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公開番号
2025083534
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2025042114,2021062081
出願日
2025-03-17,2021-03-31
発明の名称
ポリオール組成物及びウレタン樹脂組成物
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
18/00 20060101AFI20250523BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】低温下における高密度化を抑制でき、寸法安定性にも優れるポリウレタンフォームを形成できるポリオール組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、ポリオール、フィラー、発泡剤、樹脂化触媒及び三量化触媒を含み、前記発泡剤の含有量がポリオール100質量部に対して35~60質量部である、ポリオール組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオール、フィラー、発泡剤、樹脂化触媒及び三量化触媒を含み、前記発泡剤の含有量がポリオール100質量部に対して35~60質量部である、ポリオール組成物。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記発泡剤が、水及びハイドロフルオロオレフィンからなる群から選択される少なくとも一種である、請求項1に記載のポリオール組成物。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のポリオール組成物と、ポリイソシアネートを含むポリイソシアネート組成物とを含有するウレタン樹脂組成物。
【請求項4】
形成されるポリウレタンフォームのコア密度が25~45kg/m
3
である、請求項3に記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項5】
臨界、亜臨界又は液状の二酸化炭素を含有する、請求項3又は4に記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項6】
前記樹脂化触媒が、ビスマス系触媒及び錫系触媒からなる群から選択される少なくとも1種の金属系樹脂化触媒を含む、請求項3~5のいずれかに記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項7】
前記金属系樹脂化触媒の含有量が、ポリオール100質量部に対して0.1~12質量部である、請求項6に記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項8】
前記三量化触媒が、第四級アンモニウム塩を含む、請求項3~7のいずれかに記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項9】
前記三量化触媒が、第四級アンモニウム塩及びカルボン酸アルカリ金属塩を含み、その重量比(第四級アンモニウム塩/カルボン酸アルカリ金属塩)が1/1~6/1である、請求項3~8のいずれかに記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項10】
前記三量化触媒の含有量が、ポリオール100質量部に対して1~30質量部である、請求項3~9のいずれかに記載のウレタン樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリウレタンフォームを形成するためのポリオール組成物及びウレタン樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ポリウレタンフォームは、自動車などの車両、建具などにおいて断熱材として使用されている。一般に、ポリウレタンフォームは別々の容器に充填されたポリオール組成物とポリイソシアネート組成物とを吐出し混合することにより形成される。
【0003】
ポリウレタンフォームは、一般にポリオール組成物に含有される発泡剤により発泡させて形成される。発泡剤としては、水やハイドロフルオロオレフィンなどが一般に用いられ
るが、ポリウレタンフォームの物性向上の観点から、種々の発泡剤が検討されている。
例えば特許文献1~4では、ポリウレタンフォームの製造現場において、二酸化炭素(超臨界、亜臨界又は液状の二酸化炭素)を発泡剤として、ポリオール組成物及びポリイソシアネート組成物の少なくとも一方に一定量添加して、ポリウレタンフォームを製造する方法が開示されている。この方法によれば、難燃性及び密度分布が均一なポリウレタンフォームを製造できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-070409号公報
特開2020-070410号公報
特開2020-070411号公報
特開2020-128458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した従来の方法では、主としてスプレーガンなどによりポリオール組成物及びポリイソシアネート組成物を被着体に吹き付けて、発泡・硬化させてポリウレタンフォームを形成させる吹き付け発泡法が用いられている。
吹き付け発泡法により形成されるポリウレタンフォームは、使用される環境が外気温にほぼ等しく、その外気温の影響を受けて密度が変化する。例えば気温が低い場合は、セルの成長が阻害されるため、ポリウレタンフォームの密度が増大し、極低温下では硬化速度が遅くなるため発泡剤がガスとして抜けやすく、その結果密度がさらに高まる傾向にある。
このように、低温環境下(例えば-5~10℃)の場合は、意図した密度よりも高密度のポリウレタンフォームが形成されてしまい、さらに所定の厚みのポリウレタンフォームを形成させる際に必要な原料が多くなってしまう問題がある。
【0006】
そこで、本発明の課題は、低温環境下における高密度化を抑制でき、寸法安定性にも優れるポリウレタンフォームを形成できるポリオール組成物及び該ポリオール組成物を含むウレタン樹脂組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討した結果、ポリオール、フィラー、発泡剤、樹脂化触媒及び三量化触媒を含み、前記発泡剤の含有量を特定範囲としたポリオール組成物及び該ポリオール組成物を含むウレタン樹脂組成物により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、以下の[1]~[11]である。
【0008】
[1]ポリオール、フィラー、発泡剤、樹脂化触媒及び三量化触媒を含み、前記発泡剤の含有量がポリオール100質量部に対して35~60質量部である、ポリオール組成物。
[2]前記発泡剤が、水及びハイドロフルオロオレフィンからなる群から選択される少なくとも一種である、上記[1]に記載のポリオール組成物。
[3]上記[1]又は[2]に記載のポリオール組成物と、ポリイソシアネートを含むポリイソシアネート組成物とを含有するウレタン樹脂組成物。
[4]形成されるポリウレタンフォームのコア密度が25~45kg/m
3
である、上記[3]に記載のウレタン樹脂組成物。
[5]臨界、亜臨界又は液状の二酸化炭素を含有する、上記[3]又は[4]に記載のウレタン樹脂組成物。
[6]前記樹脂化触媒が、ビスマス系触媒及び錫系触媒からなる群から選択される少なくとも1種の金属系樹脂化触媒を含む、上記[3]~[5]のいずれかに記載のウレタン樹脂組成物。
[7]前記金属系樹脂化触媒の含有量が、ポリオール100質量部に対して0.1~12質量部である、上記[6]に記載のウレタン樹脂組成物。
[8]前記三量化触媒が、第四級アンモニウム塩を含む、上記[3]~[7]のいずれかに記載のウレタン樹脂組成物。
[9]前記三量化触媒が、第四級アンモニウム塩及びカルボン酸アルカリ金属塩を含み、その重量比(第四級アンモニウム塩/カルボン酸アルカリ金属塩)が1/1~6/1である、上記[3]~[8]のいずれかに記載のウレタン樹脂組成物。
[10]前記三量化触媒の含有量が、ポリオール100質量部に対して1~30質量部である、上記[3]~[9]のいずれかに記載のウレタン樹脂組成物。
[11]上記[3]~[10]のいずれかに記載のウレタン樹脂組成物を、発泡及び硬化させることによりポリウレタンフォームを製造する方法であって、
ポリオール組成物及びポリイソシアネート組成物の少なくとも一方に対して、臨界、亜臨界又は液状の二酸化炭素を添加する工程を有し、該二酸化炭素の添加量がポリオール100質量部に対して0.1~4質量部であり、前記二酸化炭素添加後に反応が進行する、ポリウレタンフォームの製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、低温環境下における高密度化を抑制でき、寸法安定性にも優れるポリウレタンフォームを形成できるポリオール組成物、及び該ポリオール組成物を含むウレタン樹脂組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のポリオール組成物は、ポリオール、フィラー、発泡剤、樹脂化触媒及び三量化触媒を含むポリオール組成物であって、前記発泡剤の含有量がポリオール100質量部に対して35~60質量部である。
以下、本発明について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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