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公開番号
2025080570
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193813
出願日
2023-11-14
発明の名称
ドアハンドル装置
出願人
株式会社ユーシン
代理人
個人
,
個人
主分類
E05B
85/16 20140101AFI20250519BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】通常時に非常操作位置までの意図しないハンドル操作を抑制しつつ、非常時にドアを開放するときの操作性を向上できるドアハンドル装置を提供する。
【解決手段】ドアハンドル装置20は、操作前の初期位置から通常操作位置を経て非常操作位置に回動可能なハンドル30と、ドアラッチ装置10を電動で開作動させる信号を出力する検出部35と、ハンドル30の操作によりドアラッチ装置10を手動で開作動させる伝達機構40と、ハンドル30の回動を規制した規制位置と規制を解除した規制解除位置に移動可能な規制機構60とを備える。作動部材44は、規制部材63を規制解除位置に保持する保持部44dを有する。通常操作位置を越える初期位置に向けたハンドル30の回動による作動部材44の移動によって、保持部44dによる規制部材63の保持が解除され、規制部材63が規制位置に復帰する。
【選択図】図18
特許請求の範囲
【請求項1】
ドアに固定されるベースと、
前記ベースに軸支されており、操作前の初期位置から通常操作位置を経て、前記ドアを開放するための非常操作位置までの回動と、前記非常操作位置から前記通常操作位置を経て前記初期位置までの回動とが可能なハンドルと、
前記初期位置から前記通常操作位置への前記ハンドルの操作の検出により、車体に対して前記ドアを閉じた状態に保持するドアラッチ装置を電動で開作動させる信号を出力する検出部と、
前記ハンドルの回動に連動して移動可能な作動部材を有し、前記非常操作位置への前記ハンドルの回動による前記作動部材の移動によって、前記ドアラッチ装置を手動で開作動させる伝達機構と、
操作受部を有し、前記作動部材の当接によって前記ハンドルの前記通常操作位置から前記非常操作位置への回動を規制する規制位置から、前記作動部材を介した前記ハンドルの回動規制を解除した規制解除位置に、前記操作受部が操作を受けることによって移動可能な規制部材と
を備え、
前記作動部材は、前記規制部材が前記規制解除位置に位置し、前記通常操作位置から前記非常操作位置に向けた前記ハンドルの回動によって前記作動部材が移動したとき、前記規制部材を前記規制解除位置に保持する保持部を有し、
前記通常操作位置を越える前記初期位置に向けた前記ハンドルの回動による前記作動部材の移動によって、前記保持部による前記規制部材の保持が解除され、前記規制部材が前記規制位置に復帰する、ドアハンドル装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記作動部材は、
前記規制位置の前記規制部材に対向し、前記ハンドルが前記初期位置から前記通常操作位置に回動したときに前記規制部材に当接する当接面と、
前記規制解除位置の前記規制部材に沿って延びる保持面と
を含み、前記保持部を構成する突出部を有する、請求項1に記載のドアハンドル装置。
【請求項3】
前記規制部材は、
前記ドアの厚み方向に交差するように前記ベースに沿って延びる第1回転軸まわりに回動可能な基部と、
前記基部から前記厚み方向及び前記第1回転軸に対して交差する方向の一方側へ突出した前記操作受部と、
前記規制位置に位置するときに前記作動部材の前記当接面に向かうように、前記基部から前記厚み方向及び前記第1回転軸に対して交差する方向の他方側へ突出し、前記初期位置から前記通常操作位置への前記ハンドルの回動によって移動する前記当接面に当接する当接部と
を有する、請求項2に記載のドアハンドル装置。
【請求項4】
前記作動部材の前記突出部は、前記保持面に対して前記当接面とは反対側に傾斜面を介して連なり、前記規制解除位置から前記規制位置に向けた前記規制部材の移動を許容する差異面を含み、
前記ハンドルを前記非常操作位置から前記通常操作位置を経て前記初期位置に回動させるときの前記作動部材の移動により、前記傾斜面によって前記規制部材を前記規制位置の方から前記規制解除位置を経て前記規制位置に移動させる、請求項2又は3に記載のドアハンドル装置。
【請求項5】
前記規制部材を前記規制解除位置から前記規制位置に向けて付勢する付勢部材を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載のドアハンドル装置。
【請求項6】
前記第1回転軸は、前記ハンドルの第2回転軸に沿って延びている、請求項3に記載のドアハンドル装置。
【請求項7】
前記厚み方向及び前記第1回転軸に対して交差する方向に延びる第3回転軸まわりに回動可能で、前記規制部材の前記操作受部を操作するプッシュボタンを備える、請求項6に記載のドアハンドル装置。
【請求項8】
前記伝達機構は、前記ハンドルと前記作動部材の間に、前記ハンドルの回動に連動して移動し、前記作動部材への当接によって前記作動部材を移動させる中間部材を有し、
前記中間部材を介して前記ハンドルを前記初期位置から前記通常操作位置に回動させるアクチュエータを設け、
前記検出部を、前記ドアと対向するように前記ハンドルに配置している、請求項1から3のいずれか1項に記載のドアハンドル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアハンドル装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
車両のドアには、車体に配置されたストライカを保持したラッチ状態から、ストライカを解放可能なアンラッチ状態に切換可能なラッチ機構を備えるドアラッチ装置が配置されている。このドアラッチ装置は、同じドアに取り付けられたドアハンドル装置によって操作される。
【0003】
特許文献1に開示されたドアハンドル装置は、ハンドルが開操作されたことを示す信号を出力するスイッチと、ハンドルの操作力をドアラッチ装置に伝達するための伝達機構とを備える。通常時、ハンドルを通常操作位置まで操作することにより、スイッチがオン状態になって信号を出力し、この信号を受信したドアラッチ装置が、アクチュエータによってラッチ機構をラッチ状態からアンラッチ状態に電動で切り換える。一方で、アクチュエータが作動不可能な非常時には、通常操作位置を越えて非常操作位置までハンドルを操作し、この操作力が伝達機構を介してドアラッチ装置に伝達されて、ラッチ機構がラッチ状態からアンラッチ状態に手動で切り換えられる。
【0004】
この種のドアハンドル装置では、通常時に意図せずにハンドルが非常操作位置まで操作されると、ドアラッチ装置のラッチ機構が、アクチュエータによる電動と伝達機構による手動の両方によって作動されるため、作動不良が生じ得る。そこで、特許文献1のドアハンドル装置では、通常操作位置から非常操作位置へのハンドル操作を規制するトリガーボタンが設けられている。つまり、トリガーボタンを操作しなければ、ハンドルを非常操作位置まで操作できないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-94436号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のドアハンドル装置では、非常操作位置まで操作したハンドルを初期位置に戻すとき、トリガーボタンを再操作するか操作し続ける必要がある。つまり、一方の手でハンドルを操作し、他方の手で間欠的又は連続的にトリガーボタンを操作する必要があるため、特許文献1のドアハンドル装置には、非常時にドアを開放するときの操作性について改善の余地がある。
【0007】
本発明は、通常時に非常操作位置までの意図しないハンドル操作を抑制しつつ、非常時にドアを開放するときの操作性を向上できるドアハンドル装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ドアに固定されるベースと、前記ベースに軸支されており、操作前の初期位置から通常操作位置を経て、前記ドアを開放するための非常操作位置までの回動と、前記非常操作位置から前記通常操作位置を経て前記初期位置までの回動とが可能なハンドルと、前記初期位置から前記通常操作位置への前記ハンドルの操作の検出により、車体に対して前記ドアを閉じた状態に保持するドアラッチ装置を電動で開作動させる信号を出力する検出部と、前記ハンドルの回動に連動して移動可能な作動部材を有し、前記非常操作位置への前記ハンドルの回動による前記作動部材の移動によって、前記ドアラッチ装置を手動で開作動させる伝達機構と、操作受部を有し、前記作動部材の当接によって前記ハンドルの前記通常操作位置から前記非常操作位置への回動を規制する規制位置から、前記作動部材を介した前記ハンドルの回動規制を解除した規制解除位置に、前記操作受部が操作を受けることによって移動可能な規制部材とを備え、前記作動部材は、前記規制部材が前記規制解除位置に位置し、前記通常操作位置から前記非常操作位置に向けた前記ハンドルの回動によって前記作動部材が移動したとき、前記規制部材を前記規制解除位置に保持する保持部を有し、前記通常操作位置を越える前記初期位置に向けた前記ハンドルの回動による前記作動部材の移動によって、前記保持部による前記規制部材の保持が解除され、前記規制部材が前記規制位置に復帰する、ドアハンドル装置を提供する。
【0009】
作動部材の当接によってハンドルの通常操作位置から非常操作位置への回動を規制する規制位置から、作動部材を介したハンドルの移動規制を解除した規制解除位置に移動可能な規制部材を備える。これにより、規制部材の操作受部がユーザによる操作を受けなければ、非常操作位置までハンドルを操作できないため、通常時、ドアラッチ装置のアクチュエータと伝達機構の両方によってラッチ機構が作動されるという不都合を抑制できる。
【0010】
作動部材は、規制部材が規制解除位置に移動し、通常操作位置から非常操作位置に向けたハンドルの回動によって移動したとき、規制部材を規制解除位置に保持する保持部を有する。これにより、ハンドルが通常操作位置と非常操作位置の間に位置している状態では、作動部材を介してハンドルの回動が規制部材によって規制されることはない。一方で、通常操作位置を越える初期位置に向けたハンドルの回動による作動部材の移動によって、保持部による規制部材の保持は解除され、規制部材が規制位置に復帰する。つまり、非常操作位置に回動させたハンドルを初期位置に戻すときには、規制部材によって作動部材が再び規制されることはないため、操作受部を介して規制部材を操作する必要はない。よって、ドアラッチ装置を電動で作動不可能な非常時に、ドアハンドル装置の操作によってドアを手動で開放するときの操作性を向上できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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