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公開番号2025080423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193548
出願日2023-11-14
発明の名称シートカバー
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60N 2/58 20060101AFI20250519BHJP(車両一般)
要約【課題】カバー端末同士を止着する引掛け具及び被引掛け具の各縁辺を被覆部材によって合理的に被覆することが可能なシートカバーを提供すること。
【解決手段】互いに引き寄せられて固定されるカバー端末2A,3Aを有するシートカバー1は、カバー端末2Aに縫合される引掛け具4と、カバー端末3Aに縫合される被引掛け具5と、下面カバーピース3に縫合される被覆部材6と、を有する。被引掛け具5は、下面カバーピース3をカバー内面側に曲げ返すように反転を伴って引掛け具4の基部4Aと鉤部4Bとの間に差し込まれることで、鉤部4Bにカバー端末3Aの引き込みによる張力に抗して引掛けられる。被覆部材6は、下面カバーピース3の曲げ返された曲返し面部3Bのカバー内周面に沿って引掛け具4の鉤部4B、基部4A及び被引掛け具5のカバー幅方向の一方の各縁辺をカバー外面側から覆うように延びる第1被覆部6Aを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
互いに引き寄せられて固定される一方のカバー端末と他方のカバー端末とを有するシートカバーであって、
前記一方のカバー端末に沿ってカバー幅方向に延びるように縫合される基部、及び該基部の引き込み方向の先端からカバー外面側に曲げ返されるように延びる鉤部を有する引掛け具と、
前記他方のカバー端末に沿ってカバー内面側をカバー幅方向に延びるように縫合され、前記他方のカバー端末を含む他方のカバー部をカバー内面側に曲げ返すように反転を伴って前記引掛け具の前記基部と前記鉤部との間に差し込まれることで前記鉤部に前記他方のカバー端末の引き込みによる張力に抗して引掛けられる被引掛け具と、
前記他方のカバー部に縫合され、該他方のカバー部の曲げ返された曲返し面部のカバー内周面に沿って前記引掛け具の前記鉤部、前記基部及び前記被引掛け具のカバー幅方向の一方の各縁辺をカバー外面側から覆うように延びる第1被覆部を有する被覆部材と、を有するシートカバー。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシートカバーであって、
前記被覆部材が、前記第1被覆部から前記曲返し面部の前記基部と前記鉤部との間に差し込まれる差込み領域に沿って前記基部の前記縁辺をカバー外面側から覆うように延びる第2被覆部を更に有するシートカバー。
【請求項3】
請求項2に記載のシートカバーであって、
前記他方のカバー端末が、前記第2被覆部と共に前記被引掛け具の差し込み方向の先端に沿って縫合されるシートカバー。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載のシートカバーであって、
前記第1被覆部が、前記被引掛け具よりもカバー幅方向の前記一方に張り出し、
前記被引掛け具が、前記引掛け具よりもカバー幅方向の前記一方に張り出すシートカバー。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれかに記載のシートカバーであって、
前記被覆部材が、前記引掛け具の前記鉤部、前記基部及び前記被引掛け具のカバー幅方向の前記一方の各前記縁辺と他方の各縁辺とをカバー外面側から覆うように前記他方のカバー部のカバー幅方向の中央部を除く両側に分かれて設けられるシートカバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートカバーに関する。詳しくは、互いに引き寄せられて固定される一方のカバー端末と他方のカバー端末とを有するシートカバーに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シート表面に被せられるシートカバーのカバー端末が、シート裏側に引き込まれて止着される構成が開示されている。具体的には、シートカバーのカバー端末は、これと向かい合う対辺のシート裏側に引き込まれる別のカバー端末と止着されている。上記カバー端末と別のカバー端末とには、互いに引掛け可能な樹脂製の引掛け具と被引掛け具とが縫合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-88370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動車用シートの場合、後席乗員の保護を図るための法規であるUN/ECE規則(国際連合欧州経済委員会規則)に規定する内部突起の要件を満たす必要がある。したがって、上記のような樹脂製の引掛け具及び被引掛け具が内部突起の要件を満たさない場合、これらをフェルト等の被覆部材を用いて適切に被覆する必要がある。
【0005】
その場合、引掛け具と被引掛け具とに個別に被覆部材を設定すると、部品点数が増大し、組み付け性が悪化するおそれがある。そこで、本発明は、カバー端末同士を止着する引掛け具及び被引掛け具の各縁辺を被覆部材によって合理的に被覆することが可能なシートカバーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する手段として、本発明のシートカバーは、次の手段をとる。
【0007】
すなわち、本発明の第1の発明は、互いに引き寄せられて固定される一方のカバー端末と他方のカバー端末とを有するシートカバーであって、前記一方のカバー端末に沿ってカバー幅方向に延びるように縫合される基部、及び該基部の引き込み方向の先端からカバー外面側に曲げ返されるように延びる鉤部を有する引掛け具と、前記他方のカバー端末に沿ってカバー内面側をカバー幅方向に延びるように縫合され、前記他方のカバー端末を含む他方のカバー部をカバー内面側に曲げ返すように反転を伴って前記引掛け具の前記基部と前記鉤部との間に差し込まれることで前記鉤部に前記他方のカバー端末の引き込みによる張力に抗して引掛けられる被引掛け具と、前記他方のカバー部に縫合され、該他方のカバー部の曲げ返された曲返し面部のカバー内周面に沿って前記引掛け具の前記鉤部、前記基部及び前記被引掛け具のカバー幅方向の一方の各縁辺をカバー外面側から覆うように延びる第1被覆部を有する被覆部材と、を有するシートカバーである。
【0008】
第1の発明によれば、他方のカバー部にのみ設けられる被覆部材によって、引掛け具及び被引掛け具のシート幅方向の一方の各縁辺をまとめてカバー外面側から適切に被覆することができる。
【0009】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記被覆部材が、前記第1被覆部から前記曲返し面部の前記基部と前記鉤部との間に差し込まれる差込み領域に沿って前記基部の前記縁辺をカバー外面側から覆うように延びる第2被覆部を更に有するシートカバーである。
【0010】
第2の発明によれば、引掛け具の基部の縁辺を、第1被覆部と第2被覆部との双方によって被覆することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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