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公開番号2025084412
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198296
出願日2023-11-22
発明の名称気体送給システム、造形ボックス、および積層造形方法
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類B29C 64/35 20170101AFI20250527BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】砂型の清掃作業にかかる手間を低減することが可能な気体送給システムを提供すること。
【解決手段】気体送給システム11は、造形ボックス12と、気体送給装置13と、を備える。造形ボックス12は、3Dプリンタ10によって積層される砂Sと、3Dプリンタ10によって吐出され、砂Sを結合させる樹脂Rと、によって砂型Tが内側に造形される。気体送給装置13は、造形ボックス12の内側に気体を供給する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
積層造形装置に用いられる気体送給システムであって、
3Dプリンタによって積層されるベース材料と、前記3Dプリンタによって吐出され、前記ベース材料を結合させる結合剤と、によって所望の形状が内側に造形される造形ボックスと、
前記造形ボックスの内側に気体を送給する気体送給装置と、を備えた
気体送給システム。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記気体送給装置からの前記気体が前記造形ボックスの内側に送り込まれる経路上に配置された気体流入部を有する、
請求項1に記載の気体送給システム。
【請求項3】
前記気体流入部は、前記造形ボックスの少なくとも一面に配置され、前記ベース材料を通さず前記気体を通すフィルタ部を有する、
請求項2に記載の気体送給システム。
【請求項4】
前記フィルタ部は、前記造形ボックスの底面と兼ねられている、
請求項3に記載の気体送給システム。
【請求項5】
前記造形ボックスには、前記フィルタ部に隣接した気体送給空間が形成され、
前記気体送給装置は、前記気体送給空間に配置された気体配管を有し、
前記気体配管は、前記気体を吐出する吐出口を含む、
請求項3に記載の気体送給システム。
【請求項6】
前記気体送給空間には、前記気体配管が複数配置されており、
前記気体配管の各々には、前記吐出口が複数設けられている、
請求項5に記載の気体送給システム。
【請求項7】
前記気体送給空間は、複数の空間に区切られており、
各々の前記空間に、前記吐出口が複数設けられている、
請求項6に記載の気体送給システム。
【請求項8】
前記フィルタ部は、
板厚方向に貫通した貫通部を複数有するプレートと、
前記ベース材料を通さず、前記気体を通過するフィルタと、を有する、
請求項3に記載の気体送給システム。
【請求項9】
前記ベース材料は、砂を含む、請求項1に記載の気体送給システム。
【請求項10】
積層造形装置に用いられ、3Dプリンタによって積層されるベース材料と、前記3Dプリンタによって吐出され、前記ベース材料を結合させる結合剤と、によって所望の形状が造形される造形ボックスであって、
気体送給装置から気体が内側に送り込まれる気体流入部を有する、
造形ボックス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、気体送給システム、造形ボックス、および積層造形方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、鋳造の際に用いられる砂型を、砂型3Dプリンタを用いた積層造形方法によって造形することが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に示す砂型3Dプリンタでは、例えば、樹脂を硬化させるための触媒として硬化剤が砂に混錬されており、硬化剤が混錬された砂に樹脂を吐出することによって、所望の砂型を作成している。作成した砂型は、砂中から取り出され、付着している余分な砂を除去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-205337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、砂型の形状の複雑化に伴い、砂型に付着している砂を除去する清掃作業に非常に手間がかかっていた。
【0006】
本開示は、砂型の清掃作業にかかる手間を低減することが可能な気体送給システム、造形ボックス、および積層造形方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1態様に係る気体送給システムは、積層造形装置に用いられる気体送給システムであって、造形ボックスと、気体送給装置と、を備える。造形ボックスは、3Dプリンタによって積層されるベース材料と、3Dプリンタによって吐出され、ベース材料を結合させる結合剤と、によって所望の形状が内側に造形される。気体送給装置は、造形ボックスの内側に気体を送給する。
【0008】
本開示の第2態様に係る造形ボックスは、積層造形装置に用いられ、3Dプリンタによって積層されるベース材料と、3Dプリンタによって吐出され、ベース材料を結合させる結合剤と、によって所望の形状が造形される造形ボックスであって、気体送給装置から気体が内側に送り込まれる気体流入部を有する。
【0009】
本開示の第3態様に係る積層造形方法は、造形ステップと、気体供給ステップと、を備える。造形ステップは、3Dプリンタによって、造形ボックスの内側にベース材料を積層しながら、所望の形状になるようにベース材料を結合剤により結合させる。気体供給ステップは、ベース材料が積層された造形ボックスの内側に気体を送給する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、砂型の清掃作業にかかる手間を低減することが可能な気体送給システム、造形ボックス、および積層造形方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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