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公開番号2025073365
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184085
出願日2023-10-26
発明の名称マフラ
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F01N 1/02 20060101AFI20250502BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】排気を通過させる上流側及び下流側の内管を消音用の外管内に挿通したマフラにおいて、消音効果を高める。
【解決手段】マフラは、排気を導入する上流側内管と、排気を排出する下流側内管と、上流側内管の下流端部及び下流側内管の上流端部の周囲に消音用の内部空間を形成する外管と、第1開口とを備える。第1開口は、下流側内管の排気の流路と内部空間とを連通する。そして、下流側内管の上流端部は、外管内で、中心軸方向に所定長さだけ上流側内管の下流端部と重複するよう、間隙を介して上流側内管内に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
排気を導入する上流側内管と、
前記排気を排出する下流側内管と、
前記上流側内管の下流端部及び前記下流側内管の上流端部の周囲に消音用の内部空間を形成する外管と、
前記下流側内管の前記排気の流路と前記内部空間とを連通する第1開口と、
を備え、
前記下流側内管の前記上流端部は、前記外管内で、中心軸方向に所定長さだけ前記上流側内管の前記下流端部と重複するよう、間隙を介して前記上流側内管内に配置されている、マフラ。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記下流側内管の前記上流端部の外壁と、前記上流側内管の前記下流端部の内壁との間に設けられる保持部材を備え、
前記第1開口は、前記保持部材、又は、前記上流側内管の側面の少なくとも一方に形成されている、請求項1に記載のマフラ。
【請求項3】
前記第1開口は、前記上流側内管の側面に形成されている、請求項1に記載のマフラ。
【請求項4】
前記下流側内管の側面には、前記下流側内管の前記排気の流路と前記内部空間とを連通する第2開口が形成されている、請求項1~請求項3の何れか1項に記載のマフラ。
【請求項5】
前記下流側内管の周囲には、吸音材と、該吸音材を覆うカバー部材とが設けられており、
前記カバー部材、又は、前記カバー部材と前記下流側内管の外壁との間には、前記吸音材周囲の空間と前記内部空間とを連通する第2開口が形成されている、請求項1~請求項3の何れか1項に記載のマフラ。
【請求項6】
前記下流側内管の前記上流端部は、先端側が外方向に広がるフレア形状又はテーパ形状になっている、請求項1~請求項3の何れか1項に記載のマフラ。
【請求項7】
前記下流側内管の内部には、前記排気の流量が多くなるほど開度が大きくなる開閉バルブが設けられている、請求項1~請求項3の何れか1項に記載のマフラ。
【請求項8】
前記内部空間には、前記内部空間を前記中心軸方向に分割するセパレータが設けられている、請求項1~請求項3の何れか1項に記載のマフラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、マフラに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ケース外筒内に第1排気導管と第2排気導管とを挿通し、上流側の第1排気導管の下流端部を、下流側の第2排気導管の上流端部内に、所定の空隙が生じるように挿通したマフラが記載されている。
【0003】
このマフラにおいは、第2排気導管に挿入される第1排気導管の下流端部を縮径することにより、排気ガス流を低減して排気の脈動を緩和し、更に、空隙によりケース外筒の内部空間を共鳴室することにより、騒音を抑制するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公昭57-055927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載のマフラにおいては、上流側の第1排気導管が下流側の第2排気導管に挿入されることから、空隙を通る排気の流れが、第1排気導管及び第2排気導管を流れる排気の方向とは逆方向になる。このため、共鳴による消音効果が得られにくいという問題がある。
【0006】
本開示の一局面は、上記のように排気を通過させる上流側及び下流側の内管を消音用の外管内に挿通したマフラにおいて、消音効果を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの態様によるマフラは、排気を導入する上流側内管と、排気を排出する下流側内管と、上流側内管の下流端部及び下流側内管の上流端部の周囲に消音用の内部空間を形成する外管と、第1開口とを備える。第1開口は、下流側内管の排気の流路と内部空間とを連通する。そして、下流側内管の上流端部は、外管内で、中心軸方向に所定長さだけ上流側内管の下流端部と重複するよう、間隙を介して上流側内管内に配置されている。
【0008】
このため、本開示のマフラによれば、上流側内管と下流側内管との間の間隙を通る排気の流れが、上流側内管から下流側内管に向けて流れる排気の流れと一致する。この結果、共鳴による消音効果を高めることができる。
【0009】
ここで、本開示のマフラは、下流側内管の上流端部の外壁と、上流側内管の下流端部の内壁との間に設けられる保持部材が備えられていてもよい。そして、この場合、第1開口は、保持部材、又は、上流側内管の側面の一方に形成されていてもよい。
【0010】
また、本開示のマフラは、上記保持部材がなく、上流側内管の側面に第1開口が形成されていてもよい。
このように、保持部材又は上流側内管の側面に第1開口を形成すれば、第1開口により、上流側内管と下流側内管との間の間隙を通って外管の内部空間に至る排気の通路が形成される。従って、このようにしても、上流側内管と下流側内管との間の間隙部分を共鳴室として機能させて、共鳴による消音効果を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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