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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025085264
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199018
出願日
2023-11-24
発明の名称
二次電池用活物質、二次電池用電極、二次電池及び飛行体
出願人
ソフトバンク株式会社
,
国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
H01M
4/60 20060101AFI20250529BHJP(基本的電気素子)
要約
【解決手段】二次電池の活物質として用いられる二次電池用活物質であって、活物質は、複数個のフェナジン構造が結合したオリゴマーを含む一般式(1)、一般式(2)、一般式(3)及び一般式(4)で表される少なくともいずれかの化合物又はその塩を含む二次電池用活物質を提供する。正極活物質を含む正極活物質層と、負極活物質を含む負極活物質層と、電解質と、を有し、正極活物質又は負極活物質は、上記の二次電池用活物質を含む、二次電池を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
二次電池の活物質として用いられる二次電池用活物質であって、
前記活物質は、下記の一般式(1)、一般式(2)、一般式(3)及び一般式(4)で表される少なくともいずれかの化合物又はその塩を含む、
二次電池用活物質。
[一般式(1)]
JPEG
2025085264000039.jpg
43
94
一般式(1)において、末端部のR
11
、末端部のR
12
、R
13
及びR
14
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
11
~R
14
が互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、
実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、
a1は、2から10の整数であり、b1及びc1は、それぞれ独立して、1から3の整数であり、
b1及びc1が2又は3の場合、2又は3のR
13
及びR
14
はそれぞれ互いに同一又は異なり、R
13
及びR
14
のうちの少なくとも4つは、酸素原子、又は、-OMで表される基であり、
[一般式(2)]
JPEG
2025085264000040.jpg
43
97
一般式(2)において、末端部のR
21
、末端部のR
22
、R
23
及びR
24
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
21
~R
24
が互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、
Lは、直接結合又は芳香族基、二重結合若しくは三重結合を含む二価のリンカーであり、
実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、
a2は、2から10の整数であり、b2及びc2は、それぞれ独立して、1から3の整数であり、
b2及びc2が2又は3の場合、2又は3のR
23
及びR
24
はそれぞれ互いに同一又は異なり、R
23
及びR
24
のうちの少なくとも4つは、酸素原子、又は、-OMで表される基であり、
[一般式(3)]
JPEG
2025085264000041.jpg
42
162
一般式(3)において、末端部のR
31
、末端部のR
32
、R
33
~R
36
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
31
~R
36
が互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、
Lは、直接結合又は芳香族基、二重結合若しくは三重結合を含む二価のリンカーであり、
実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、
a3は1から5の整数であり、b31、b32、c31及びc32は、それぞれ独立して、1から3の整数であり、b31、b32、c31及びc32が2又は3の場合、2又は3のR
33
、R
34
、R
35
及びR
36
はそれぞれ互いに同一又は異なり、R
続きを表示(約 3,000 文字)
【請求項2】
前記化合物は、下記の一般式(5)から一般式(7)で表される化合物である、
請求項1に記載の二次電池用活物質。
[一般式(5)]
JPEG
2025085264000043.jpg
44
96
一般式(5)において、末端部のR
101
、末端部のR
102
、R
103
~R
108
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
101
~R
108が
互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、
実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、
R
103
~R
108
のうちの少なくとも4つは、酸素原子、又は、-OMで表される基であり、
a1は2から10の整数であり、
[一般式(6)]
JPEG
2025085264000044.jpg
42
93
一般式(6)において、末端部のR
201
、末端部のR
202
、R
203
~R
208
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
201
~R
208
が互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、
Lは、直接結合又は芳香族基、二重結合若しくは三重結合を含む二価のリンカーであり、
実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、
R
203
~R
208
のうちの少なくとも4つは、酸素原子、又は、-OMで表される基であり、
a2は2から10の整数であり、
[一般式(7)]
JPEG
2025085264000045.jpg
49
155
一般式(7)において、末端部のR
301
、末端部のR
302
、R
303
~R
314
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
301
~R
314
が互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、
Lは、直接結合又は芳香族基、二重結合若しくは三重結合を含む二価のリンカーであり、
実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、
R
303
~R
308
のうちの少なくとも4つ及びR
309
~R
314
のうちの少なくとも4つは、酸素原子、又は、-OMで表される基であり、
a3は1から5の整数であり、
[一般式8]
JPEG
2025085264000046.jpg
47
105
一般式(8)において、末端部のR
401
、R
403
【請求項3】
前記化合物は、下記の一般式(9)で表される化合物である、
請求項1に記載の二次電池用活物質。
[一般式(9)]
JPEG
2025085264000047.jpg
32
165
一般式(9)において、末端部のR
501
、末端部のR
502
、R
503
~R
508
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
501
~R
508
が互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、
実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、
a51及びa53は、それぞれ独立して1から5の整数であり、b51、b52、b53、c51、c52及びc53は、それぞれ独立して1から3の整数であり、
b51、b53、c51及びc53が2又は3の場合、2又は3のR
503
、R
504
、R
507
及びR
508
はそれぞれ互いに同一又は異なり、R
503
及びR
504
のうちの少なくとも4つ及びR
507
及びR
508
のうちの少なくとも4つは、酸素原子、又は、-OMで表される基であり、
n及びmは、それぞれ1から3の整数であり、
nとb52の和、及び、mとc52の和は、それぞれ4以下である。
【請求項4】
前記化合物は、対称性を有する、
請求項1に記載の二次電池用活物質。
【請求項5】
前記Lは、直接結合又はアリーレン基、複素環基、アルケニレン基若しくはアルキニレン基を含む有機基である、
請求項1に記載の二次電池用活物質。
【請求項6】
前記化合物は、
JPEG
2025085264000048.jpg
56
90
JPEG
2025085264000049.jpg
65
135
JPEG
2025085264000050.jpg
80
147
JPEG
2025085264000051.jpg
63
112
JPEG
2025085264000052.jpg
106
103
の少なくともいずれかであるか、又は、その完全還元体若しくは部分還元体である、
請求項1に記載の二次電池用活物質。
【請求項7】
Mは、H、Li、Na、K、Mg又はCaである、
請求項1に記載の二次電池用活物質。
【請求項8】
請求項1に記載の二次電池用活物質を含む、
二次電池用電極。
【請求項9】
正極活物質を含む正極活物質層と、
負極活物質を含む負極活物質層と、
電解質と、
を有し、
前記正極活物質又は前記負極活物質は、請求項1に記載の二次電池用活物質を含む、
二次電池。
【請求項10】
前記正極活物質は、請求項1に記載の二次電池用活物質を含む、
請求項9に記載の二次電池。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池用活物質、二次電池用電極、二次電池及び飛行体に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、酸化還元活性を示す有機材料として、ナフタザリン骨格がジチイン環等の非共役系の環で縮合した化合物からなる非水二次電池用電極活物質が開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2018-085243号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、二次電池の活物質として用いられる二次電池用活物質を提供する。上記の活物質は、下記の一般式(1)、一般式(2)、一般式(3)及び一般式(4)で表される少なくともいずれかの化合物又はその塩を含む。
【0004】
[一般式(1)]
JPEG
2025085264000002.jpg
43
94
一般式(1)において、末端部のR
11
、末端部のR
12
、R
13
及びR
14
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
11
~R
14
が互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、a1は、2から10の整数であり、b1及びc1は、それぞれ独立して、1から3の整数であり、b1及びc1が2又は3の場合、2又は3のR
13
及びR
14
はそれぞれ互いに同一又は異なり、R
13
及びR
14
のうちの少なくとも4つは、酸素原子、又は、-OMで表される基である。
【0005】
[一般式(2)]
JPEG
2025085264000003.jpg
43
97
一般式(2)において、末端部のR
21
、末端部のR
22
、R
23
及びR
24
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
21
~R
24
が互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、Lは、直接結合又は芳香族基、二重結合若しくは三重結合を含む二価のリンカーであり、実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、a2は、2から10の整数であり、b2及びc2は、それぞれ独立して、1から3の整数であり、b2及びc2が2又は3の場合、2又は3のR
23
及びR
24
はそれぞれ互いに同一又は異なり、R
23
及びR
24
のうちの少なくとも4つは、酸素原子、又は、-OMで表される基である。
【0006】
[一般式(3)]
JPEG
2025085264000004.jpg
42
162
一般式(3)において、末端部のR
31
、末端部のR
32
、R
33
~R
36
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
31
~R
36
が互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、Lは、直接結合又は芳香族基、二重結合若しくは三重結合を含む二価のリンカーであり、実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、a3は1から5の整数であり、b31、b32、c31及びc32は、それぞれ独立して、1から3の整数であり、b31、b32、c31及びc32が2又は3の場合、2又は3のR
33
、R
34
、R
35
及びR
36
はそれぞれ互いに同一又は異なり、R
33
及びR
34
のうちの少なくとも4つ及びR
35
及びR
36
のうちの少なくとも4つは、酸素原子、又は、-OMで表される基である。
【0007】
[一般式(4)]
JPEG
2025085264000005.jpg
44
103
一般式(4)において、末端部のR
41
、R
43
及びR
44
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
41
、R
43
及びR
44
が互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、Lは、直接結合又は芳香族基、二重結合若しくは三重結合を含むk価のリンカーであり、実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、a4は1から5の整数であり、b4及びc4は、それぞれ独立して1から3の整数であり、b4及びc4が2又は3の場合、2又は3のR
43
及びR
44
はそれぞれ互いに同一又は異なり、R
43
及びR
44
のうちの少なくとも4つは、酸素原子、又は、-OMで表される基であり、kは2以上の整数である。
【0008】
上記の化合物は、下記の一般式(5)から一般式(7)で表される化合物であってよい。
【0009】
[一般式(5)]
JPEG
2025085264000006.jpg
44
96
一般式(5)において、末端部のR
101
、末端部のR
102
、R
103
~R
108
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
101
~R
108が
互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、R
103
~R
108
のうちの少なくとも4つは、酸素原子、又は、-OMで表される基であり、a1は2から10の整数である。
【0010】
[一般式(6)]
JPEG
2025085264000007.jpg
42
93
一般式(6)において、末端部のR
201
、末端部のR
202
、R
203
~R
208
は、それぞれ独立して、酸素原子、-OMで表される基、水素原子又は有機基を示し、Mは、水素原子、又は、1価若しくは2価の金属原子を示し、Mが2価の金属原子である場合、近接する2個のR
201
~R
208
が互いに連結して、-OMO-で表される環を形成し、Lは、直接結合又は芳香族基、二重結合若しくは三重結合を含む二価のリンカーであり、実線及び破線で示される二重線は、単結合又は二重結合を示し、R
203
~R
208
のうちの少なくとも4つは、酸素原子、又は、-OMで表される基であり、a2は2から10の整数である。
(【0011】以降は省略されています)
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