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公開番号
2025101333
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218111
出願日
2023-12-25
発明の名称
端子台
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H01R
9/00 20060101AFI20250630BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】一のカバーが開く又は開いているとき他のカバーの開きが適正に抑止される端子台を提供すること。
【解決手段】端子台1は、複数の端子10と、ハウジング20と、複数のカバー30と、規制部材40と、備えており、複数のカバーの30全てが閉位置にあるとき、規制部材40が、複数の被噛合部43と各噛合部34とがそれぞれ噛合可能な初期位置に位置し、一のカバー30が開方向に回動されると、一のカバー30の噛合部34と被噛合部43とが噛合され、一のカバー30の閉位置から開位置までの回動に伴い規制部材40が初期位置から軸方向に変位して、複数の他のカバー30における各噛合部34と各被噛合部43との噛合が不能となり、複数のカバー30が、閉位置から開位置まで回動不能となる、ように構成される。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
相手側端子と接続される複数の端子と、
前記複数の端子に対応して複数の開口部が設けられるハウジングと、
各前記開口部に対する開位置と閉位置との間で回動可能に、前記ハウジングに軸支される複数のカバーと、
前記ハウジングに収容されて、前記複数のカバーのうち一のカバーの開方向への回動に伴い、前記複数のカバーのうち前記一のカバーを除く複数の他のカバーの前記開方向への回動を規制する規制部材と、
を備えた端子台であって、
前記複数のカバーは、
前記規制部材に設けられた複数の被噛合部にそれぞれ噛合可能な噛合部が、各回動軸部に設けられており、前記噛合部が前記被噛合部に噛合された状態でのみ前記閉位置から前記開位置まで回動可能に構成され、
当該端子台は、
前記複数のカバーの全てが前記閉位置にあるとき、前記規制部材が、前記複数の被噛合部と各前記噛合部とがそれぞれ噛合可能な初期位置に位置し、前記一のカバーが前記開方向に回動されると、前記一のカバーの前記噛合部と前記被噛合部とが噛合され、前記一のカバーの前記閉位置から前記開位置までの回動に伴い前記規制部材が前記初期位置から軸方向に変位して、前記複数の他のカバーにおける各前記噛合部と各前記被噛合部との噛合が不能となる、
端子台。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の端子台であって、
前記噛合部は、前記回動軸部を中心として前記カバーの回動に対応した螺旋状に形成される、
端子台。
【請求項3】
請求項1に記載の端子台であって、
前記規制部材が前記初期位置から前記軸方向に変位した状態において、前記複数の他のカバーを前記開方向に回動させると、前記複数の他のカバーにおける前記噛合部が前記規制部材に干渉される、
端子台。
【請求項4】
請求項1に記載の端子台であって、
前記ハウジングには、前記一のカバーが前記開位置にあるとき前記規制部材と弾性接触して、前記一のカバーが前記開位置から前記閉位置に変位して前記複数のカバーの全てが前記閉位置にあるとき前記規制部材を前記初期位置に押し戻す弾性部が設けられる、
端子台。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子台に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、相手側端子とそれぞれ接続されることになる複数の端子と、複数の端子に対する複数の作業用開口部を有するハウジングと、作業用開口部をそれぞれ開閉可能な複数の開閉カバーと、を備えた端子台が提案されている。この種の端子台は、大電流や高電圧等の環境下で用いられることが多く、安全性(感電防止等)や短絡防止の観点から、複数の端子(具体的には、相手側部材との接点)を同時に触れることができないように構成されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、一対の端子と、一対の作業用開口部を有するハウジングと、一対の開閉カバーと、を備えた端子台が開示されており、一対の開閉カバーのうち一方の開閉カバーが、他方の開閉カバー側に向けて倒れながら開放され、他方のカバーが開放しないように構成されている。即ち、特許文献1の端子台では、一対の開閉カバーが同時に開放されないようにし、一対の端子を同時に触れることができないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-122740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の端子台では、3つ以上の端子を有する場合には、構造上、2つ以上の開閉カバーを同時に開くことができてしまい、意図せずに複数の端子を同時に触れてしまうおそれがある。このため、複数(特に3つ以上)の端子を有する場合において、2つ以上の開閉カバーが同時に開放されないように構成されることが望まれる。
【0006】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、一のカバーが開く又は開いているとき他のカバーの開きが適正に抑止される端子台を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る端子台は、下記を特徴としている。
相手側端子と接続される複数の端子と、
前記複数の端子に対応して複数の開口部が設けられるハウジングと、
各前記開口部に対する開位置と閉位置との間で回動可能に、前記ハウジングに軸支される複数のカバーと、
前記ハウジングに収容されて、前記複数のカバーのうち一のカバーの開方向への回動に伴い、前記複数のカバーのうち前記一のカバーを除く複数の他のカバーの前記開方向への回動を規制する規制部材と、
を備えた端子台であって、
前記複数のカバーは、
前記規制部材に設けられた複数の被噛合部にそれぞれ噛合可能な噛合部が、各回動軸部に設けられており、前記噛合部が前記被噛合部に噛合された状態でのみ前記閉位置から前記開位置まで回動可能に構成され、
当該端子台は、
前記複数のカバーの全てが前記閉位置にあるとき、前記規制部材が、前記複数の被噛合部と各前記噛合部とがそれぞれ噛合可能な初期位置に位置し、前記一のカバーが前記開方向に回動されると、前記一のカバーの前記噛合部と前記被噛合部とが噛合され、前記一のカバーの前記閉位置から前記開位置までの回動に伴い前記規制部材が前記初期位置から軸方向に変位して、前記複数の他のカバーにおける各前記噛合部と各前記被噛合部との噛合が不能となる、
端子台であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、開口部を塞ぐように複数のカバーの全てが閉位置にあるとき、規制部材が、複数の被噛合部と各噛合部とがそれぞれ噛合可能な初期位置に位置し、一のカバーが開方向に回動されると、一のカバーの噛合部と被噛合部とが噛合され、一のカバーの閉位置から開位置までの回動に伴い規制部材が初期位置から軸方向に変位して、複数の他のカバーにおける各噛合部と各被噛合部との噛合が不能となる。ここで、カバーは、噛合部が被噛合部に噛合された状態でのみ閉位置から開位置まで回動可能に構成されるため、複数の他のカバーは、閉位置から開位置までの回動が不能となる。即ち、本発明によれば、一のカバーが開く又は開いているとき他のカバーの開きを適正に抑止できる。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る端子台において、複数のカバーの全てが閉位置にある態様を示す斜視図である。
図2は、図1に示す端子台において、一のカバーが開位置にある態様を示す斜視図である。
図3は、図1に示す端子台の要部分解斜視図である。
図4は、図1に示す端子台の上面図である。
図5は、図1に示す端子台の後面図である。
図6は、図2に示す端子台の後面図である。
図7は、図3に示すカバーの側面図である。
図8は、図1の態様における図5のA-A断面図である。
図9は、図2の態様における図5のA-A断面図である。
図10は、他のカバーが開位置にある態様における図5のA-A断面図である。
図11は、他のカバーが開位置にある態様における図5のA-A断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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