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公開番号2025082365
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195630
出願日2023-11-17
発明の名称排気浄化装置
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類F01N 3/08 20060101AFI20250522BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】尿素水の攪拌性を向上すると共に、噴射装置を適切に冷却することができる排気浄化装置を提供する。
【解決手段】
排気ガスの窒素酸化物を浄化する排気浄化装置1は、エンジン100から排出された排気ガスを流通させる排気管10と、排気管10に設けられ、排気ガスの窒素酸化物を還元する触媒反応器11(触媒)と、排気管10を貫通するように設けられる貫通管12と、貫通管12の内部に設けられ、排気ガスを還元する還元剤を排気管10の内部に噴射する噴射装置13と、を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
排気ガスの窒素酸化物を浄化する排気浄化装置であって、
エンジンから排出された前記排気ガスを流通させる排気管と、
前記排気管に設けられ、前記排気ガスの前記窒素酸化物を還元する触媒と、
前記排気管を貫通するように設けられる貫通管と、
前記貫通管の内部に設けられ、前記排気ガスを還元する還元剤を前記排気管の内部に噴射する噴射装置と、を備えることを特徴とする排気浄化装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記噴射装置は、前記還元剤を排気方向の下流側に噴射するように設けられることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
【請求項3】
前記貫通管は、排気方向の下流側に平面部を有し、
前記噴射装置は、前記平面部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
【請求項4】
前記貫通管は、前記排気管において直線状に形成された直管部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
【請求項5】
前記貫通管は、排気方向に延びる一対の側壁部を有して、前記排気方向に長い略楕円の断面形状を有し、
前記一対の側壁部は、前記排気方向の下流側に向かって前記断面形状の幅を小さくするように形成されることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
【請求項6】
前記貫通管は、前記一対の側壁部よりも上流側に、断面円弧状の上流側部を有し、
前記一対の側壁部は、前記上流側部よりも小さい曲率で湾曲して形成されることを特徴とする請求項5に記載の排気浄化装置。
【請求項7】
前記貫通管は、断面形状が排気方向に延びる中心軸に対して線対称となるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排気ガスの窒素酸化物を浄化する排気浄化装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、排気浄化装置は、エンジンから排出される排気ガス中に含まれる窒素酸化物を還元して排気ガスを浄化するもので、いわゆるSCRシステムで構成される。排気浄化装置は、排気ガスの排気通路に触媒を設けると共に、排気ガス中に尿素を供給することで、触媒に蓄積された窒素酸化物を還元するように構成される。
【0003】
また、例えば、特許文献1に開示される排気浄化装置では、尿素水噴射ノズルは、排気管において排気切替弁の下流側に設けられる。尿素水噴射ノズルの二重管は、下流側が排気管の内部に位置し、上流側が排気管の外部に位置するように配置され、尿素水噴射ノズルの空気ノズルは、上流側端が二重管の下流側端部に当接するようにして液ノズルの下流側に配置される。即ち、排気浄化装置では、排気管の壁部から中心部に向けて突出した尿素水噴射ノズルが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-234793号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
排気浄化装置では、尿素水を噴射する噴射弁や噴射ノズル等の噴射装置が排気ガスに晒されることで尿素水に対して生じる熱害を抑制するために、噴射装置を冷却する必要があり、特許文献1に開示される尿素水噴射ノズルでは、尿素水の噴射に用いるエアを利用してノズルを冷却する冷却方法が適用されている。しかしながら、排気浄化装置の構成によっては、噴射装置を適切に冷却できないことがある。例えば、尿素水の噴射にエアを利用しないエアレス方式の噴射装置を適用する排気浄化装置では、エアによって噴射装置を冷却することができないため、他の冷却手段を備える必要がある。なお、排気管内の噴射装置の配置や冷却手段の配置によっては、排気ガスと尿素水との攪拌性が低下するおそれがある。
【0006】
本発明は、尿素水の攪拌性を向上すると共に、噴射装置を適切に冷却することができる排気浄化装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の排気浄化装置は、排気ガスの窒素酸化物を浄化する排気浄化装置であって、エンジンから排出された前記排気ガスを流通させる排気管と、前記排気管に設けられ、前記排気ガスの前記窒素酸化物を還元する触媒と、前記排気管を貫通するように設けられる貫通管と、前記貫通管の内部に設けられ、前記排気ガスを還元する還元剤を前記排気管の内部に噴射する噴射装置と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、尿素水の攪拌性を向上すると共に、噴射装置を適切に冷却することができる排気浄化装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る排気浄化装置及び排気浄化装置が適用されるエンジンを示す模式図である。
本発明の実施形態に係る排気浄化装置における排気管及び貫通管を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る排気浄化装置における排気管及び貫通管を示す正面図である。
本発明の実施形態の他の例に係る排気浄化装置における排気管及び貫通管を示す正面図である。
本発明の実施形態の他の例に係る排気浄化装置における排気管及び貫通管を示す正面図である。
本発明の他の実施形態に係る排気浄化装置における排気管及び貫通管を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態に係る排気浄化装置1について図面を参照して説明する。図1に示すように、排気浄化装置1は、エンジン100に対して適用され、エンジン100から排出される排気ガスを浄化する。図1は、垂直方向に排気ガスを排出するエンジン100に対して排気浄化装置1が適用される例を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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