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公開番号2025085279
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199048
出願日2023-11-24
発明の名称分散板
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F01N 3/24 20060101AFI20250529BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】分散板への還元剤の堆積を抑制する。
【解決手段】ガスの流路内に配置され、流路に供給される還元剤を分散するための分散板の、流路の上流側に向く表面が、流路の周方向に延びる少なくとも1つの凹凸部を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ガスの流路内に配置され、前記流路に供給される還元剤を分散するための分散板であって、
前記流路の上流側に向く表面が、前記流路の周方向に延びる少なくとも1つの凹凸部を有する、分散板。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記凹凸部は、前記流路の周方向における前記分散板の一方の縁から他方の縁に亘って延びる、請求項1に記載の分散板。
【請求項3】
前記流路の上流側から前記分散板を見て、前記凹凸部は湾曲形状を有する、請求項1または請求項2に記載の分散板。
【請求項4】
前記少なくとも1つの前記凹凸部は、複数の前記凹凸部を有し、
前記流路の上流側から前記分散板を見て、前記複数の凹凸部は、同心円上に配置されている、請求項1または請求項2に記載の分散板。
【請求項5】
前記流路の周方向に間隔を空けて配置された第1板と第2板とを有し、
前記流路の上流側から前記分散板を見て、前記第1板の前記凹凸部と、前記第2板の前記凹凸部とは、同心円上に配置されている、請求項1または請求項2に記載の分散板。
【請求項6】
前記凹凸部は溝である、請求項1または請求項2に記載の分散板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ガスの流路に供給される還元剤を分散するための分散板に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される排ガス中には、大気汚染物質である窒素酸化物(NOx)が含まれている。こうした排ガスを浄化するための排気浄化システムとして、SCR(Selective Catalytic Reduction:選択触媒還元)方式の触媒を排気ガス路に設け、その上流側の排ガス中に還元剤である尿素水を噴射する構成の排気浄化システムが知られている。
【0003】
排ガス中に噴射された尿素水は、排ガスの熱により加水分解し、尿素水の加水分解により生じたアンモニア(NH

)は、排ガスとともに触媒へ供給される。排ガス中の窒素酸化物は、触媒においてアンモニアと反応し、還元浄化される。
【0004】
排気経路に導入された尿素水を分散させる分散板として、特開2014-163232号公報(特許文献1)には、筒体の外周から中央に向けて延設された複数の羽根と、筒体の軸方向において複数の羽根に対して間隔をあけて設けられた遮蔽板とを設け、複数の羽根の先端によって囲まれることで筒体の中央に形成された通過口を複数の遮蔽板で覆う構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-163232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の遮蔽板は、筒体の軸方向に垂直な平面に平行な板状部材が筒体の中央に向かうにつれて筒軸の下流側に向かうように折り曲げられることで構成されている。遮蔽板に付着した還元剤の液滴は、筒体の中央に位置する遮蔽板の先端側に向けて移動する。これにより、液滴(液膜)が遮蔽板からすぐに離れることができず、遮蔽板上に尿素の堆積物が生成される。内燃機関の運転を続けることで、尿素の堆積物が成長する。尿素が、特に筒体の中央において、遮蔽板に堆積していく。当該堆積物は排気経路に導入された尿素を吸収し、また、当該堆積物によって排ガス流れが変わるため、還元剤の分散性が低下する。その結果、窒素酸化物の浄化率が低下する。
【0007】
本開示では、還元剤の堆積を抑制できる分散板が提案される。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に従うと、ガスの流路内に配置され、流路に供給される還元剤を分散するための分散板が提案される。分散板の、流路の上流側に向く表面が、流路の周方向に延びる少なくとも1つの凹凸部を有している。
【0009】
なお、本明細書中では、還元剤および還元剤の前駆体を「還元剤」として総称するものとする。
【0010】
分散板に付着した還元剤の液滴が、凹凸部に沿って排気経路の周方向に流れるよう促進される。還元剤の液滴が、ガスの流路の中央に集まりにくくなる。ガスの流路の中央に還元剤の堆積物が生成されることが、抑制される。分散板への還元剤の堆積を抑制できるので、還元剤の分散性を確保でき、窒素酸化物の浄化率の低下を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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