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公開番号2025082605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023196045
出願日2023-11-17
発明の名称αグルコシダーゼ阻害剤
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 36/00 20060101AFI20250522BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、新たなαグルコシダーゼ阻害剤を提供することを目的とする。
【解決手段】防風通聖散エキスは、αグルコシダーゼ阻害剤の有効成分となる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
防風通聖散エキスを含有する、αグルコシダーゼ阻害剤。
続きを表示（約 120 文字）【請求項２】
スクロース及び／又はマルトースの分解抑制に用いられる、請求項１に記載のαグルコシダーゼ阻害剤。
【請求項３】
糖尿病及び耐糖能異常のいずれにも該当しない対象に適用される、請求項１に記載のαグルコシダーゼ阻害剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、αグルコシダーゼ阻害剤に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
αグルコシダーゼ阻害剤は、糖尿病の治療目的で用いられる医薬品として知られている。αグルコシダーゼ阻害剤の具体例としては、ボグリボース（非特許文献１）、アカルボース（非特許文献２）等が挙げられる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
ボグリボース錠０．２ｍｇ「杏林」／ボグリボース錠０．３ｍｇ「杏林」添付文書、2023年9月改訂（第1版）
アカルボース錠５０ｍｇ「サワイ」／アカルボース錠１００ｍｇ「サワイ」添付文書、2023年5月改訂（第1版）
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
現状、αグルコシダーゼ阻害剤の選択肢は極めて少ないため、添加剤によるアレルギーの可能性等の一般的な懸念事項を考慮すると、別の選択肢があることが望まれる。
【０００５】
そこで、本発明は、新たなαグルコシダーゼ阻害剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明者は鋭意検討の結果、防風通聖散エキスに、αグルコシダーゼ阻害作用があることを見出した。本発明は、この知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【０００７】
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項１．防風通聖散エキスを含有する、αグルコシダーゼ阻害剤。
項２．スクロース及び／又はマルトースの分解抑制に用いられる、項１に記載のαグルコシダーゼ阻害剤。
項３．糖尿病及び耐糖能異常のいずれにも該当しない対象に適用される、項１又は２に記載のαグルコシダーゼ阻害剤。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、新たなαグルコシダーゼ阻害剤が提供される。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明のαグルコシダーゼ阻害剤を用いた、マルトースの分解抑制効果を示す。
本発明のαグルコシダーゼ阻害剤を用いた、スクロースの分解抑制効果を示す。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本開示のαグルコシダーゼ阻害剤は、防風通聖散エキスを含有することを特徴とする。以下、本開示のαグルコシダーゼ阻害剤について詳述する。なお、本明細書において、２つの数値と「～」とにより示される数値範囲は、当該２つの数値を下限値及び上限値として含むものとする。例えば、２～１５重量％との表記は、２重量％以上１５重量％以下を意味する。
（【００１１】以降は省略されています）

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