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公開番号2025084287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198072
出願日2023-11-22
発明の名称インバータの搭載構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60K 1/00 20060101AFI20250527BHJP(車両一般)
要約【課題】コンソールボックスの下側に配置されるインバータをより適切に保護できるインバータの搭載構造を提供する。
【解決手段】インバータ20の搭載構造は、車両に搭載され、コンソールボックス18の下側に配置されるインバータ20と、前記インバータ20の上部かつ左右片側に設けられる高電圧部26と、前記インバータ20の上面を覆う天板30と、前記高電圧部26と車幅方向に隣接する第一側板32Lと、前記インバータ20を挟んで前記第一側板32Lの反対側に位置する第二側板32Rと、を備え、前記第一側板32Lは、前記高電圧部26と車幅方向に対向する第一領域40と、前記高電圧部26と車幅方向に対向していない第二領域42と、を有し、前記第一領域40は、前記第二領域42よりも前記インバータ20の側面から車幅方向に離れている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、コンソールボックスの下側に配置されるインバータと、
前記インバータの上部かつ左右片側に設けられる高電圧部と、
前記インバータの上面を覆う天板と、
前記高電圧部と車幅方向に隣接する第一側板と、
前記インバータを挟んで前記第一側板の反対側に位置する第二側板と、
を備え、
前記第一側板は、前記高電圧部と車幅方向に対向する第一領域と、前記高電圧部と車幅方向に対向していない第二領域と、を有し、
前記第一領域は、前記第二領域よりも前記インバータの側面から車幅方向に離れている、
ことを特徴とするインバータの搭載構造。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
請求項1に記載のインバータの搭載構造であって、さらに、
前記インバータの下側において、車両前後方向に延びるトンネルと、
前記インバータを前記トンネルに連結する連結ブラケットと、
を備え、前記第一側板、前記第二側板、および、前記天板それぞれを構成するパネル材は、いずれも、前記連結ブラケットを構成するパネル材よりも高剛性である、
ことを特徴とするインバータの搭載構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載のインバータの搭載構造であって、
前記天板は、その左右両端部を下方に屈曲させて成る接合代であって、前記第一側板および前記第二側板と車幅方向に重なる接合代を有し、
前記第一側板および前記第二側板は、それぞれ、その上端部を車幅方向に屈曲させて成る接合代であって、前記天板と上下方向に重なる接合代を有し、
前記天板と前記第一側板、および、前記天板と前記第二側板は、それぞれ、上面および側面において、互いに接合されている、
ことを特徴とするインバータの搭載構造。
【請求項4】
請求項1に記載のインバータの搭載構造であって、
前記インバータの後端面には、コネクタが設けられており、
前記インバータは、前上がり姿勢で搭載される、
ことを特徴とするインバータの搭載構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、インバータの車両への搭載構造を開示する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電動車両(例えば、バッテリ電気自動車や、ハイブリッド電気自動車、燃料電池自動車等)が広く流通している。かかる電動車両には、電力を、直流から交流、または、交流から直流に変換するインバータが搭載される。
【0003】
特許文献1には、車両の後部にインバータを搭載した技術が開示されている。特許文献1では、インバータの左右両側にブラケットが取り付けられており、当該ブラケットを介してインバータがフロアパネルに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-191664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、通常、インバータは、コンデンサ等の高電圧部品が配置された高電圧部を有する。かかる高電圧部は、車両衝突時でも破損しないように保護されることが求められる。また、インバータは、コンソールボックスの下側に配置される場合もある。コンソールボックスの下側にインバータが配置された状態で、車両の側面に障害物が衝突すると、前席シートのリクライニング軸等の周辺部品により高電圧部が破損するおそれがあった。特許文献1では、こうした高電圧部の保護に関して改善の余地があった。
【0006】
そこで、本明細書では、コンソールボックスの下側に配置されるインバータをより適切に保護できるインバータの搭載構造を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示するインバータの搭載構造は、車両に搭載され、コンソールボックスの下側に配置されるインバータと、前記インバータの上部かつ左右片側に設けられる高電圧部と、前記インバータの上面を覆う天板と、前記高電圧部と車幅方向に隣接する第一側板と、前記インバータを挟んで前記第一側板の反対側に位置する第二側板と、を備え、前記第一側板は、前記高電圧部と車幅方向に対向する第一領域と、前記高電圧部と車幅方向に対向していない第二領域と、を有し、前記第一領域は、前記第二領域よりも前記インバータの側面から車幅方向に離れている、ことを特徴とする。
【0008】
かかる構成とすることで、第一側板にリクライニング軸等の周辺部品が衝突した際、第一領域が高電圧部に衝突するより先に、第二領域が非高電圧部に衝突する。そして、これにより、周辺部品の更なる移動が阻害され、第一領域の更なる変形または変位が阻害される。そして、結果として、高電圧部への第一領域を介した衝撃印加が防止されるため、高電圧部が適切に保護される。
【0009】
この場合、さらに、前記インバータの下側において、車両前後方向に延びるトンネルと、前記インバータを前記トンネルに連結する連結ブラケットと、を備え、前記第一側板、前記第二側板、および、前記天板それぞれを構成するパネル材は、いずれも、前記連結ブラケットを構成するパネル材よりも高剛性でもよい。
【0010】
かかる構成とすることで、車両側突時、連結ブラケットは、トンネルの変形を吸収するように変形する。そして、これにより、インバータの傾きが防止され、天板にリクライニング軸等の周辺部品が衝突することが防止される。結果として、高電圧部が適切に保護される。
(【0011】以降は省略されています)

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