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公開番号
2025084474
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198403
出願日
2023-11-22
発明の名称
掛け金
出願人
タキゲン製造株式会社
代理人
フェリシテ弁理士法人
主分類
E05B
13/00 20060101AFI20250527BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】ハスプなどの掛け金において、各掛け金パーツ間等で金属粉の発生を防止する。
【解決手段】掛け金Hは、一対の掛け金パーツP1、P2の一方がステンレススチールを含む金属材により形成されるとともに、全体を樹脂コーティングされ、他方は合成樹脂材により形成され、支軸Sは金属材により形成されるとともに、全体を樹脂コーティングされ、又は全体を合成樹脂材により形成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
一端に湾曲形状のフックを有し、他端にプレート形状で複数のロック孔を有するロックプレートを有する一対の掛け金パーツを、中間を支軸を介して連結されてなり、前記各ロックプレートを相互の前記各ロック孔を連通可能に対向させて重合することにより、前記各フックが略円形に重合されて前記各フックの先端間を閉じる閉状態と、反対に、前記各ロックプレートを相互に離間方向に回動することにより、前記各フックが相互に離間して前記各フックの先端間を開く開状態とを取り、前記閉状態で前記各ロックプレート間の一部又は全部の前記ロック孔間に南京錠を係合させて前記閉状態をロックする形式の掛け金であって、
前記一対の掛け金パーツの一方はステンレススチールを含む金属材により形成されるとともに、全体を樹脂コーティングされ、他方は合成樹脂材により形成され、
前記支軸は金属材により形成されるとともに、全体を樹脂コーティングされ、又は全体を合成樹脂材により形成される、
ことを特徴とする掛け金。
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【請求項2】
一端に湾曲形状のフックを有し、他端にプレート形状で複数のロック孔を有するロックプレートを有する一対の掛け金パーツを、中間を支軸を介して連結されてなり、前記各ロックプレートを相互の前記各ロック孔を連通可能に対向させて重合することにより、前記各フックが略円形に重合されて前記各フックの先端間を閉じる閉状態と、反対に、前記各ロックプレートを相互に離間方向に回動することにより、前記各フックが相互に離間して前記各フックの先端間を開く開状態とを取り、前記閉状態で前記各ロックプレート間の一部又は全部の前記ロック孔間に南京錠を係合させて前記閉状態をロックする形式の掛け金であって、
前記一対の掛け金パーツはそれぞれ、ステンレススチールを含む金属材により形成されるとともに、全体が樹脂コーティングされ、
前記支軸は金属材により形成されるとともに、全体を樹脂コーティングされ、又は全体を合成樹脂材により形成される、
ことを特徴とする掛け金。
【請求項3】
一対の掛け金パーツの一方又は両方に、前記各掛け金パーツ間に少なくとも両者が接触不能にスペースを形成するスペーサが突設される請求項1又は2に記載の掛け金。
【請求項4】
一対の掛け金パーツの両方にスペーサが設けられ、前記各スペーサは各掛け金パーツの各フックの先端側又は基端側に前記各フックの閉状態で衝接可能に形成されてストッパーをなす請求項3に記載の掛け金。
【請求項5】
一対の掛け金パーツの両方又は一方は赤色系に着色される請求項1又は2に記載の掛け金。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種機械の押しボタンを安全上操作できないように施錠(ロックアウト)したり各種の扉や蓋を南京錠に代えて又は南京錠とともに施錠したりその他様々な用途に使用できる一般にハスプと称せられる掛け金に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、この種の掛け金は、特許文献1などに開示されているように、一端に湾曲形状のフックを有し、他端に平板形状で複数のロック孔を有するロックプレートを有するステンレススチールやアルミニウムなどの金属材からなる一対の掛け金パーツを、中間を支軸を介して連結されてなる。
かかる構成から、各ロックプレートを相互の各ロック孔を連通可能に対向させて重合することにより、各フックが略円形に重合されて各フックの先端間を閉じる閉状態と、反対に、各ロックプレートを相互に離間方向に回動することにより、各フックが相互に離間して各フックの先端間を開く開状態とを取る。
このようにして各種機械の押しボタンなど施錠箇所に掛け金の開状態の各フックを通して、各フックを閉じ、この閉状態から各ロックプレート間の一部又は全部のロック孔間に南京錠を係合させて施錠することにより、この閉状態をロックするようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-048529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種の掛け金は、各掛け金パーツが金属製であるため、その使用に当たり、一対の掛け金パーツを支軸を介して回動させると、各掛け金パーツ相互の対向面が摺接され、相互の対向面が削れて金属粉が発生することがある。
近時、例えば半導体や二次電池の製造工場などでは、生産設備の機器から発生する金属粉が問題視され、可動する部品が金属粉を発生させないように改善が進められている。そこで、この掛け金においても、その用途によって、その使用に当たり金属粉が発生しないようにすることが必要で、これに対応できることが求められている。
【0005】
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種の掛け金において、各掛け金パーツ間で金属粉の発生を防止すること、を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明(1)は、
一端に湾曲形状のフックを有し、他端にプレート形状で複数のロック孔を有するロックプレートを有する一対の掛け金パーツを、中間を支軸を介して連結されてなり、前記各ロックプレートを相互の前記各ロック孔を連通可能に対向させて重合することにより、前記各フックが略円形に重合されて前記各フックの先端間を閉じる閉状態と、反対に、前記各ロックプレートを相互に離間方向に回動することにより、前記各フックが相互に離間して前記各フックの先端間を開く開状態とを取り、前記閉状態で前記各ロックプレート間の一部又は全部の前記ロック孔間に南京錠を係合させて前記閉状態をロックする形式の掛け金であって、
前記一対の掛け金パーツの一方はステンレススチールを含む金属材により形成されるとともに、全体を樹脂コーティングされ、他方は合成樹脂材により形成され、
前記支軸は金属材により形成されるとともに、全体を樹脂コーティングされ、又は全体を合成樹脂材により形成される。
ことを要旨とする。
【0007】
また、上記目的を達成するために、本発明(2)は、
一端に湾曲形状のフックを有し、他端にプレート形状で複数のロック孔を有するロックプレートを有する一対の掛け金パーツを、中間を支軸を介して連結されてなり、前記各ロックプレートを相互の前記各ロック孔を連通可能に対向させて重合することにより、前記各フックが略円形に重合されて前記各フックの先端間を閉じる閉状態と、反対に、前記各ロックプレートを相互に離間方向に回動することにより、前記各フックが相互に離間して前記各フックの先端間を開く開状態とを取り、前記閉状態で前記各ロックプレート間の一部又は全部の前記ロック孔間に南京錠を係合させて前記閉状態をロックする形式の掛け金であって、
前記一対の掛け金パーツはそれぞれ、ステンレススチールを含む金属材により形成されるとともに、全体が樹脂コーティングされ、
前記支軸は金属材により形成されるとともに、全体を樹脂コーティングされ、又は全体を合成樹脂材により形成される、
ことを要旨とする。
【0008】
これらの掛け金はまた、次のような構成を備えることが好ましい。
(1)一対の掛け金パーツの一方又は両方に、前記各掛け金パーツ間に少なくとも両者が接触不能にスペースを形成するスペーサが突設される。
この場合、一対の掛け金パーツの両方にスペーサが設けられ、前記各スペーサは各掛け金パーツの各フックの先端側又は基端側に前記各フックの閉状態で衝接可能に形成されてストッパーをなす。
(2)一対の掛け金パーツの両方又は一方は赤色系に着色される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の掛け金によれば、上記の構成により、各掛け金パーツ間で金属粉の発生を防止することができる、という本発明独自の顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施の形態による掛け金の全体構成を示す図((a)は正面図(b)は側面図(c)は側面断面図((a)のA―A線断面図))
同掛け金の構成を示す図((a)は一対のフックの閉状態の斜視図(b)は一対のフックの開状態を示す斜視図)
同掛け金の使用例を示し、特に、同掛け金を使用する押しボタンの構成、及び同掛け金の押しボタンにおける使用方法の概略を示す図(斜視図)
同掛け金の使用例を示し、同掛け金を押しボタンに掛け、施錠する手順を示す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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