供給部から供給された気体が上下方向に通過可能な連通部を有している
請求項4に記載の炉設備。
【請求項6】
前記容器は、被炭化物の乾燥を行う乾燥室及び被炭化物の炭化を行うことで炭化物を製造する炭化炉を兼ねている
請求項1に記載の炉設備。
【請求項7】
前記容器、被炭化物の乾燥を行う乾燥室である
請求項1に記載の炉設備。
【請求項8】
搬送物の成分を分析する搬送物分析部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
搬送物の成分に基づいて、前記炭化炉での被炭化物の炭化に最適な反応時間を同定し、
同定した前記反応時間に基づいて、複数の前記搬送装置の少なくともいずれか1つの搬送速度を決定する
請求項6に記載の炉設備。
【請求項9】
前記炭化炉で発生したガスの温度を計測するガス温度計測部及び/又は前記炭化炉で発生したガスの成分を分析するガス分析部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、ガスの温度及び/又はガスの成分に基づいて、複数の前記搬送装置の少なくともいずれか1つの搬送速度を決定する
請求項6に記載の炉設備。
【請求項10】
熱量を供給する複数の熱量供給部と、
搬送物の成分を分析する搬送物分析部と、
制御部と、
を備え、
各前記熱量供給部は、上下方向に隣り合う前記搬送装置の間及び/又は最上にある前記搬送装置の上方に配置され、
前記制御部は、
搬送物の成分に基づいて、前記炭化炉での被炭化物の炭化に最適な反応時間を同定し、
同定した前記反応時間に基づいて、複数の前記熱量供給部の少なくともいずれか1つの熱量の供給量を決定する
請求項6に記載の炉設備。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、炭化炉及び反応炉等の炉設備に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
炭化炉や反応炉等を備えた炉設備には、連続的又は間欠的(連続の途中で一旦中断する様)にバイオマス原料を投入し、かつ連続的又は間欠的に製品としてのバイオ炭やバイオ燃料を排出する、いわゆる連続式の炉設備がある(特許文献1)。また、炉設備には、バイオマス原料の投入から製品としてのバイオ炭やバイオ燃料の排出までのサイクルを1バッチとして、このバッチ処理を繰り返す、いわゆるバッチ式の炉設備がある(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-278822号公報
特開2018-21173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
連続式の炉設備は、一般的にバッチ式の炉設備よりも大型化しやすい傾向にある。そのため、連続式の炉設備をスペースに制約がある場所に設置する場合(例えば車両に積載/搭載する場合)、かつ連続式の炉設備で大量の原料を処理したい場合、炉設備が占有し得る空間に可能な限り多くの原料を投入する必要がある。
しかしながら、限られた空間に多くの原料を投入すると、原料が炉設備の内部で過度にうず高く積み重なり、原料自体が密な状態になり、原料に熱量や空気を供給することを阻害する要因となる。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、搬送装置上で搬送物がうず高く積み重なることを回避でき、かつ全体としての搬送距離を確保しつつもコンパクト化しやすい構造の炉設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の炉設備は、以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る炉設備は、被炭化物及び炭化物の少なくともいずれか一方を搬送物として搬送する複数の搬送装置と、複数の前記搬送装置を収容した容器と、を備え、複数の前記搬送装置は、上下方向に互いに間隔を空けて配置され、上下方向に隣り合う各前記搬送装置の搬送方向が反対向きであり、上下方向に隣り合う前記搬送装置のうち上方にある前記搬送装置によって搬送される搬送物が下方にある前記搬送装置の前記搬送方向における前端と後端との間の位置に落下するように配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、搬送物がうず高く積み重なることを回避でき、かつ全体としての搬送距離を確保しつつもコンパクト化しやすい構造の炉設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係る炉設備の斜視図である。
本開示の第1実施形態に係る炉設備の側面図である。
本開示の第2実施形態に係る炉設備の側面図である。
本開示の第1実施形態又は第2実施形態に係る炉設備が車両に搭載された様子を示した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態に係る炉設備について、図1及び図2を参照して説明する。
【0010】
<炉設備の基本的な構造について>
本開示の一実施形態に係る炉設備100は、木質バイオマス等の被炭化物W1を原料としてバイオ炭やバイオ燃料等の炭化物W2を製品として製造する炭化炉設備/反応炉設備である。
以下、本開示の第1実施形態に係る炉設備100について、炭化炉設備としての炉設備100を例にして説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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