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公開番号2025083528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2025041698,2021043204
出願日2025-03-14,2021-03-17
発明の名称活性炭成型体及びその製造方法
出願人大阪ガスケミカル株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C01B 32/318 20170101AFI20250523BHJP(無機化学)
要約【課題】着色成分等の分子量の大きい物質を、液粘性に関係なく除去することができ、割れも抑制できる材料を提供する。
【解決手段】木質活性炭と、前記木質活性炭以外の粉末活性炭及び/又は繊維状活性炭と、バインダーとを含有し、且つ、活性炭成型体の総量を100質量%として、バインダーを0~11.0質量%含有する、活性炭成型体。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
木質活性炭と、前記木質活性炭以外の粉末活性炭及び/又は繊維状活性炭と、バインダーとを含有し、且つ、
活性炭成型体の総量を100質量%として、バインダーを0.1~11.0質量%含有する、活性炭成型体。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記木質活性炭の細孔容積分布におけるメソ孔容積が30%以上である、請求項1に記載の活性炭成型体。
【請求項3】
前記木質活性炭が木粉活性炭である、請求項1又は2に記載の活性炭成型体。
【請求項4】
活性炭成型体の総量を100質量%として、前記木質活性炭(1)を20~85質量%含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の活性炭成型体。
【請求項5】
前記粉末活性炭(2)が、やし殻活性炭である、請求項1~4のいずれか1項に記載の活性炭成型体。
【請求項6】
活性炭成型体の総量を100質量%として、前記粉末活性炭(2)及び/又は繊維状活性炭を10~75質量%含有する、請求項1~5のいずれか1項に記載の活性炭成型体。
【請求項7】
前記バインダーが、繊維バインダーである、請求項1~6のいずれか1項に記載の活性炭成型体。
【請求項8】
前記繊維バインダーが、有機繊維バインダーである、請求項7に記載の活性炭成型体。
【請求項9】
円柱型である、請求項1~8のいずれか1項に記載の活性炭成型体。
【請求項10】
厚みが1.0~20mmである、請求項1~9のいずれか1項に記載の活性炭成型体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、活性炭成型体及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
活性炭は、各種有害物質、悪臭物質等の吸着に優れた能力を有し、従来より家庭用、工業用を問わず多くの分野で吸着剤として使用されている。例えば、特許文献1には、主原料としてやし殻活性炭を使用し、優れた通水性と高吸着性能とを有している吸着フィルターが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/080241号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のように、やし殻活性炭を使用すると、メソ効率が低く、VOC除去等の脱臭用途では高い性能が得られるが、脱色等の用途では高い性能が得られない。
【0005】
これに対して、着色成分等の分子量の大きい物質に対しては、木粉活性炭を使用することも考えられるが、木粉活性炭を使用する場合は、木粉活性炭特有の粉立ちが発生し、処理液からの分離工程を要するという課題がある。特に、粘性の高い液の脱色においては、分離が困難であり、木粉活性炭を粉末のまま使用できないという課題がある。
【0006】
また、木粉活性炭による成型体は、軽くて柔らかいという利点はあるものの、反面、強度が低く、成型後の乾燥時に成型体が割れやすいという課題も存在する。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、着色成分等の分子量の大きい物質を、液粘性に関係なく除去することができ、割れも抑制できる材料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、木質活性炭と他の活性炭とを組合せて含有しつつ、バインダー量を特定量含有する成型体とすることにより、着色成分等の分子量の大きい物質を、液粘性に関係なく除去することができ、成型体の割れも抑制できることを見出した。本発明者は、このような知見に基づき、さらに検討を重ね、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、例えば、以下の構成を包含する。
【0009】
項1.木質活性炭と、前記木質活性炭以外の粉末活性炭及び/又は繊維状活性炭と、バインダーとを含有し、且つ、
活性炭成型体の総量を100質量%として、バインダーを0~11.0質量%含有する、活性炭成型体。
【0010】
項2.前記木質活性炭の細孔容積分布におけるメソ孔容積が30%以上である、項1に記載の活性炭成型体。
(【0011】以降は省略されています)

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