TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025098789
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215159
出願日2023-12-20
発明の名称作業機械
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類E02F 9/26 20060101AFI20250625BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】作業機械において、所定の監視機能が無効であるのか有効であるのかの識別性を向上させる。
【解決手段】作業機械は、走行体と、旋回体と、作業機と、第1デイライトと、コントローラとを備える。旋回体は、走行体上に配置され、走行体に対して旋回可能である。作業機は、旋回体に対して動作可能に取り付けられる。第1デイライトは、旋回体に配置され、互いに異なる複数の色に選択的に発光可能である。コントローラは、作業機械の所定の監視機能の有効と無効とを切り替え可能である。コントローラは、所定の監視機能が有効である場合と無効である場合とで、第1デイライトを異なる色で発光させる。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
作業機械であって、
走行体と、
前記走行体上に配置され、前記走行体に対して旋回可能な旋回体と、
前記旋回体に対して動作可能に取り付けられた作業機と、
前記旋回体に配置され、互いに異なる複数の色に選択的に発光可能な第1デイライトと、
前記作業機械の所定の監視機能の有効と無効とを切り替え可能なコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、前記所定の監視機能が有効である場合と無効である場合とで、前記第1デイライトを異なる色で発光させる、
作業機械。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記作業機への負荷を検出する第1センサをさらに備え、
前記所定の監視機能は、前記作業機への負荷を監視する負荷監視モードを含み、
前記コントローラは、前記負荷監視モードが有効である場合と無効である場合とで、前記第1デイライトを異なる色で発光させる、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記第1センサが検出した前記作業機への負荷を取得し、
前記負荷監視モードが有効である場合には、前記負荷の大きさに応じて、前記第1デイライトを異なる色で発光させる、
請求項2に記載の作業機械。
【請求項4】
前記作業機械の周辺の人、又は、物の存在を検出する第2センサをさらに備え、
前記所定の監視機能は、前記作業機械の周辺の人、又は、物の存在を監視する周辺監視モードを含み、
前記コントローラは、前記周辺監視モードが有効である場合と無効である場合とで、前記第1デイライトを異なる色で発光させる、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項5】
前記作業機への負荷を検出する第1センサと、
前記作業機械の周辺の人、又は、物の存在を検出する第2センサと、
をさらに備え、
前記所定の監視機能は、前記作業機への負荷を監視する負荷監視モードと、前記作業機械の周辺の人、又は、物の存在を監視する周辺監視モードとを含み、
前記コントローラは、前記負荷監視モードが有効であり、且つ、前記周辺監視モードが有効である場合には、前記負荷監視モードが有効であることを示す第1の色と、前記周辺監視モードが有効であることを示す第2の色とに、交互に前記第1デイライトを発光させる、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項6】
前記コントローラは、前記作業機械が走行中である場合には、前記作業機械が停止中である場合と異なるパターンで前記第1デイライトを発光させる、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項7】
前記コントローラは、前記旋回体が旋回中である場合には、前記旋回体が停止中である場合と異なるパターンで前記第1デイライトを発光させる、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項8】
前記コントローラは、前記所定の監視機能が有効である場合と無効である場合とで、前記第1デイライトを異なるバターンで発光させる、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項9】
前記異なるパターンは、点滅である、
請求項6から8のいずれかに記載の作業機械。
【請求項10】
前記作業機械の起動スイッチをさらに備え、
前記コントローラは、起動スイッチがオン状態であり、且つ、前記所定の監視機能が無効である場合には、前記第1デイライトを常時点灯する、
請求項1に記載の作業機械。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
作業機械には、所定の監視機能を備えるものがある。例えば、特許文献1の作業機機械は、周辺監視モードを備えている。作業機械のコントローラは、周辺監視モードによって、作業機械の周辺の人、又は、物の存在を監視する。コントローラは、周辺監視モードの有効と無効とを切り替えることができる。例えば、作業機械のオペレータがスイッチなどの入力装置を操作することで、コントローラは、周辺監視モードの有効と無効とを切り換える。コントローラは、周辺監視モードが有効であるときに、作業機械の周辺の人、又は、物の存在を検出した場合には、作業機械のオペレータに、警報を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-045973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業機械には、上記のような所定の監視機能が無効であるのか有効であるのかを示す警告灯を備えるものがある。警告灯は、作業機械の外部に露出して配置される。警告灯は、例えば回転灯である。コントローラは、監視機能が無効であるのか有効であるのかに応じて、警告灯の点灯と消灯とを切り替える。それにより、作業機械の外部の人が、作業機械において監視機能が無効であるのか有効であるのかを把握することができる。しかし、作業機械では、監視機能の有効と無効との識別性をさらに向上することが望まれている。本開示の目的は、作業機械において、所定の監視機能が無効であるのか有効であるのかの識別性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る作業機械は、走行体と、旋回体と、作業機と、第1デイライトと、コントローラとを備える。旋回体は、走行体上に配置され、走行体に対して旋回可能である。作業機は、旋回体に対して動作可能に取り付けられる。第1デイライトは、旋回体に配置され、互いに異なる複数の色に選択的に発光可能である。コントローラは、作業機械の所定の監視機能の有効と無効とを切り替え可能である。コントローラは、所定の監視機能が有効である場合と無効である場合とで、第1デイライトを異なる色で発光させる。
【0006】
本開示の他の態様に係る方法は、作業機械を制御するための方法である。作業機械は、走行体と、旋回体と、作業機と、第1デイライトとを備える。旋回体は、走行体上に配置され、走行体に対して旋回可能である。作業機は、旋回体に対して動作可能に取り付けられる。第1デイライトは、旋回体に配置され、互いに異なる複数の色に選択的に発光可能である。当該方法は、作業機械の所定の監視機能の有効と無効とを切り替えることと、所定の監視機能が有効である場合と無効である場合とで、第1デイライトを異なる色で発光させること、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る作業機械では、所定の監視機能が有効である場合と無効である場合とで、第1デイライトが異なる色で点灯、或いは点滅される。それにより、所定の監視機能が無効であるのか有効であるのかの識別性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
作業機械の側面図である。
旋回体の斜視図である。
旋回体の左側面図である。
旋回体の右側面図である。
旋回体の背面図である。
作業機械の制御システムの構成を示すブロック図である。
制御システムの構成を示すブロック図である。
周辺監視モードが有効である場合のディスプレイの表示画面の一例を示す図である。
負荷監視モードが有効である場合のディスプレイの表示画面の一例を示す図である。
コントローラによるデイライトの制御の処理を示すフローチャートである。
コントローラによるデイライトの制御の処理を示すフローチャートである。
コントローラによるデイライトの制御の処理を示すフローチャートである。
デイライトの発光パターンを示す表である。
デイライトの発光パターンを示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態に係る作業機械について、図面を参照しながら説明する。図1は、作業機械1の側面図である。本実施形態において、作業機械1は、油圧ショベル、或いは電動ショベルなどの掘削機である。
【0010】
図1に示すように、作業機械1は、作業機3と、旋回体4と、走行体5とを含む。作業機3は、旋回体4に対して動作可能に取り付けられている。旋回体4は、走行体5上に配置されている。旋回体4は、走行体5に対して旋回可能である。旋回体4は、キャブ6と後部車体7とを含む。キャブ6内には、図示しない運転席と、後述する操作装置とが配置されている。後部車体7は、キャブ6の後方に配置されている。走行体5は、履帯8を含む。なお、図1では、左右の履帯8のうち一方のみが図示されている。履帯8が駆動されることで、作業機械1は走行する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許