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公開番号
2025080048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193022
出願日
2023-11-13
発明の名称
X線CT装置、プログラム及び情報処理方法
出願人
HOYA株式会社
,
株式会社島津製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
A61B
6/03 20060101AFI20250516BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】スキャンの対象物である被検査物に応じたデュアルエネルギー撮影のX線撮影条件をより最適に決定するX線CT装置等を提供する。
【解決手段】X線CT装置は、X線発生装置と、前記X線発生装置から照射され、被検査物を通過したX線を検出するX線検出器とを含み、少なくとも2種類のX線エネルギーのX線投影データを収集しデュアルエナジー画像を再構成するX線CT装置であって、前記被検査物の物理量及び物性情報を含む被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とを取得する取得部と、前記取得部が取得した前記被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とに基づき、前記X線発生装置から照射される少なくとも2種類のX線エネルギーのX線投影データを収集する際の夫々のX線撮影条件を決定するX線撮影条件決定部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
X線発生装置と、前記X線発生装置から照射され、被検査物を通過したX線を検出するX線検出器とを含み、少なくとも2種類のX線エネルギーのX線投影データを収集しデュアルエナジー画像を再構成するX線CT装置であって、
前記被検査物の物理量及び物性情報を含む被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とを取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とに基づき、前記X線発生装置から照射される少なくとも2種類のX線エネルギーのX線投影データを収集する際の夫々のX線撮影条件を決定するX線撮影条件決定部とを
備えることを特徴とするX線CT装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記X線撮影条件決定部は、前記取得部が取得した撮像対象物情報に基づき、予め決定されているシミュレーション方法を用いて、またはシミュレーションに基づいた情報テーブルを参照する方法を用いて、前記X線発生装置から照射される少なくとも2種類のエネルギーのX線データを収集する際の夫々のX線撮影条件を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
【請求項3】
前記X線発生装置は、少なくとも前記2種類のX線エネルギー夫々のX線が通過しX線線質が調整されるX線フィルタを含み、
前記X線撮影条件決定部は、前記取得部が取得した前記被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とに基づき、前記X線フィルタ夫々のフィルタ特性を決定することにより、前記2種類のX線エネルギー夫々のX線のX線撮影条件を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
【請求項4】
前記X線撮影条件決定部は、前記取得部が取得した前記被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とに基づき、前記2種類のX線エネルギー夫々のX線のX線管電圧値、X線管電流値、撮影時間、及びX線フィルタを決定することにより、前記2種類のX線エネルギー夫々のX線のX線撮影条件を決定する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のX線CT装置。
【請求項5】
前記被検査物の物理量及び物性情報を含む被検査物情報を取得する前記取得部は、前記被検査物の外観画像、スカウト像及び図面情報の少なくとも1つに基づき前記被検査物情報を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
【請求項6】
前記X線検出器にて検出されたX線投影データに基づき、X線デュアルエナジー断層画像を再構成する画像再構成部を備え、
前記画像再構成部は、収集した少なくとも2種類のX線エネルギーの投影データに基づき、複数の物質密度投影データを求め、複数の物質密度断層像及びモノクロマチック断層像の少なくとも一つを含むX線デュアルエナジー断層画像を再構成する
ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
【請求項7】
前記X線撮影条件決定部は、前記取得部が取得した前記被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とに基づき、所定の記憶領域に予め記憶されているルックアップテーブル、判定アルゴリズム又は学習モデルを用いて、前記X線発生装置から照射される少なくとも2種類のエネルギーのX線データを収集する際の夫々のX線撮影条件を決定する
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のX線CT装置。
【請求項8】
コンピュータに、
X線発生装置から照射される少なくとも2種類のX線エネルギーのX線による検査の対象物となる被検査物の物理量及び物性情報を含む被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とを取得し、
取得した前記被検査物情報に基づき、前記X線発生装置から照射される少なくとも2種類のX線エネルギーのX線投影データを収集する際の夫々のX線撮影条件を決定する
処理を実行させるプログラム。
【請求項9】
X線発生装置から照射される少なくとも2種類のX線エネルギーのX線による検査の対象物となる被検査物の物理量及び物性情報を含む被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とを取得し、
取得した前記被検査物情報に基づき、前記X線発生装置から照射される少なくとも2種類のX線エネルギーのX線投影データを収集する際の夫々のX線撮影条件を決定する
処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は、X線CT装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
スキャン中に1つのX線管でX線管電圧を低い電圧(たとえば80kVなど)と高い電圧(たとえば140kVなど)とで切り替えつつ撮影するデュアルエネルギー撮影、2つのX線管でX線管電圧を低い電圧(たとえば80kVなど)と高い電圧(たとえば140kVなど)で同時に撮影するデュアルエネルギー撮影、2層のX線検出器で低いX線エネルギー成分と高いX線エネルギー成分を収集するデュアルエネルギー撮影、半導体X線検出器で低いX線エネルギー成分と高いX線エネルギー成分を弁別して収集するデュアルエネルギー撮影ができるように構成されたX線CT装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-100913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されたX線CT装置は、異なる種類のスキャンの対象物(被検査物)に応じたデュアルエネルギー撮影のX線撮影条件をより最適に決定する点については、考慮されていない。より最適という意味は、X線管から出力されてX線フィルタを通ったX線の線質、X線検出器のエネルギー検出分布を考慮してX線管電圧の低い電圧と高い電圧での被検体のX線吸収係数の比(デュアルエネルギー比)をより大きくする、X線管電圧の低い電圧と高い電圧でのSN比をなるべく同等にする、という点を含むものであってもよい。ただし撮影視野のチャネル方向の照射X線分布を制御するボータイフィルタが存在場合はX線フィルタにボータイフィルタも含むものであってもよい。
【0005】
一つの側面では、スキャンの対象物である被検査物に応じたデュアルエネルギー撮影のX線撮影条件をより最適に決定することができるX線CT装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様におけるX線CT装置は、X線発生装置と、前記X線発生装置から照射され、被検査物を通過したX線を検出するX線検出器とを含み、少なくとも2種類のX線エネルギーのX線投影データを収集しデュアルエナジー画像を再構成するX線CT装置であって、前記被検査物の物理量及び物性情報を含む被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とを取得する取得部と、前記取得部が取得した前記被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とに基づき、前記X線発生装置から照射される少なくとも2種類のX線エネルギーのX線投影データを収集する際の夫々のX線撮影条件を決定するX線撮影条件決定部とを備える。
当該X線CT装置はX線フィルタを含むものであり、デュアルエナジー画像の再構成により、各keV(実効エネルギー)のモノクロマチック断層像、水密度断層像、ヨード密度断層像などの複数の密度断層像が画像再構成される。
【0007】
本開示の一態様におけるプログラムは、コンピュータに、X線発生装置から照射される少なくとも2種類のX線エネルギーのX線による検査の対象物となる被検査物の物理量及び物性情報を含む被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とを取得し、取得した前記被検査物情報に基づき、前記X線発生装置から照射される少なくとも2種類のX線エネルギーのX線投影データを収集する際の夫々のX線撮影条件を決定する処理を実行させる。
【0008】
本開示の一態様における情報処理方法は、X線発生装置から照射される少なくとも2種類のX線エネルギーのX線による検査の対象物となる被検査物の物理量及び物性情報を含む被検査物情報と、X線スペクトル、X線フィルタ及びX線検出器のX線特性情報とを取得し、取得した前記被検査物情報に基づき、前記X線発生装置から照射される少なくとも2種類のX線エネルギーのX線投影データを収集する際の夫々のX線撮影条件を決定する処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、スキャンの対象物である被検査物に応じたデュアルエネルギー撮影のX線撮影条件をより最適に決定するX線CT装置等を提供することができる。より最適という意味は、X線管から出力されてX線フィルタを通ったX線の線質、X線検出器のエネルギー検出分布を考慮してX線管電圧の低い電圧と高い電圧での被検体のX線吸収係数の比(デュアルエネルギー比)をより大きくする、X線管電圧の低い電圧と高い電圧でのSN比をなるべく同等にする、という点を含むものであってもよい。ただし撮影視野のチャネル方向の照射X線分布を制御するボータイフィルタが存在場合はX線フィルタにボータイフィルタも含むものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1に係るX線CT装置の概要を示す模式図である。
X線発生装置及び2次元X線検出器の回転を示す説明図である。
X線CT装置(中央処理装置)に含まれる機能部を例示する機能ブロック図である。
X線CT装置の概略動作を示すフロー図である。
X線CT装置の概略動作におけるデータ収集の詳細を示すフロー図である。
X線CT装置のデータ収集におけるX線撮影条件の決定(シミュレーション)の詳細を示すフロー図である。
X線CT装置の概略動作における前処理の詳細を示すフロー図である。
X線CT装置の概略動作における3次元逆投影処理を示すフロー図である。
デュアルエネルギー撮影による画面再構成において処理されるデータの流れを示す説明図である。
実施形態2に係るX線CT装置(中央処理装置)に含まれる機能部を例示する機能ブロック図である。
X線撮影条件テーブル(ルックアップテーブル)を例示する説明図である。
X線CT装置の概略動作におけるデータ収集(ルックアップテーブル)の詳細を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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