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公開番号
2025082440
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195757
出願日
2023-11-17
発明の名称
乗物用シートのシートクッションシールド取付構造
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60N
2/90 20180101AFI20250522BHJP(車両一般)
要約
【課題】部品点数の増加を招かずに簡潔な構造でシートクッションシールドをフレーム部材に取付けることができる乗物用シートのシートクッションシールド取付構造を提供する。
【解決手段】クッションフレームの一部であるアーム部材21aを覆うシールド4には、クッションフレームの側の面に下方に開口を有する第1フック部10と第2フック部50が設けられている。アーム部材21aには、第1板状部21eと第2板状部21kが設けられている。第1フック部10は、第1板状部21eに係合した状態で丸孔21gに係合して上方への移動を阻止する円筒状の爪部12bを有している。爪部12bの丸孔21gへの係合は、第1フック部10が第1板状部21eに係合するとき、外側板部12の延長部12aが弾性変形することによって行われる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物用シートのシートクッションシールド取付構造であって、
シートクッションの骨格をなすクッションフレームの一部を覆うシートクッションシールドの前記クッションフレームの側の面には下方に向けて開口を有するフック部が複数設けられており、
前記クッションフレームの一部には前記フック部のそれぞれが上方から係合する板状部が前記フック部のそれぞれに対応して複数設けられており、
前記フック部の少なくとも一つである係合フック部は、対応して係合する前記板状部の少なくとも一つである係合板状部に係合した状態で該係合板状部に形成された厚み方向に貫通する丸孔に係合して上方への移動を阻止する円筒状の爪部を有しており、
該係合フック部における前記爪部の前記丸孔への係合は、前記係合フック部が前記係合板状部に係合するとき、前記係合フック部の一部が弾性変形することによって行われる乗物用シートのシートクッションシールド取付構造。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記係合フック部は、前記係合板状部を厚み方向から挟持する第1面部と第2面部を有しており、
前記爪部は、前記第1面部に前記第2面部に向かって延びるように配設されており、
前記爪部には、前記爪部の中心軸に対して斜めに交わる面で切り欠いた傾斜面が形成されており、
該傾斜面は前記係合フック部の前記係合板状部に係合させる方向に向けて円筒の高さが低くなるように配置されている乗物用シートのシートクッションシールド取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートのシートクッションシールド取付構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、乗物用シート、例えば、自動車用シートにあっては、シートクッションの後端部に対してシートバックの下端部を回転可能に連結するヒンジ部を外部から視認不能にカバーするシートクッションシールドが配設されることがある。ヒンジ部のフレーム部材に対してシートクッションシールドを固定するのに、第1の方法として、シートクッションシールドの裏面側に設けたクリップ座に別部品であるクリップを係止してこのクリップをフレーム部材に設けたクリップ孔に挿入して固定する方法がある。また、第2の方法としては、特許文献1に記載されるようにシートクッションシールドの裏面側に設けた複雑な形状のクリップ部をフレーム部材に設けた複雑な形状の係合孔に挿入して固定する方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-290671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の第1の方法においては、クリップ座、クリップ、クリップ孔とも比較的簡単な形状とすることができるが、クリップという別部品を使用する必要があり、部品点数が増加するという問題があった。また、特許文献1に記載される第2の方法においては、クリップ部、係合孔とも複雑な形状となり製造コストの増加を招くおそれがあるという問題があった。
【0005】
このような問題に鑑み本発明の課題は、部品点数の増加を招かずに簡潔な構造でシートクッションシールドをフレーム部材に取付けることができる乗物用シートのシートクッションシールド取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1発明は、乗物用シートのシートクッションシールド取付構造であって、シートクッションの骨格をなすクッションフレームの一部を覆うシートクッションシールドの前記クッションフレームの側の面には下方に向けて開口を有するフック部が複数設けられており、前記クッションフレームの一部には前記フック部のそれぞれが上方から係合する板状部が前記フック部のそれぞれに対応して複数設けられており、前記フック部の少なくとも一つである係合フック部は、対応して係合する前記板状部の少なくとも一つである係合板状部に係合した状態で該係合板状部に形成された厚み方向に貫通する丸孔に係合して上方への移動を阻止する円筒状の爪部を有しており、該係合フック部における前記爪部の前記丸孔への係合は、前記係合フック部が前記係合板状部に係合するとき、前記係合フック部の一部が弾性変形することによって行われることを特徴とする。
【0007】
第1発明によれば、クリップ等の別部品を使用することなくシートクッションシールドをクッションフレームの一部に対して取付けられる。また、シートクッションシールドに少なくとも一つの円筒状の爪部を有する係合フック部を設けるとともに、係合フック部に対応するクッションフレームの係合板状部に丸孔を設けるという簡潔な構造でシートクッションシールドを取付けることができる。
【0008】
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記係合フック部は、前記係合板状部を厚み方向から挟持する第1面部と第2面部を有しており、前記爪部は、前記第1面部に前記第2面部に向かって延びるように配設されており、前記爪部には、前記爪部の中心軸に対して斜めに交わる面で切り欠いた傾斜面が形成されており、該傾斜面は前記係合フック部の前記係合板状部に係合させる方向に向けて円筒の高さが低くなるように配置されていることを特徴とする。
【0009】
第2発明によれば、係合板状部に対して係合フック部を係合させるために移動させていったとき、まず爪部の円筒の高さが低い部分が係合板状部の上端部に当接し、そこから係合フック部を押し下げていくと徐々に爪部の円筒の高さの高い部分に向けて傾斜面が係合板状部の上端部に当接していく。これによって、第1面部は第2面部から離れるように弾性変形して爪部が丸孔と一致したとき第1面部の変形が解除されて爪部が丸孔に挿入された状態となるので、構造が簡潔なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態のシートクッションシールドを適用した自動車用リアシートを斜め前方から見た斜視図である。
図1のII部分を拡大して示す図である。シートクッションシールドを取り外した状態を示す。
シートクッションシールドを内側から見た平面図である。
図3のIV-IV矢視線断面図である。
図3のV-V矢視線断面図である。
第1フック部10を内側から見た斜視図である。
図3のVII-VII矢視線断面図である。
第2フック部50を内側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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