TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025110291
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024004143
出願日2024-01-15
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/56 20060101AFI20250718BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線の変位を抑制可能なコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ1は、端子収容室23を内部に有するハウジング5と、ハウジング5の端子収容室23に繋がる開口部を通じて外部に引き出される電線3と、開口部の内面と電線3の外面との間を塞ぐように配置される止水部品8と、止水部品8の外部側においてハウジング5に装着されるカバー9と、を備える。カバー9は、止水部品8に向かい合うように配置されて止水部品8の外部側への変位を規制する規制部91と、規制部91に設けられて電線3が挿通される貫通孔92と、貫通孔92の孔縁から所定方向に延びて規制部91の周縁外に連通するスリット93と、を有するとともに、カバー9がハウジング5に装着されているとき、スリット93の幅のほうが電線3の直径よりも小さい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
端子収容室を内部に有するハウジングと、前記ハウジングの前記端子収容室に繋がる開口部を通じて外部に引き出される電線と、前記開口部の内面と前記電線の外面との間を塞ぐように配置される止水部品と、前記止水部品の前記外部側において前記ハウジングに装着されるカバーと、を備えるコネクタであって、
前記カバーは、
前記止水部品に向かい合うように配置されて前記止水部品の前記外部側への変位を規制する規制部と、前記規制部に設けられて前記電線が挿通される貫通孔と、前記貫通孔の孔縁から所定方向に延びるとともに前記規制部の周縁外に連通するスリットと、を有するとともに、当該カバーが前記ハウジングに装着されているとき、前記スリットの幅のほうが前記電線の直径よりも小さい、
コネクタ。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記カバーは、
前記スリットを挟む当該カバーの一方側部分と他方側部分とを連結する連結部を有し、
前記連結部は、
前記スリットの前記幅を広げるように前記一方側部分と前記他方側部分とを変位可能であるように、ヒンジ状に変形可能である、
コネクタ。
【請求項3】
請求項2に記載のコネクタにおいて、
前記カバーは、
前記ハウジングに向けて突出し且つ前記電線を取り囲むように湾曲した突起部を有し、
前記ハウジングは、
前記突起部を受け入れ可能であるように湾曲した収容溝を有し、
前記カバーが前記ハウジングに装着されるとき、前記突起部が前記収容溝に挿し込まれる、
コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、相手側部品に嵌合可能なハウジングと、ハウジングの端子収容室に繋がる開口部を通じて外部に引き出される電線と、開口部の内面と電線の外面との間を塞ぐように配置される止水部品と、止水部品の外部側においてハウジングに装着されるカバーと、を備えるコネクタに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、嵌合保証部品(CPA)を用いることで、コネクタのハウジングが相手側部品に設計どおりに嵌合された嵌合位置にあってコネクタと相手側部品とが適正に嵌合した状態(以下「嵌合状態」ともいう。)にあるか否かを検知する機能を備えたコネクタが、提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
嵌合保証部品は、一般に、上述した嵌合状態の維持および解除を切り替え可能なロックアームを有するハウジングに用いられる。具体的には、ハウジングが嵌合位置にある状態(即ち、上述した嵌合状態)においてのみ嵌合保証部品とロックアームとの干渉が回避され、嵌合保証部品が所定の目標装着位置に装着されるように、ロックアーム及び嵌合保証部品が構成される。換言すると、コネクタと相手側部品とが嵌合状態にない場合、嵌合保証部品は、ロックアームと干渉し、目標装着位置に装着されない。即ち、嵌合保証部品をそのような目標装着位置に装着できるか否かにより、コネクタと相手側部品とが嵌合状態にあるか否かを検知できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-213080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来のコネクタは、一般に、コネクタの外部から端子収容室への水の侵入等を抑制するために、電線を取り囲む形状の筒状のゴム栓が電線に取り付けられ、端子収容室に端子を収容する際に、端子収容室の開口部と電線との間の隙間をそのゴム栓で塞ぐようになっている。ところが、コネクタを車両等に搭載して実際に使用する場合、電線に及んだ外力の向きや大きさによっては、電線の変位に伴ってゴム栓が変形することで、ゴム栓と端子収容室の開口部との間やゴム栓と電線との間に隙間が生じ、ゴム栓による防水性が損なわれる可能性がある。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電線の変位を抑制可能なコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
【0008】
端子収容室を内部に有するハウジングと、前記ハウジングの前記端子収容室に繋がる開口部を通じて外部に引き出される電線と、前記開口部の内面と前記電線の外面との間を塞ぐように配置される止水部品と、前記止水部品の前記外部側において前記ハウジングに装着されるカバーと、を備えるコネクタであって、
前記カバーは、
前記止水部品に向かい合うように配置されて前記止水部品の前記外部側への変位を規制する規制部と、前記規制部に設けられて前記電線が挿通される貫通孔と、前記貫通孔の孔縁から所定方向に延びるとともに前記規制部の周縁外に連通するスリットと、を有するとともに、当該カバーが前記ハウジングに装着されているとき、前記スリットの幅のほうが前記電線の直径よりも小さい、
コネクタであること。
【発明の効果】
【0009】
本発明のコネクタによれば、ハウジングに装着されるカバーには、電線にカバーを取り付けるときに電線が通されるスリット、及び、スリットを通じて取り付けられた電線が挿通される貫通孔が設けられる。更に、カバーがハウジングに装着されているとき、スリットの幅のほうが電線の直径よりも小さい。よって、カバーがハウジングに装着された状態で電線の軸方向に交差する何れの方向において電線に外力が及んでも、貫通孔の孔壁によって電線の変位が抑制される。特に、電線がスリットに入り込む向きに変位しようとしても、スリットの幅のほうが電線の直径よりも小さいため、電線がスリットに入り込むことがない。したがって、本構成のコネクタは、電線の変位を抑制可能である。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
治具
20日前
矢崎総業株式会社
電線
今日
矢崎総業株式会社
組立体
2か月前
矢崎総業株式会社
端子台
2か月前
矢崎総業株式会社
導電体
26日前
矢崎総業株式会社
端子台
2か月前
矢崎総業株式会社
端子台
21日前
矢崎総業株式会社
給電装置
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
配索構造
2か月前
矢崎総業株式会社
配索構造
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
配索構造
2か月前
矢崎総業株式会社
配索構造
2か月前
矢崎総業株式会社
配索構造
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
今日
矢崎総業株式会社
給電装置
2か月前
矢崎総業株式会社
給電装置
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
27日前
矢崎総業株式会社
回路構造
2か月前
矢崎総業株式会社
配索構造
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
給電装置
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
28日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
今日
矢崎総業株式会社
端子金具
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2か月前
続きを見る